AI・ソフト・ハードを融合させたクロスソリューションを提供するロビットとツムラが資本業務提携

2023/02/20  株式会社 ロビット 

ツムラへの生薬AI自動選別機の導入拡大、漢方バリューチェーンの効率化・省人化を実現し生産性の向上へ

株式会社ロビット(代表取締役:新井雅海、所在地:東京都板橋区、以下ロビット)は、株式会社ツムラ(代表取締役社長CEO:加藤照和、所在地:東京都港区、 以下ツムラ)と資本業務提携に関する契約を締結し、同社より資金調達を行ったことをお知らせいたします。






■ 資本業務提携の背景と目的
ロビットはAI・ソフトウェア・ハードウェアを融合したクロスソリューションの開発・提供を行い、様々な企業の製造現場における課題解決に取り組んでいます。

ツムラは、第 1 期中期経営計画(2022 年度-2024 年度)「“Cho-WA”(調和)のとれた未来実現への基盤構築」を策定し、将来に向けた成長投資として生薬選別・製造工程におけるAI・ロボット活用を推進し、自働化とDX化による生産性向上を目指しております。

ロビット・ツムラの両社では、2019年から様々な部門・テーマに対して開発プロジェクトを協働し、各プロジェクトで成果を出し着実に進展して参りました。

ロビットの持つAI・ソフトウェア・ハードウェアのクロスソリューション開発力を最大限投入し、生薬AI自動選別機の導入拡大に加えて、漢方バリューチェーンの様々な業務工程の自働化を推進することを目的に、このたび資本業務提携に関する契約を締結いたしました。

■ 資本業務提携の概要
<資本提携>
第三者割当増資により、499百万円を調達いたします。

<業務提携>
今回の資本業務提携により、以下の取り組みを行っていく予定です。

1.生薬AI自動選別機の導入および対象生薬数の拡大
ロビットは、2022年5月に食品等小型の検査対象の異物除去 ∕ 不良品選別に最適化した「TESRAY Gシリーズ」を発表し、従来の⾊彩選別装置が不得手とする形が歪むといった造形的な不良や⾊彩が検査対象と同等の石や土砂等の異物にも対応できるAI自動化ソリューションを提供し、人による目視検査からの高度化・自動化を進めて参りました。
ツムラは、工場の自働化を様々進める中でも、漢方薬の原料となる生薬の多様性があるため異物除去/不良品選別作業を目視で行っておりましたが、2019年からロビットと共同開発を行い、技術開発は完了し、2023年4月に生産ラインでの稼働を予定しています。
今回の業務提携において、本ソリューションの導入および対象生薬数の拡大を進めて参ります。

2.⾮破壊検査による生薬の成分解析AIおよび装置の開発
生薬を含む農作物の成分把握は外観からでは判らないため、農作物を粉砕の上、特殊な成分分析装置を用いて解析することが一般的です。この従来手法では解析に大きな手間と費用がかかる、サンプル調査しかできない等の課題が指摘されています。
ロビットはこれまで上記課題解決に向けて2020年からツムラと生薬を対象にした成分解析プロジェクトを複数実施し、AIとハードウェアの先端技術を活用するR&Dを進めております。
今回の業務提携において、この解析技術の適用範囲の拡大と、その技術を実装したAI自動選別ソリューションの開発を進めて参ります。

3.その他の業務連携
その他の分野においても、ロビットのAI・ソフトウェア・ハードウェアを融合したクロスソリューションによってツムラの業務高度化への貢献を進めて参ります。
 ・AIやロボティクスを活用した、ツムラ業務の省力化/自動化に関する新規プロジェクト探索
 ・AI/ロボティクス人材育成支援


・本件に関するお問い合わせ先 (株式会社ロビット 広報宛)
 (info@robit.co.jp)

<株式会社ツムラ 会社概要>
社名:株式会社ツムラ
所在地:東京都港区赤坂二丁目17番11号
代表取締役社長CEO:加藤 照和
事業内容:医薬品(漢方製剤、生薬製剤他)の製造販売
設立:1936年4月
URL:https://www.tsumura.co.jp/

<株式会社ロビット 会社概要>
社名:株式会社ロビット
所在地:東京都板橋区
代表取締役:新井雅海
事業内容:ロボット、精密機器、関連するハードウェア、部品およびソフトウェアの設計、製造、販売
設立:2014年6月
URL:https://robit.co.jp

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