アートの力で、多様な働き方や人生をナビゲートするプラットフォーム『マイナビアートスクエア』 7月27日グランドオープン

2023/06/29  株式会社 マイナビ 

アドバイザリーボードに伊藤 亜紗氏、ドミニク・チェン氏ら参加ー オープンを記念したキュレイトリアル・コレクティブ「HB.」による第1回展覧会も開催決定 ー

株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:土屋芳明)は、人々の多様な働き方や、自分らしい生き方のナビゲートを目的とし、アートやアート思考に根ざしたプログラムを開催するプラットフォーム『MYNAVI ART SQUARE(マイナビアートスクエア/略称:MASQ)』を、2023年7月27日(木)に歌舞伎座タワー22F(東京都・東銀座)にグランドオープンします。


~学生や社会人・企業・表現者らが集い、繋がる。未知なる可能性をアートから発見する、多様なプログラム・展覧会~
この度、本施設で実施する企画展示や、キャリア形成に役立つ多様なプログラムを学際的な知見でサポートいただくアドバイザリーボードとして、美学者で東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長・リベラルアーツ研究教育院教授の伊藤亜紗氏、編集者・キュレーターで一般社団法人Whole Universe代表理事の塚田有那氏、早稲田大学文学学術院教授のドミニク・チェン氏、キュレーターで株式会社NYAW代表取締役の山峰潤也氏が参加します。
さらにオープンを記念して、キュレイトリアル・コレクティブの「HB.」が参加し、アートスペースや、作品と展示方法の関係の再考をテーマに、第1回目の展覧会「Happy Birthday」展の開催が決定しました。
KV
最新事情や今後の企画内容や施設に関する情報は下記オフィシャルサイトで順次公開予定
https://artsquare.mynavi.jp/

MASQはアドバイザリーボードらとともに、今後より多くの方々が芸術・アートの力に触れ、仕事や人生を広げていくきっかけとなる様々なコンテンツを提供すると共に、近年成長する国内アート市場の更なる発展を後押ししてまいります。

アドバイザリーボードの就任について


MASQでは、複雑化した社会で、主体的に考え柔軟に判断していく力を養うきっかけとなる「リベラルアーツ」を起点としたプログラムを開催していきます。今回アドバイザーとして参加する4名には、美術・教育・福祉・テクノロジーなど様々な分野を横断し、また学生や企業とのコミュニケーションや議論を活発に実践している方々をお迎えしました。

<アドバイザリーボードプロフィール>
伊藤 亜紗
伊藤亜紗
美学者、東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、リベラルアーツ研究教育院教授
<プロフィール>
博士(文学)。主な著作に『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社)、『どもる体』(医学書院)、『記憶する体』(春秋社)、『手の倫理』(講談社)。第13回わたくし、つまりNobody賞、第42回サントリー学芸賞、第19回日本学術振興会賞、日本学士院学術奨励賞受賞。


塚田 有那
塚田有那 
編集者・キュレーター、一般社団法人Whole Universe代表理事
<プロフィール>
一般社団法人Whole Universe代表理事。編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。2021年、展覧会「END展 死×テクノロジー×未来=?」(ANB Tokyo)、2021年より、岩手県遠野市の民俗文化をめぐるカルチャーイベント「遠野巡灯籠木(トオノメグリトロゲ)」を主催。近著に『RE-END 死から問うテクノロジーと社会』(高橋ミレイと共同編著)、『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(共にビー・エヌ・エヌ)、共著に『情報環世界 - 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)、編集書籍に長谷川愛『20XX年の革命家になるには-スペキュラティヴ・デザインの授業』(ビー・エヌ・エヌ)がある。

ドミニク・チェン
ドミニク・チェン 
情報学研究者、早稲田大学文学学術院教授
<プロフィール>
博士(学際情報学)、NTT InterCommunication Center[ICC]研究員、株式会社ディヴィデュアル共同創業者を経て、現在は早稲田大学文化構想学部で発酵メディア研究ゼミを主宰。テクノロジー、人間と人間以上の存在の関係性を研究している。専門は情報技術と生命システムの関係性、ウェルビーイングの研究。著書に『未来をつくる言葉―わかりあえなさをつなぐために』(新潮社)、『謎床―思考が発酵する編集術』(晶文社)など多数。監訳書に『ウェルビーイングの設計論―人がよりよく生きるための情報技術』、監修・編著に『わたしたちのウェルビーイングをつくりあうために―その思想、実践、技術』(BNN新社)など。

山峰 潤也 ※写真:松岡一哲
山峰潤也
キュレーター/プロデューサー、株式会社NYAW代表取締役
<プロフィール>
東京都写真美術館、金沢21世紀美術館、水戸芸術館現代美術センターにて、キュレーターとして勤務したのち、ANB Tokyoを設立・ディレクション。その後、文化/アート関連事業の企画やコンサルを行う株式会社NYAWを設立。展覧会「ハロー・ワールド ポスト・ヒューマン時代に向けて」、「霧の抵抗 中谷芙二子」(水戸芸術館)や「The world began without the human race and it will end without it.」(国立台湾美術館)、avex主催アートフェスティバル「Meet Your Art Festival “NEW SOIL”」、文化庁とサマーソニックの共同プロジェクト「Music Loves Art in Summer Sonic 2022」、森山未來と共同キュレーション「KOBE Re:Public Art Project」などのキュレーション・プロデュースのほか、雑誌やテレビなどのアート番組や特集を監修。
写真:松岡一哲

