グローバルフェスタJAPAN2023開催報告

2023/10/04  外務省  

ODA(政府開発援助)

グローバルフェスタJAPAN2023開催報告

令和5年10月4日

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グローバルフェスタJAPAN2023

「みんなが参加する国際協力」をテーマに
会場での開催とオンライン視聴を両立

9月30日(土曜日)及び10月1日(日曜日)にグローバルフェスタJAPAN2023が東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催されました(外務省、国際協力機構(JICA)及び特定非営利活動法人国際協力NGOセンター(JANIC)共催)。昨年に引き続き、対面形式とオンライン形式を両立したハイブリッド形式で開催しました。

32回目となる今回のテーマは、“世界をつくる国際協力。仲間は多いほうがいい!”。国際協力に携わるNGO、国際機関、企業、大学や在京大使館など130団体余による展示や活動報告、物販を始め、多彩なゲストが登壇するステージプログラムや体験ワークショップ等が行われました。昨年を上回る盛況であり、2日間の合計でリアル(ロビーギャラリーを含む)・オンライン全体で推計約39,000人、うちリアルは約21,000人のご来場・視聴いただきました。

オープニングセレモニー

穂坂泰外務大臣政務官によるオープニングセレモニーでの挨拶

オープニングセレモニーの様子

イベントの冒頭のオープニングセレモニーでは、穂坂泰外務大臣政務官が共催者を代表し挨拶を行いました。穂坂政務官からは、直面する複合的危機の中、開発協力が果たす役割は一層重要になっていることから、本年6月開発協力大綱が8年ぶりに改訂された旨、本年はSDGsの中間年、来年は国際協力70周年という節目の年を迎える、日本が途上国を含む世界の課題解決に協力することは国際社会での日本の信頼を高め、協力し合う関係を築く上でも重要である旨、様々な主体がその強みを持ち寄り、解決策を共に創り出していくことが重要である旨述べました。(全文(PDF)

オープニングセレモニーでは、人気お笑い芸人の「おいでやすこが」によるSDGsに関連する漫才が披露されました。俳優で歌手のすみれ氏も参加し、おいでやすこがと一緒に国際協力に関するクイズセッションを盛り上げました。

オープニングを盛り上げるおいでやすこがとすみれ氏

オープニングを盛り上げるおいでやすこがとすみれ氏

官民連携、ユース世代に着目
外務省企画プログラム

町工場芸人モンスターエンジン西森が聞く
中小企業の海外展開とODA

登壇者集合写真

ステージの様子

中小企業の海外展開に向けたODAの活用をテーマに、企業関係者からJICA民間連携事業の事例を紹介しました。町工場芸人モンスターエンジンの西森洋一氏による企業関係者へのインタビューセッションを行い、ODA活用の理由、事業における困難や反響などこれまでの経験・知見を共有するとともに、各企業の強みを生かした海外展開とODAの活用などに関するやりとりを行いました。さらに、各企業の事業内容に関連したクイズセッション、質疑応答を行い、会場を盛り上げました。

パネルディスカッション
若者たちと語ろうODA!社会課題の解決に向けた若者の挑戦

森三中 村上氏の発言の様子

ステージの様子

社会起業家、スタートアップ関係者を招き、社会課題解決に向けた取組や若者が検討していく上で何が必要とされているのか、そしてこれからのODAをどのように変えていくべきなのか等、未来を見据えた各方面のプロフェッショナルがパネルディスカッションを行いました。議論では、こうした社会課題の解決に関心のある若者に向けて課題や提言を提示すべく、パネリストによるプレゼン、クロストークを行い、ゲストの森三中の村上知子氏も一般目線から議論に加わり、観客・視聴者の関心を集めました。

パネルディスカッション登壇者集合写真

外務省フォトコンテスト授賞式

最優秀賞「I Have a Dream」

外務省フォトコンテスト授賞式

「世界の仲間と未来をつくる」をテーマとした外務省フォトコンテストでは、昨年を上回る400点を超える応募作品の中から厳正な審査を経て最優秀賞1点、優秀賞1点、特別賞1点、入賞6点、いいね賞1点を決定しました。遠藤和也外務省国際協力局長が最優秀作品等を表彰するとともに、各受賞者から作品の背景や関連する活動について説明をいただきました。表彰にあたっては、審査員を務めた戦場フォトグラファーの青木弘氏とライカカメラジャパン株式会社の米山和久氏より貴重な講評をいただき、協賛各社よりそれぞれ賞品が贈られました。

<副賞>
最優秀作品:
ライカカメラジャパン株式会社よりコンパクトデジタルカメラ「ライカV-LUX5」
優秀作品賞:
富士フィルム株式会社よりインスタントカメラ「instax mini Evo」
特別賞:
富士フィルム株式会社よりインスタントカメラ「INSTAX Mini Link2」

会場では応募いただいた写真展も行っており、応募作品が展示されました。

外務省フォトコンテスト展示ブース

タップダンスと歌を披露する、川平氏とHideboH氏

会場を盛り上げるジュビリーダンスクルー

引き続き、児童夢基金の理事でもある青柳由美子氏のMCにより「写真と音楽で平和を願う。グローバルフェスタスペシャルステージ」を開催し、川平慈英氏、タップダンサーHideboH氏、ジュビリーダンスクルーが歌と踊りで会場を盛り上げました。

多彩なゲストによる発信
さまざまな国際協力をご紹介するプログラム

「紛争や混乱に揺れる国で活躍をする日本人女性」をテーマとした
外務省制作ドキュメンタリー動画の制作発表

ロシアによるウクライナ侵略をはじめ、国際秩序を揺るがす事態が世界で発生している中、“紛争やその後の混乱にある国で働く日本人女性”に焦点を当て、協力の意義、困難などを題材としたドキュメンタリー動画の制作発表を行いました。本動画のレポーターを務めるフリーアナウンサーの中野美奈子氏の司会進行による3人の女性開発従事者が登壇し、紛争予防や人道支援など、女性・平和・安全保障(WPS:Women, Peace and Security)に関する取組を含むそれぞれの現場での経験を紹介しました。

制作発表登壇者集合写真

この他のプログラムとして、池上彰氏と増田ユリヤ氏による「国際社会の中で見つけたODAを分かりやすく解説!」と題する特別授業を行ったほか、教育や世界とのつながり、食料問題、国際的な課題への学生の関わり方など幅広いテーマを取り上げました。
体験コーナーでは、本年が日本ASEAN友好協力50周年にあたることから日本アセアンセンターによるクイズやカルタ大会、協賛企業による国際協力の取組、民族衣装の体験撮影など、親子連れの家族も楽しめるイベントが行われました。
サブステージのプログラムでは、外務省国際機関人事センターによる国際機関キャリアセミナー、外務省国際協力局民間援助連携室とNGO団体の関係者が参加した国際協力NGOの活動報告が行われました。
ロビーギャラリーでは、日本駐在の大使館、国際機関等の展示も行われました。
会場内の外務省ブースでは、TICAD30年の歴史、外務省ODA広報キャラクターODAマンによる「鷹の爪団の 行け!ODAマン」に関するパンフレットやODAに関与した日本企業の取組に関するパンフレット等を配布し、世界で役立つ日本のODAを分かりやすくお伝えしました。

池上氏と増田氏のステージの様子

出展団体の様子

ロビーギャラリーの様子

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