「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (4月)」を発表

2024/05/10  株式会社 マイナビ 

4月末の内々定率は64.3%だが、内々定保持者の約半数は活動継続予定。大手企業の選考に参加する決め手は、半数以上が「福利厚生の手厚さ」

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、2025年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査(4月)」の結果を発表しました。


【TOPICS】
◆2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)。内々定保有者の約半数が就職活動を継続予定【図1、2】
◆未内々定者、内定保有・活動継続者ともに、就職活動は「6月末」まで継続予定【図3】
◆大手企業の選考に参加する決め手について、半数以上の学生が「福利厚生の手厚さ」【図4、5】


【調査概要】
◆2025年卒業予定の大学生・大学院生の内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)。内々定保有者の約半数が就職活動を継続予定
2025年卒業予定者の4月末時点での内々定率は64.3%(前年比12.3pt増)と前年を大きく上回って推移している。しかし、内々定保有者のうち活動を継続する※1割合は49.0%(前年比11.0pt減)となり、内々定保有者の約半数が就職活動を継続していることがわかった。【図1、2】
※1:「内々定先に不満なので続行する」「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」「その他」の合計

【図1】


【図2】



◆未内々定者、内定保有・活動継続者ともに、就職活動は「6月末」まで継続予定
今後の就職活動の終了タイミングは、「6月末」が最多の34.5%。また、未内々定者と内々定保有・活動継続者のそれぞれの結果を見ても、どちらも「6月末」が最多となった。前年の同時期と比較しても、活動終了時期については同様の傾向が見られるため※2、内々定の有無に関わらず、活動終了タイミングについては例年と大きな変化がないことがわかった。【図3】
※2:「マイナビ2024年卒大学生活動実態調査(4月)」
【図3】



◆大手企業の選考に参加する決め手について、半数以上の学生が「福利厚生の手厚さ」
大手企業の選考に参加した学生に決め手を聞いたところ「福利厚生が手厚い」が最多で51.5%だった。学生の求める福利厚生については「休暇制度」が最多の58.2%で、「諸手当」、「フレックスタイム制」が続いた。新卒で入社する企業で「定年まで働きたい」と考える学生は20.1%と一定数いる※3。長期的に勤務することを視野に入れ、働きやすい環境を求めていることがうかがえる。【図4、5】
※3:「2025年卒大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(11月)」
【図4】


【図5】




【調査担当者コメント】
4月末時点での内々定率は64.3%と、前年を大きく上回って推移しています。しかし、内々定保持者の約半数は活動を継続すると回答しており、引き続き多くの学生が就職活動を行っている様子がうかがえます。また、活動終了タイミングを聞いたところ、6月末が最多と例年の傾向と同様で、これからも就職活動は活発に行われることが予想されます。
学生が大手企業の選考に参加した決め手については、「福利厚生が手厚い」という理由が最多でした。求める福利厚生を具体的に聞いたところ「休暇制度」「諸手当」といった待遇面の回答が多い一方で、「スキルアップ支援」を求める学生も多くいました。そのため、学生は安心感という土台がある上で向上心を持って働ける環境を求めているのかもしれません。
キャリアリサーチラボ 研究員 中島 英里香


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【調査概要】「マイナビ 2025年卒 大学生活動実態調査 (4月)」
○調査期間/2024年4月25日(木)~4月30日(火) 
○調査方法/マイナビ2025の会員に対するWEBアンケート
○調査対象/2025年3月卒業見込みの全国の大学3年生、大学院1年生
○調査機関/自社調べ
○有効回答数/3,605名(文系男子652名 文系女子1,400名 理系男子789名 理系女子764名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
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