グラフィック社は、書籍『稲妻と雷の図鑑』を2022年3月に発売いたします。
積乱雲とともに起こる雷、稲妻（稲光）。本書は世界各地の写真家や研究者から「貴重な瞬間」をとらえた美しい写真を集め制作した初めての「雷」のビジュアル図鑑です。思わず目を見張る美しさの稲妻や落雷の写真を中心に、航空機のコックピットで写した落雷の瞬間など、貴重かつ希少な写真を多数掲載。雷の仕組みと発生しやすい気象環境についても、気象庁傘下の研究者である著者の言葉で詳しく解説しています。
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目次
・はじめに
・第１章 雷の基本と電荷
雷とは／世界の雷の分布／雷雲／電荷発生／雷雲内の電荷構造／プラズマ／雷の始まり
・第２章 雷の種類と諸過程
雷の諸過程／落雷／雷放電／上向き雷放電／ステップトリーダ／雷のリーダ進展は双方向／お迎えリーダ／リターンストローク
・第３章 雷図鑑（多様な雷）
晴天の霹靂／多地点落雷／連続して発生する雷／惑星の雷／樹木への落雷／ロケット誘雷／航空機への落雷／避雷針への落雷／火山雷／巨大な雷
・第４章 雷雲から宇宙への放電発光現象
高高度放電発光現象／スプライト／ブルージェット／巨大ジェット／エルブストその他のTLEs
・第５章 雷知識の＋α
冬季雷／スーパーセル／雷の地上観測手法／人工衛星による雷観測／雷雲電荷の地上への影響／閃電岩[電管石]／雷による損傷
・特集 雷から身を守るには／雷と日本人／芸術作品に落ちる雷たち
・コラム ステップとリーダはなぜジグザクか？／球雷／ビードライトニング
・参考文献
・おわりに
著者プロフィール
吉田 智（ヨシダ・サトル）
1977年、大阪府生まれ。気象庁気象研究所主任研究官。
大阪大学大学院工学研究科電気電子情報工学専攻修了、博士（工学）。フロリダ大学客員研究員、大阪大学助教等を経て、現職。専門は、大気科学における電磁波リモートセンシング。雷の電波観測装置の開発・観測や大気ライダーを用いた観測、気象予報への利活用に関する研究等を進めている。
書籍情報
書名：稲妻と雷の図鑑
著者：吉田 智
発売日：2022年3月
仕様：B5 並製 総184頁
定価：2,970円（10%税込）
ISBN：978-4-7661-3548-0
http://www.graphicsha.co.jp/detail.html?p=46908
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