代表取締役社長 青木の年頭挨拶

2022/01/05  イビデン 株式会社 

2022年1月 5日

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代表取締役社長 青木の年頭挨拶

2022年1月5日午前8時00分より、当社の新年互礼会が実施され、代表取締役社長の青木が年頭の挨拶を行いました。今年は、参加者を部長級以上に限定し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策を徹底の上、本社で実施しました。要旨は以下の通りです。

あけましておめでとうございます。
はじめに、今年は2年ぶりに対面で皆さんの元気なお顔を見ながら新年のご挨拶が出来ることを大変嬉しく思います。しかし、昨年末の新たな変異株の出現や、ワクチン接種が進んでいる欧米での感染再拡大など、予断を許さない状況が続いています。
昨年、世界では、全体としてはCOVID-19による経済の落ち込みから緩やかに回復しましたが、半導体を中心とした部品、原材料不足や原油などの資源価格の上昇、更には中国の電力不足による生産減速など不透明な状況となりました。また、国内及び諸外国において新政権が発足したことに伴い、世界規模で脱炭素社会に向けた取り組みが加速した1年でした。
当社主力事業を取り巻く市場環境は、電子業界では、在宅・オンライン教育需要を背景にパソコン市場が好調に推移したことに加え、5G・ICTの進展に伴い、データーセンター市場も堅調に推移しました。自動車業界では、世界的な半導体不足による減産に加え、乗用車市場の電動化が加速しました。

こうした事業環境を受け、電子事業においては、河間事業場の能増投資及び大野町での新たな工場用地の取得を決定・開示しました。これらの新工場を次期中期経営計画における成長の柱とすべく全社総力を挙げて建設及び立上げに取り組んでまいります。今後、電子部門を中心に社員の大幅な増加が見込まれます。人財育成のためにもこの一連の大型投資を通して社員の皆さんが大きく成長してくれることを期待しています。
また、セラミック事業においては、乗用車の電動化が進む中、中期での安定した収益基盤を構築するため、排ガス規制の強化で成長が見込まれる中国・新興国を中心に大型車市場で顧客との関係強化、現地企業と戦える競争力の構築を進めていきます。半導体製造装置についても、アメリカに加えて中国も主力市場となりますので、セラミック事業全体で中国を重要市場として拡販を進め、次の成長に繋げていきます。

2022年は、現中期経営計画「To The Next Stage 110 Plan」の最終年度かつ創立110周年を迎えます。110周年以降も持続的に成長するため、皆さんに4つのお願いをさせて頂きます。1つ目は、バックキャスト思考で目標・マイルストーンを置くこと。2つ目は、迅速なる意思決定を行い実行に移すこと。3つ目は、組織の中で責任と権限を明確化すること。そして、4つ目は、革新を求める企業文化を根付かせること。この4つのお願いに加え、社員・家族の皆さんの健康と安全、労働災害の防止、事業の安全の「3つの安全」に取り組むことで不透明・不確実な時代を乗り切り、皆さんと笑顔で創立110周年を迎え、次期中期経営計画へつないでいきたいと考えています。
今年1年の皆さんの健康と事業の安全を祈念し、年頭のご挨拶とさせていただきます。

以上

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