スーパーコンピュータ「富岳」の世界ランキング結果について

2024/05/14  富士通 株式会社 

国立研究開発法人理化学研究所(注1)(以下、理研)と当社が共同開発し、2020年4月に試行的利用を、また2021年3月に共用(本格稼働)を開始したスーパーコンピュータ「富岳」は、世界のスーパーコンピュータに関するランキングの「HPCG(High Performance Conjugate Gradient)」および「Graph500」において9期連続の世界第1位を獲得しました。また、「TOP500」は第4位、「HPL-MxP」は第4位でした。


これらのランキングは、現在ドイツ ハンブルクのコングレス・センター・ハンブルクおよびオンラインで開催中のHPC(ハイパフォーマンス・コンピューティング:高性能計算技術)に関する国際会議「ISC High Performance 2024」において、5月13日(日本時間5月13日)に発表されます。

「富岳」は、2020年4月の試行的利用を経て2021年3月に共用を開始して以来、ライフサイエンスや防災減災、エネルギー、ものづくり、基礎科学、社会経済などの幅広い分野において、社会実装レベルで様々な成果を創出し続けています。

当社は、「富岳」を実現した優れたテクノロジーをもとに、高性能、省電力に加え、信頼性と使いやすさを実現するArmアーキテクチャのCPU「FUJITSU-MONAKA」の開発を進めています。

また、当社も参画した共同研究において「富岳」で学習し公開した大規模言語モデル「Fugaku-LLM」は、日本語能力に優れ、独自のデータで学習した安全性・透明性を確保したモデルであり、次世代の革新的な研究およびビジネスでの利用が期待されています。当社は「Fugaku-LLM」を、当社の先端技術を無償で試せる「Fujitsu Research Portal」を通じて提供開始しています。

当社は今後も、「富岳」で培ってきた技術をさらに高度化するとともに、「富岳」の活用にも貢献していきます。

資料1
プレスリリース
件名:スーパーコンピュータ「富岳」HPCGのランキング結果について(https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/05/13-1.html

資料2
プレスリリース
件名:スーパーコンピュータ「富岳」を用いてGraph500の世界第1位を獲得(https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/05/13-2.html

【商標について】
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

【注釈】
注1
国立研究開発法人理化学研究所:
本部 埼玉県和光市、理事長 五神 真

【関連リンク】
・スーパーコンピュータ「富岳」完成、共用開始
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2021/03/9-1.html
・スーパーコンピュータ「富岳」(富士通公開ページ)
https://www.fujitsu.com/jp/about/businesspolicy/tech/fugaku/
・スーパーコンピュータ「富岳」で学習した大規模言語モデル「Fugaku-LLM」を公開
https://pr.fujitsu.com/jp/news/2024/05/10.html

【当社のSDGsへの貢献について】

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。


【本件に関するお問い合わせ】
富士通コンタクトライン(総合窓口)
0120-933-200(通話無料)
受付時間: 9時~12時および13時~17時30分(土曜日・日曜日・祝日・富士通指定の休業日を除く)
お問い合わせフォーム(https://contactline.jp.fujitsu.com/customform/csque04802/873532/

プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

他の画像

関連業界