外出自粛で消費行動が変化しているゲーマー達

2020/09/17  株式会社 ゲームエイジ総研 

インドア生活を充実させるために食事スタイルに変化も

新型コロナウイルスの流行、またそれに伴う緊急事態宣言の発令で、国民のライフスタイルは大きく変化しました。外出の自粛によりデリバリーの流行や、自粛期間中に自宅でできる新しい趣味に挑戦する人など様々です。そこで緊急事態宣言以降のゲーマーの消費を2019年6月の調査結果と比較しながら見てみます。


株式会社ゲームエイジ総研(代表取締役社長:光井誠一)は、国内唯一の「ゲームビジネスに特化したマーケティングリサーチ&コンサルティングファーム」として様々な分析を行って参りました。昨今、世界中で話題となっているVRやeスポーツといった、いわゆるゲームの枠にとどまらない新たな“エンタテイメント”の隆盛により、旧来のゲーム市場は過渡期を迎えています。そのため、改めて現在の“ゲーマーとは?”をテーマに、ゲーマーのライフスタイルを掘り下げる分析を、継続して実施していきます。

新型コロナウイルスの流行、またそれに伴う緊急事態宣言の発令で、国民のライフスタイルは大きく変化しました。"巣ごもり需要"という言葉で表現されるように、在宅勤務者の増加、外出自粛によるデリバリーサービスの流行、自宅でも楽しめる新しい趣味に挑戦する人など、その変化は様々です。そこで緊急事態宣言以降のゲーマーの消費を2019年6月の調査結果と比較しながら見てみました。




■ おうち時間の増加により、変化してきたゲーマーの食事スタイル



年間でゲームに1万円以上利用すると回答したゲーマーを対象に、外出自粛が始まってから利用したものを調査したところ、「お菓子・スナック・チョコレート」や「インスタント食品・冷凍食品」を4割以上が利用しており、また、「ケータリング・中食」は3割以上と、身近な食に関しての利用が多く見られました。

また、「YouTubeなどの無料動画視聴」も4割以上が利用しており、無料動画でエンターテインメントを手軽に楽しんでいることがわかります。

男女別で見ると、男性に比べ、殆どの項目で女性の利用が多く見られ、おうち時間が増えた中でも、女性は様々な消費に積極的だったことが窺えます。【グラフ1.】


次に、2019年6月に 『ゲーム以外の消費にも実はアクティブなゲーマー 「旅行」や「スポーツ関連」も、実際の利用率は高い! ~日頃の消費をゲームのように楽しむゲーマーの姿~』(https://www.gameage.jp/release/research/index_007.html)をリリースしましたが、そのときの消費傾向と比較してみました。

「ケータリング・中食」の利用を比較してみると、前回調査では23.2%だったのが、自粛が始まってから利用したという回答が32.8%と、9.6ポイント増加しています。年代別で比較してみても全世代で利用者が増加しており、特に20~30代の利用の増加は顕著です。【グラフ2.-1】

一方で、「インスタント食品・冷凍食品」の利用は前回調査52.4%から、自粛が始まってから利用したという回答が40.9%と、11.5ポイント減少しています。年代別で比較すると、10代では利用がやや増加しているものの、20代以上では利用が減少しています。【グラフ2.-2】

ケータリング・持ち帰りサービスの増加や、おうち時間が増えたことで、ゲーマーの日頃の食事は変化してきているようです。

■ 10~20代のゲーマーはネットオークションサイトの利用が増加


また、前回調査との比較で消費傾向に特徴が見られたものでは「ヤフオク、メルカリなどでの販売・購入」です。

ゲーマー全体では25.9%から16.2%と減少傾向にあるのですが、10代のゲーマーは14.8%から23.5%と8.7ポイントの増加、20代のゲーマーは29.2%から36.4%と7.2ポイントの増加が見られました。

若いゲーマーほど、自分にとって便利なサービスを積極的に利用しながら、増えたおうち時間をより効果的に使っている結果ではないでしょうか。

■ 外出自粛が終わったら外に出て楽しむレジャー・アクティビティに意欲的
続いて、自粛が終わったら利用したいと思うものについて調査したところ、「旅行(海外・国内)」が最も高く、ゲーマーの半数以上の52.6%が利用したいと答えました。また、「映画館での映画鑑賞」が32.8%、「イベント・フェスなどへの参加」が28.3%と続き、外に出て楽しむレジャー・アクティビティの人気が高いという結果になりました。【グラフ4.】

「旅行(海外・国内)」の意欲について年代別に見てみたところ前回調査した実際の利用よりも、すべての年代で利用の意向が5割以上と高い結果となりました。現在はなかなか行けないレジャーへの意向が非常に高まっているようです。【グラフ5.】

このようなことからも、自粛が明けたあとのゲーマーの消費に関しても、自粛前と比べて変化することが考えられます。


前回の調査結果では、ゲーム以外の消費にもアクティブなゲーマーの姿が見られましたが、現状のライフスタイルの変化に伴い、ゲーマーの実際の消費行動や消費への意欲も変化しているようです。
特に前回調査の結果同様、食に対する消費には積極的ですが、食に対する意識や内容に変化が見られました。
また、前回調査では「旅行」や「スポーツ関連」なども、実際の利用率は高い傾向が見られましたが、現在利用を自粛しているぶん、今後さらに消費が活性化するであろう傾向も窺えました。

新型コロナウイルスの影響でライフスタイルが変化しているのはゲーマーも例外ではありません。今回の調査結果で改めてゲーマーのゲーム以外の消費意欲の高さが見られました。ライフスタイルの変化に伴い、消費の内容は変化しているようですが、前回の調査結果から見られたように、ゲーム同様に消費に対しても“楽しさを得る”ゲーマーならではの思考は、消費のポイントとしては今後もさらに継続するでしょう。

めまぐるしく変化し続けるライフスタイルですが、今後もゲーマーの消費動向をチェックしていきたいと思います。


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