新製品情報
2023年6月23日
ハイパワーで多彩な出力調整機能付!
BS・CSチャンネルプロセサーを新発売!
マスプロ電工は、BS・CS帯域のレベル差をチャンネルごとに自動補正し、多彩な出力調整機能により、伝送システムに合わせた出力レベル調整が可能なBS・CSチャンネルプロセサーBCWCP2を、7月下旬より発売します。
本製品は、7月20日、21日に東京国際フォーラムで開催される「ケーブル技術ショー2023」で展示します。
HSマーク(ハイシールドマーク)とは、一般社団法人 電子情報技術産業協会で審査・登録され、衛星テレビジョン放送の中間周波数帯域において、一定以上の遮へい性能を有する機器に付与されるシンボルマークです。
製品名 |
型式 |
希望小売価格(税込) |
BS・CSチャンネルプロセサー |
BCWCP2 |
¥330,000 |
開発の背景と意図
新4K8K衛星放送に対応したBS・CSを伝送するテレビ受信システムにおいて、パラボラアンテナから出力される信号のチャンネル間のレベル差や、伝送路上で発生するチャンネル間のレベル差は、受信設備が大規模になるほど大きくなり、システム調整時の課題でした。従来は、ブースター(増幅器)の利得調整やチルト調整によりレベル調整を行なっていましたが、帯域内のチャンネル間レベル差の補正は十分に行えず、調整工数が増える要因になっていました。
そこでマスプロ電工は、BS・CS帯域内の信号のレベル差を自動補正し、増幅するBS・CSチャンネルプロセサーBCWCP2を開発しました。当社はBCWCP2を大規模集合住宅向け受信機器の必需品として訴求していきます。
製品特長
BS・CS帯域のチャンネル間レベル自動補正運用が可能
BS・CS帯域のチャンネル間のレベル差がある場合、自動的にレベル差の補正を行います。また、受信環境の変化によるレベル変動の自動調整も行えます。
高出力設計
出力レベル103dBμV(3224MHz)の高出力増幅回路を搭載していますから、既設のBS・CSブースターの置換も可能です。
豊富な出力レベル調整機能
利得調整、ATT(アッテネーター)以外に、フラット出力の逆チルトやチルト量の調整機能を搭載していますから、伝送システムに合わせた調整ができます。
ヘッド・ライン両用
入力切換によりFM、UHF(CATV)とBS・CSの入力を別入力(ヘッド用)と混合入力(ライン用)に切換えられますから、ヘッドまたはラインのどちらでも使用できます。別入力時はUHF給電(DC15V、最大0.1A)も可能です。
優れた耐電性能
JEC:±25kV(1.2/50μs)、IEC:±15kV(1.2/50μs)、±1.5kA(8/20μs) のサージ電圧・電流に耐える耐雷性能です。
(JEC:電気規格調査会規格、IEC:国際電気標準会規格)