「中小企業のまち大田区からはじまる ものづくり日本再興プロジェクト」を発刊

2022/11/15  株式会社 日立コンサルティング 

~デジタル化で中小製造業をつなぎ、イノベーションを創出~

 株式会社日立コンサルティング(代表取締役 取締役社長:八尋 俊英/以下、日立コンサルティング)は、「中小企業のまち大田区からはじまる ものづくり日本再興プロジェクト」を、株式会社ダイヤモンド社(以下、ダイヤモンド社)から2022年11月15日に発刊します。


 ビジネス環境が激しく変化する昨今、新しい製品をいかに生み出し、いかに迅速に市場へと送り出していくかが企業の差別化ポイントになっています。この実現に向けた有力なパートナーとして、中小製造業への期待が高まっていますが、多くの中小製造業が人手不足や生産体制の弱体化といった課題に直面しています。同様の課題を抱えていた東京都大田区の中小製造業に対し、日立コンサルティングは、デジタル化で仲間企業同士の協業体制を再構築すると同時に、イノベーションの原動力となるビジネスエコシステムを創出することで、世界に誇れる産業集積地となることをめざすプロジェクトを、立ち上げ当初から6年にわたって支援しました。

 具体的には、下請け型のものづくりから提案型のものづくりへの改革を主テーマに記載しています。この改革は「ものづくり改革」「デジタル化」「コンソーシアム構築」の3本柱の施策で推進しました。大田区で製造業を営む経営者と自治体である大田区との間に生じたさまざまな問題をどの様に解決してきたのか、地域を巻き込むイノベーションの現場でどのようなことが起きたのかを、事例を交えて紹介しています。日本経済を支える中小製造業の経営者、中小製造業を支援する自治体のみならず、地域におけるイノベーションの創出で、よりよい社会へと変革したいと考えている皆さまの参考となれば幸いです。

■書籍概要




書名:中小企業のまち大田区からはじまる ものづくり日本再興プロジェクト
著者:辻村 裕寛
発行日:2022年11月15日
価格:1,650円(税込)
発行元:ダイヤモンド社


■内容
第1章 主要産業の地盤沈下に悩む地方自治体~東京都大田区の場合
第2章 地域連携を活性化させる仕組みをつくれ!
第3章「ものづくり改革」「デジタル化」と「コンソーシアム」
第4章 世界で戦える企業体を目指して動き始めた大田区製造業
第5章 顕在化した問題点と解決までの苦闘
第6章 I―OTAで変わった大田区製造業の新しい地域連携のカタチ

■著者情報
辻村 裕寛
株式会社日立コンサルティング
社会イノベーションコンサルティング本部 ディレクター
経済産業大臣登録中小企業診断士/PMI 認定プロジェクトマネジメントプロフェッショナル。
2016年度の立ち上げから2021年度の終了まで、大田区プロジェクトのプロジェクトマネージャーとして参画。企画構想の立案、実行を、プロジェクトの責任者として推進。

■日立コンサルティングについて
 日立コンサルティングは、多種多様な領域のプレイヤーがつながり、それぞれの強みを持ち寄ることで生み出される「ビジネスエコシステム」の価値に早くから着目し、「ビジネスエコシステム」の創出の先導役を担うことをビジョンに掲げてまいりました。今回の大田区プロジェクトは、この「ビジネスエコシステム」を創出した代表例です。弊社代表 八尋からは、Hitachi Social Innovation Forum 2017 TOKYO でのビジネスセッション「『つながり』から生まれる価値とビジネス革新 ~ バリューチェーンからエコシステムへ ~」にて本プロジェクトに言及しておりましたが、その集大成として1冊の書籍にまとめ、ビジネスエコシステム創出について皆さまに紹介させていただく運びとなりました。
 今後も、社会インフラの実績とITによる総合力を備える日立グループのコンサルティングファームとして、領域を越えた協創による「ビジネスエコシステム」の創出を通して、持続可能な社会の実現に向けた課題解決およびSDGsの達成に貢献してまいります。

■関連リンク
産業集積地における中小製造業のデジタル化を用いたイノベーションへの取り組み紹介コラム(日立コンサルティング)
https://www.hitachiconsulting.co.jp/column/industrial_digitalization/index.html

他の画像

関連業界