澤田設計事務所と大広ベトナム、ベトナムでのエリアデータ活用による顧客理解の取り組みを推進

2024/05/21  株式会社 博報堂DYホールディングス 

株式会社 大広グループでデータマネジメントをコアに事業を行う株式会社 澤田設計事務所(代表取締役:澤田 善郎、以下澤田設計事務所)は、株式会社 大広(代表取締役社長:泉 恭雄、本社:東京都港区、以下「大広」)グループのベトナム拠点である大広ベトナム(本社:ホーチミン市、代表取締役:新村 雅人、以下大広ベトナム)と共同で、ベトナム初となる「エリアデータ」「ユーザの行動データ」を活用したエリアマーケティングをより使いやすく、効果的に行うための取り組みを開始しました。




<背景>
ベトナムにおいては、エリアを限定したプロモーションを実施する際にデータが取得できないオフライン環境でのリアルプロモーションを実施するケースが多く、また、来店や来場などのリアル行動データの取得およびデータ活用は難しい状況でした。
そんな中、日本においてエリアマーケティングに関する特許※1を取得する澤田設計事務所のデータマネージメント知見を活かし、ベトナムでリアル店舗を構える企業やリアルプロモーションを実施する事業者を中心に、「ユーザーのリアル行動による顧客理解」をテーマに澤田設計事務所と大広ベトナムが共同でエリアマーケティングに関する取り組みを行うこととなりました。

<取り組み概要>
エリア限定のプロモーションを実施する際に位置情報を活用したスマートフォンのリアルタイム配信アプローチを実施。また店舗などへの来店計測においては日本国内で特許技術をもちリテールメディアの支援を多く行うアドインテのソリューション「AIBeacon」を活用。店舗ごとの来店者数や滞在時間、リピート率などのデータを可視化し、今まで把握しきれなかったベトナムでのユーザーのリアル行動データの取得と見える化を行いました。
その上で、顧客理解を深めるため、来店者顧客の価値観を見える化。オンライン環境におけるWeb行動との結びつきやエリア属性に基づくプロモーションの分析を行って効果的なエリアマーケティングのサポートを行なっています。

<活用例>
イベント参加者を捉えたオフライン×オンラインアプローチへの活用
イベントの来場者を捕捉してデータ化し、イベント参加者の未顧客への継続的な顧客化アプローチを行う。また、行動データの把握により個人情報を取得することなく来場者の推定居住エリアを把握し、エリアプロモーション設計につなげる。
来店、イベント参加におけるPDCA
ブランド体験を伴うイベント参加者において、近隣のショップへの来店を伴ったか、イベントの来場者は新規顧客育成につながったか、既存顧客(リピート来店者含む)の活性化に繋がったか等、リアル行動におけるPDCAにつなげる。

<取り組みの展望 ~ブランド体験した見込み顧客に対する引き上げCRMの実現~>
CRM(Customer Relationship Management)の活動においては一般的に個人情報を含む既存顧客のデータを活用しますが、自社サイトに来訪してくれているユーザー等と同様に、イベント来場者や商品やサービスを体験するために店舗に訪れた来店者≒「見込み顧客」へCRMアプローチを行うことが可能になります。幅広い生活者の顧客化に向けて得意先の継続した事業活性化のためのサポートを行ってまいります。

<澤田設計事務所について>
社名/株式会社 澤田設計事務所
URL/https://www.sawada-sekkei.co.jp/
所在地/大阪府大阪市北区中之島2-2-7
設立/2018年
代表者/澤田 善郎
※1:特開2019-105884(P2019-105884A)

<大広について>
社名 / 株式会社 大広
URL / https://www.daiko.co.jp/
所在地 / 大阪市北区中之島2丁目2番7号
設立 / 1944年
代表者 / 代表取締役社長 泉 恭雄

<大広ベトナムについて>
社名 / 株式会社大広ベトナム
URL / https://daikovietnam.vn/
所在地 / Suit 504, 5th Fl., Gelex Tower, 52 Le Dai Hanh St.,Hai Ba Trung Dist, Hanoi City
設立 / 2006年
代表者 / 代表取締役 新村 雅人

<アドインテについて>
社名 / 株式会社アドインテ
URL / https://adinte.co.jp/
所在地 / 京都府京都市下京区新町通四条下る四条町347-1CUBE西烏丸7F
設立 / 2009年
代表者 / 代表取締役 十河 慎治

他の画像

関連業界