すぐ解る流行の状況! 感染症週報(第52週・第1週)

2018年01月11日 

すぐ解る流行の状況! 感染症週報(第52週・第1週)

公開日 2018年01月11日

(第52週:12月25日から12月31日、第1週:1月1日から1月7日)

お知らせ
インフルエンザに気をつけて!
定点医療機関当たりの報告は第52週の11.81から第1週は18.79と増加し注意報値を超えています。県全域から報告があり、幡多、安芸で急増、高知市、中央西、須崎、中央東で増加し、幡多で警報値を、高知市、中央西、須崎で注意報値を超えていますので、引き続き注意して下さい。
インフルエンザ定点医療機関における迅速診断ではインフルエンザA型の割合が59.7%、インフルエンザB型の割合が40.3%となっています。異なる型の流行がみられるので、複数回感染することも考えられます。
国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5 週間(2017 年第47~51週)ではAH1pdm09の検出割合が最も多く59.3%、次いでB(山形系統)が26.4%、AH3が13.0%、B(系統不明)が0.9%、B(ビクトリア系統)が0.4%の順でした。
インフルエンザの流行期に入っていますので、外出後の手洗いなどの感染予防を心がけ、症状がある方は、咳エチケットに心がけ、早めに医療機関を受診しましょう。また、適度な湿度の保持、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取、人ごみを避けるなどの対策も有効です。感染力は非常に強く、いったん流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が拡大することから、集団生活の場では特に注意が必要です。

<予防方法> 手洗いと咳エチケットを心がけましょう
インフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染であることから、感染予防のため以下の咳エチケットに心がけてください。
(1) 普段から皆が咳エチケットを心がけるとともにくしゃみを他の人に向けて発しないこと。
(2) 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること。
(3) 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと。

厚生労働省 インフルエンザの総合ページ
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/infulenza/index.html


感染性胃腸炎に気を付けて!
定点医療機関当たりの報告数は第52週の2.63から第1週では1.63と減少しています。県全域から報告があり、幡多で急減、中央西、中央東、安芸、高知市で減少していますが、須崎で急増しています。
定点医療機関からのホット情報では第52週にノロウイルス6例、細菌のカンピロバクター属菌やサルモネラ属菌を原因とする胃腸炎の報告3例、第1週にはノロウイルス3例の報告があります。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎は、1年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。嘔吐、下痢が主症状ですが、その他、発熱、腹痛などの症状があります。特に、乳幼児や高齢者、体力の低下している方は、下痢、嘔吐などで脱水症状を起こすことがありますので、早めに医療機関を受診してください。通常は1週間以内に回復しますが、症状消失後も1週間程度、長いときには1ヶ月程度便中にウイルスの排出が続くことがあります。保育園や幼稚園、学校や社会福祉施設など集団生活の場で大規模な流行となることもあり注意が必要です。

<予防方法> 感染予防の基本は手洗いです
人への感染経路は、主に経口(食品、糞便)です。食品を除けば大半が手に付着したウイルスが口に入って感染します。感染防止策は「手洗い」が基本ですので帰宅時・調理前・食事前・トイレの後に石けんを使ってよく手を洗いましょう。また、感染した人の便や吐物には、大量のウイルスが含まれていますので直接触れないようにし、次亜塩素酸ナトリウムまたは家庭用の次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤の使用方法を確認した上で使用し処理しましょう。(使い捨ての手袋やキッチンペーパーなどを使って処理しましょう。)また、調理をする場合は、十分加熱しましょう。

●厚生労働省 「ノロウイルスに関するQ&A」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/kanren/yobou/040204-1.html
●衛生研究所 「高知県ノロウイルス対策マニュアル」
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/130120/norovirus.html

※ 学校等欠席者・感染症情報システム:県内小中高等学校における疾病別患者数情報システム

☆野外活動の際にはダニに注意!

★ 日本紅斑熱やSFTSに注意しましょう
日本紅斑熱やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)は屋外に生息するダニの一種で、比較的大型(吸血前で3~4mm)のマダニが媒介する感染症です。
「マダニに咬まれないこと」がとても重要です。
マダニは野山、草地、畑、河川敷などに広く生息しています。屋外でキャンプ、ハイキングなどのレジャーや農作業をする場合には次のことに注意しましょう。(全てのマダニが病原体を持っているわけではありません)
●長袖・長ズボン・長靴などで肌の露出を少なくしましょう。
●マダニに対する虫除け剤(有効成分:ディ-トあるいはイカリジン)を活用しましょう。
●地面に直接座ったりしないよう、敷物を使用しましょう。
●活動後は体や衣服をはたき、帰宅後にはすぐに入浴し、マダニに咬まれていないか確認しましょう。

