子どもの言語コミュニケーション発達を基盤に作られた評価法「LCスケール」に関する連続講座を開催

2024/06/17  一般社団法人 ことばサポートネット 

一般社団法人ことばサポートネットは、7月28日(日)「LCスケール」に関連した連続講座を開催します。講師には東京学芸大学名誉教授大伴潔先生、進行・助言役には言語聴覚士の中川信子先生をお迎えいたします。

一般社団法人ことばサポートネットは、子どもの言語コミュニケーション発達を基盤に作成された検査法であるLCスケールLCSAについて、著者の大伴潔先生(東京学芸大学名誉教授)を講師に、言語聴覚士の中川信子先生を進行・助言役に招き、"検査の実施と支援・指導の実際"について学ぶオンライン講座を開催いたします。

LC-R
LCスケール0-6歳の乳幼児の言語コミュニケーション発達を基盤にして つくられた検査法で、語彙や文法、文のつながり、コミュニケーションなどの領域について、発達上の長所や課題を知り、支援プログラムの立案に 役立てることを目的として作成されました。LC-Rはその改訂版です。




LCSA 学齢版 増補版
LCSA LCスケールの学齢版で、語彙や文法、文のつながり、コミュニケーションなどの領域について、発達上の長所や課題を知り、支援プログラムの立案に役立てることを目的として作成されました。小学校で学ぶ児童に求められる、文や文章の聞き取り、丁寧表現の使用、発想の柔軟性、読みなどについても評価します。



どちらの検査も、言語聴覚士はもとより、園や学校、発達支援の場にかかわる方々が、子どものことばやコミュニケーションの育ちの様子を発達の側面からとらえ、その先の支援につなげるためのアセスメントツールとして有効です。
このオンライン講座では、言語聴覚士、保健師、心理職、園や学校の先生、療育関係者など、広く子どもに関わるお仕事に従事する方を対象としています。

当日のスケジュール
7月28日(日)
■10:00~12:00 LCSAの実施と指導・支援の実際


学齢期には、「先生の話を聞いて理解する」「語彙を学ぶ」「整った文を話す」「読む」などの、ことばにかかわるさまざまな側面の育ちが期待されます。
通常の学校で学ぶ児童を想定し、LCSAを使った児童一人ひとりの長所と課題のプロフィール化を解説し、支援方針の立て方や、ことばを育てるアプローチについても考えます。



■13:00~15:00 LCスケールの実施と指導・支援の実際


乳児期から幼児期にかけて、ことばは多面的に発達します。
LCスケールでは、「語彙」「語連鎖・統語」「談話」「コミュニケーション」など各領域について、生活年齢から見た遅れの有無や、遅れの程度・特徴について判断します。
子どもの長所や課題のとらえ方、評価のあり方、プロフィールに沿った支援のあり方について改訂版であるLC-Rを柱にして解説します。



■15:30~17:30 専門職向けLCスケ ール事例検討会 


実際にLCスケールをアセスメントに使っている方、これからアセスメントに使いたいと考えている方のための実践的な事例検討会です。目標の設定、計画の立案などを議論しながら学びます。
大伴先生と中川先生のご指導・ご助言の下、みんなで考える学びの時間です。



申し込み方法
講座のお申し込みはPeatix一般社団法人ことばサポートネットのイベントページから。
●LCSAの実施と指導・支援の実際のお申し込みページはこちら
●LCスケールの実施と指導・支援の実際のお申し込みページはこちら
※専門職向けLCスケール事例検討会は、満席のため受付を終了しています。


LCスケール・LCSAの詳しい説明や購入方法については、学苑社のホームページにてご確認ください。
学苑社
https://www.gakuensha.co.jp/search/g17517.html
【団体概要】


ことばサポートネットは、ことばや発音に悩む方々に、言語聴覚士がいつでも寄り添える体制づくりを進めています。
ことばの悩みや困りごとに対する個別相談・発音練習、子育て関連施設、教育機関、医療機関等での言語聴覚士による支援の提供、保護者や専門職を対象とした相談会や講座の開催を、主にオンラインで行っています。
詳細は、公式ウェブサイトをご覧ください。
一般社団法人ことばサポートネット
https://www.kotoba-support-net.org/




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