マイナビアートスクエアでの展覧会について


MASQの展覧会では、新たなアイディアやアプローチをもたらすアーティストやキュレーター、コレクティブ(共同体)など表現者らと共に、展示プログラムを作っていきます。
こけら落としの展覧会に「Happy Birthday」展を開催し、キュレーションは、国内ではこれまであまりモデルのなかった「キュレイトリアル・コレクティブ」として活動し、個人の各分野でも活躍している「HB.(エイチビー)」が担当します。
なお、時代を前に進める原動力を持つコレクティブを紹介する展覧会は、アートとの出会い、繋がりを後押しするMASQの象徴的なシリーズ企画として今後も定期的に開催していく予定です。

未来の展示空間の可能性を考察・提案する。第1回展覧会「Happy Birthday」展


今回の、キュレイトリアル・コレクティブ「HB.」による展覧会のテーマは、これからの展示空間の在り方と可能性を考察し、提案するものです。マイナビ発のコミュニティの誕生に共感し、「祝福するアプローチとして、アート施設としてどの様な『空間』が存在し得るか?」「空間や什器のデザインを再考することで新たなアートスペースや展示の地平を創り出せるか?」という問いをテーマに掲げました。

この問いを共に実験するコラボレーターとして、アート作品を美しく展示し展覧会の総合的なサポートを行う「展示プレパレーター(インストーラー)」の「TRNK(トランク)」が、「HB.」とタッグを組みます。TRNKはこれまで、数多くの展覧会で展示計画から設営・撤収、什器造作、施工におけるアイディアを提示してきた実績があります。

本展では、アート表現において常に媒介者の役割を果たすキュレーターやインストーラーというプレーヤーの職能にフォーカスし、拡張し続ける「アート的空間」を再考していきます。

人や企業を繋ぎ、多くの仲介の場を創出してきたマイナビだからこそ、このテーマに共感し開催に至りました。この機会に是非ご来場ください。
HB.
TRNK
<実施概要>
タイトル:「Happy Birthday」
会期:7月27日(木)~9月16日(土)
会場:マイナビアートスクエア(住所:〒104-0061 東京都中央区銀座四丁目12番15号歌舞伎座タワー22F)
開館時間:11:00~18:00
休館日:日曜日・月曜日・祝日
入場料:無料

<本展キュレーター「HB.」について>

HB. ロゴ
HB.
キュレイトリアル・コレクティブ
<プロフィール>
美術館キュレーターでありながらインデペンデント・キュレーターとしても活動する高木遊(金沢21世紀美術館 学芸員)、三宅敦大(滋賀県立美術館 学芸員)と、アーティストとして国内外で作品を発表する立石従寛(アーティスト)、近年アートライターとして活動する月嶋修平(ライター)からなるキュレイトリアル・コレクティブ。これまでにHB.Nezu(東京)、The 5th Floor(東京)、TOH(東京)といったオルタナティブスペースを立ち上げ、運営に携わるなど、場所や状況を起点に企画を構築し、特定の制度に囚われないキュレーションを実践。現在は、特定の場所を持たない共同体として、日本におけるキュレーターの認知の拡大と、活躍の機会の創出を目指し活動を続けている。

本展に寄せたコメント:
1929年にMoMAが完成して以降、美術館をはじめとし、ギャラリーもホワイト・キューブという白壁の空間として作られることが多くなりました。これは一つには、作品以外の情報を空間から廃して、作品それ自体をニュートラルに見せるためのシステムです。
ですが、今ではこうした目的はわすれられ「展示空間=白い壁のある空間」ということだけが一人歩きしているようにも思います。そうした反省もあってか、最近では単なるホワイト・キューブではなく、機能面から美術館建築を考えるような「プログラム建築」へと移行するような流れもあります。
本企画は、「これからの展示空間の在り方と可能性について」考察、提案をする展覧会です。
昨今様々なアートスペースが乱立している東京にあって、今求められている、これから求められていくのはどんなスペースなのか、そして様々な人々や企業のつながりの場を創出する「仲介者」でもあるマイナビが運営するアートスペースだからこそできることはなんなのかということを、キュレイトリアル・コレクティブHB.とインストーラーTRNKという「アートと観客の仲介者」のコラボレーションにて、空間や什器デザインという側面を中心に、展示、提案していきます。
この新しいスペースの誕生を皆さんと一緒に祝うことのできるような展覧会を目指します。

『マイナビアートスクエア』について


『マイナビアートスクエア』は、歌舞伎座タワー22Fから、人々の想像力を喚起し、共感や考察へと導くアートの力を通して、多くの方々の可能性と人生を広げていくことを目的に、アーティストはもちろん、学生やビジネスパーソン、企業、教育機関とアートとの出会い、繋がりを後押しする施設です。 本施設では、近年の大きな社会変化とそれに伴う価値観の急速な多様化を背景に、これまで以上に人的資本の向上が求められる中で、既成概念や固定観念にとらわれず、顕在化していない未来の課題を見つけるための思考法として注目の高まる「アート思考」を入り口に、若年層からビジネスパーソンまで参加でき、キャリア形成に役立つナレッジやスキルを習得できるプログラムを提供します。さらに現代アートを起点として多岐にわたる文化が内包されたテーマを持つ作品の展示なども行います。
マイナビアートスクエア_ロゴ
〒104-0061
東京都中央区銀座四丁目12番15号歌舞伎座タワー22F
開館時間:11:00~18:00
休館日:日曜日・月曜日・祝日
入場料:無料
オフィシャルサイト:https://artsquare.mynavi.jp/

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