発熱等の症状が出たとき

野山に入ってからしばらくして(数日~数週間程度)発熱等の症状が出た場合、医療機関を受診して下さい。受診の際、発症前に野山に立ち入ったこと(ダニに咬まれたこと)を申し出て下さい。
また、このたび発熱・衰弱等に加え血小板減少等の所見が見られた飼育ネコ及び飼育イヌの血液・ふん便からSFTSウイルスが検出された事例並びに、体調不良のネコからの咬傷歴があるヒトがSFTSを発症し死亡した事例が確認されました。これらの事例は稀な事例ではありますが、イヌやネコの体液等からヒトが感染することも否定できないので、体調不良の動物に接触した後、発熱等の症状が出た時には医療機関を受診して下さい。その際には、動物との接触歴についても申し出て下さい。

●重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html

●高知県衛生研究所 ダニが媒介する感染症及び注意喚起パンフレット
http://www.pref.kochi.lg.jp/soshiki/130120/2015111600016.html


県内での感染症発生状況!

インフルエンザ及び小児科定点把握感染症 (上位疾患)

52週 (12月25日~12月31日)

疾 病 名

推 移

定点当たり報告数

県 内 の 傾 向

インフルエンザ

11.81

県全域、幡多、高知市、中央西、中央東、安芸で急増、須崎で増加し、県全域、幡多、高知市、中央西では注意報値を超えています。

感染性胃腸炎

2.63

安芸で急減していますが、中央西、中央東で増加しています。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

1.53

安芸で減少しています。

RSウイルス感染症

0.77

幡多、中央西、須崎で急増、県全域、中央東で増加しています。

水痘 0.50

中央西、安芸で急増、県全域で増加しています。


1週(1月1日~1月7日)

疾 病 名

推 移

定点当たり報告数

県 内 の 傾 向

インフルエンザ

18.79

幡多、安芸で急増、県全域、高知市、中央西、須崎、中央東で増加し、幡多で警報値を、県全域、高知市、中央西、須崎では注意報値を超えています。

感染性胃腸炎

1.63

幡多で急減、県全域、中央西、中央東、安芸、高知市で減少していますが、須崎で急増しています。

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎

0.97

高知市、中央東で急減、県全域、幡多で減少しています。

RSウイルス感染症

0.53

中央東、中央西、須崎で急減、県全域で減少していますが高知市で増加しています。

水痘 0.30

安芸、中央西で急減、県全域、高知市で減少していますが中央東、幡多で急増しています。


:急増 :増加 :横ばい :減少 :急減

?★ 地域別感染症発生状況

第52週

第1週

気を付けて!
インフルエンザ 第52週:11.81 第1週:18.79 (注意報値:10.00 警報値:30.00 )
第1週の定点医療機関からの報告数は定点当たり18.79(前週11.81)と増加しています。幡多35.50(前週16.50)、安芸6.00(前週:3.00)で急増、高知市21.69(前週:15.81)中央西17.40(前週:13.00)須崎15.50(前週:9.75)中央東8.91(前週:6.00)で増加し、幡多で警報値を、県全域、高知市、中央西、須崎で注意報値を超えています。

感染性胃腸炎 第52週:2.63 第1週:1.63 (注意報値:12.00 警報値:20.00 )
第1週の定点医療機関からの報告数は定点当たり1.63(前週:2.63)と減少しています。幡多1.60(前週:3.20)で急減、中央西2.33(前週:3.33)中央東1.71(前週:2.71)安芸1.50(前週:2.50)高知市1.36(前週:2.45)で減少していますが、須崎2.00(前週:1.00)で急増しています。


※グラフの途切れについて
H27-H28年は第53週まであるため、グラフ横軸に第53週を挿入しています。
そのため、H28-H29年とH29-H30年のグラフ第52週~第1週間に途切れが生じています。


病原体検出情報
第52週以前に搬入


★全数把握感染症
第52週

第1週



お知らせ

平成30年1月1日から「百日咳」が五類感染症の「定点把握疾患」から「全数把握疾患」に改正されました。
このため、全ての医療機関において、診断されました医師が最寄りの保健所に届出していただきますようお願いいたします。
厚生労働省 「感染症法に基づく医師の届出のお願い」
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html

?高知県感染症発生動向調査(週報)ダウンロード

第52週・第1週週報
◆ 過去の週報・月報は「感染症情報(週報・月報)」のページからダウンロードいただけます。
高知県の流行発生注意報・警報基準値

連絡先

高知県 健康政策部 衛生研究所
住所: 〒780-0850 高知市丸ノ内2丁目4番1号 保健衛生総合庁舎
電話: 総務企画課 088-821-4960
保健科学課 088-821-4963
生活科学課 088-821-4964
ファックス: 088-872-6324
メール: 130120@ken.pref.kochi.lg.jp

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