株式会社ミカサはグリーンアウォード財団のプログラムにインセンティブプロバイダーとして参加します

2022/02/24  株式会社 ミカサ 

創業100年を超える株式会社ミカサ(本社:広島市、代表取締役社長:佐伯 祐二、以下 ミカサ)は、海洋環境保護・船舶の安全運航を目的として設立された非営利活動法人グリーンアウォード財団(本部:オランダ・ロッテルダム、以下グリーンアウォード財団)の認定を取得し、今後インセンティブプロバイダーとしてグリーンアウォード・プログラムに参加します。


今回の参加を記念して、2月22日(火)にオンラインにてグリーンアウォード財団からミカサへの記念式を開催しました。
グリーンアウォード認定の記念式(中央が佐伯)
ミカサが製造販売するFFベアリングはゴム軸受をベースとし、摺動面に自己潤滑性を持つ四フッ化エチレン樹脂(PTFE)を配することで、超低摩耗かつ高耐久性を実現しました。
海水をそのまま潤滑剤とする水潤滑軸受であるため船尾管からのオイル流出の懸念は皆無な上、ゴム軸受と比べて摩擦抵抗が約8分の1なので船舶航行の燃費改善効果が高く、温室効果ガス(GHG)の削減に寄与するSDGs貢献軸受です。


MIKASA FFベアリング
一般的に「水潤滑システムは大型船には不向きである」とされてきましたが、ミカサのFFベアリングは高荷重への耐久性を有すため、業界の通説を覆し水潤滑システムでありながら大型船に対応可能です。
油潤滑システムから水潤滑システムへシフトし海洋環境の保護へ取り組もうとするお客さまを支援します。

ミカサはグリーンアウォード財団の掲げる「余分に努力をしたものが報われるべきである」という理念に共感します。
そして、製品を通じて海運業界および豊かな海洋環境の保全により一層の貢献を果たしていくために、グリーンアウォード財団の認証を取得した船主及び同船主と契約した造船所におけるグリーンアウォードの暫定認証を取得する新造船の建造プロジェクトに対して、FFベアリングの5%値引きによる販売をいたします。

ミカサはこれからも技術を通して環境保護に取り組んでいきます。


■グリーンアウォード・プログラム
海洋環境保護・船舶の安全運航に寄与する優良船舶をグリーンアウォード財団が認証しその趣旨に賛同する企業がインセンティブを与えることで、世界規模で船舶や船員の質を向上させ、海洋環境の保護を目指すことを目的としている制度。
インセンティブプロバイダーは世界中で160社以上を数え、ミカサは日本からは9番目の参加となる。

■グリーンアウォード財団
オランダ ロッテルダムに本部を置く非営利活動法人。(NPO)
1994年にオランダ運輸省とロッテルダム港湾局が設立したクオリティーシッピング推進のために設立され、外航船と内航船の両方が船舶認証の対象となっている。
公式ホームページ:http://www.greenaward.org
グリーンアウォード財団のロゴマーク


■株式会社ミカサ
1917年創業のゴム製造業。
MIKASAスポーツ用品として世界中で愛され、特にバレーボールは唯一の国際公認球である。
創業より培ったゴムの加工・製造技術を活かして開発した水潤滑軸受は工業用品として高く評価され、船舶用は官庁船はもとより一般商船までポンプ用は発電所や上下水道まで広くご用命頂いている。

■会社概要
商号 : 株式会社ミカサ
代表者 : 代表取締役社長 佐伯 祐二
所在地 : 〒731-3362 広島市安佐北区安佐町久地1番地
設立 : 1917年5月1日
事業内容: ゴム製造業(競技用ボール製造、工業用軸受製造)
URL : https://www.mikasasports.co.jp/
Twitter : https://twitter.com/mikasaindustry/

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