将来働くことは「自分ならできる」、中学生の7割が肯定的な回答。「自分ならできる」と回答した学生、半数以上が将来希望する職業に就く大人と話した経験あり

2024/06/28  株式会社 アイデム 

【中学生の職業観に関する調査】

総合人材情報サービスの株式会社アイデム(本社:新宿区新宿/代表取締役社長:椛山 亮)は、中学生の男女582名を対象に調査を実施しましたので、結果を一部抜粋してお知らせします。本調査は中学生の職業観を明らかにすることが目的です。

調査結果
【将来働くことは「自分ならできる」と思うか】
「自分ならできると思う(どちらかと言えばを含む)」は70.2%。うち男子77.9%、女子62.8%とその差15.1ポイント。

【将来働くようになったら期待すること】
「自分でお金をかせげる」59.5%、「お金が好きに使える」44.7%、「自分の好きなことができる」44.3%。
将来働くことについて「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者は「夢の実現や目標の達成」「毎日が充実する」「人の役に立ち、社会に貢献できる」の回答割合が高い。

【将来働くようになったら不安なこと】
「職場の人間関係」48.6%、「十分なお金をかせげるか」42.4%、「精神的な負担」41.1%。
将来働くことについて「自分にはできない(どちらかと言えばを含む)」と回答した者は、「職場の人間関係」「責任を持つのが怖い」「精神的な負担」という回答割合が高い。

【「将来やりたい仕事」をしている人と実際に話をしたことがあるか】
「ある」が全体で51.1%
将来働くことについて「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者は「ある」が54.1%で、「自分にはできない(どちらかと言えば を含む)」と回答した者より10.9ポイント高い。

【将来やりたい仕事について知りたいこと】
「必要な能力」50.0%、「給料」49.8%、「その仕事につくための進路」46.2%
調査結果の詳細(一部抜粋)
【将来働くことは「自分ならできる」と思うか】
「自分ならできると思う(どちらかと言えばを含む)」は70.2%。うち男子77.9%、女子62.8%とその差15.1ポイント。

中学生に、将来働くことについて「自分ならできる」と思うかを聞いた。結果は、「自分ならできると思う」が30.2%、「どちらかと言えば自分ならできると思う」が40.0%で、合わせて70.2%が肯定的な回答となった。
性別でみると、「自分ならできると思う(どちらかと言えばを含む)」は男子が77.9%なのに対して、女子は62.8%となり、15.1ポイントの差があった。男子の方が自信や自己効力感を強く持っていることがうかがえる。





【将来働くようになったら期待すること】
「自分でお金をかせげる」59.5%「お金が好きに使える」44.7%、「自分の好きなことができる」44.3%。
将来働くことについて「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者は「夢の実現や目標の達成」「毎日が充実する」「人の役に立ち、社会に貢献できる」の回答割合が高い。

中学生に、将来働くようになったら、どんなことに期待するかを3つまで聞いた。
全体で最も多かったのは「自分でお金をかせげる」59.5%、次いで「お金が好きに使える」44.7%、「自分の好きなことができる」44.3%、「夢の実現や目標の達成」30.8%となった。
性別でみると、「自分の好きなことができる」では女子が51.5%と、男子の37.0%を大きく上回っている。
「将来働くことは『自分ならできる』と思うか」との関係をみると、「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者では、そうでない者より、「夢の実現や目標の達成」「毎日が充実する」「人の役に立ち、社会に貢献できる」「自分が成長できる」の回答割合が高くなっているのが特徴的である。

※グラフ中の「自分ならできる・計」は「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と同意

【将来働くようになったら不安なこと】
「職場の人間関係」48.6%、「十分なお金をかせげるか」42.4%、「精神的な負担」41.1%。
将来働くことについて「自分にはできない(どちらかと言えばを含む)」と回答した者は、「職場の人間関係」「責任を持つのが怖い」「精神的な負担」という回答割合が高い。

中学生に、将来働くようになったら、どんなことが不安かを3つまで聞いた。
全体で最も多かったのは、「職場の人間関係」で48.6%だった。次いで、「十分なお金をかせげるか」42.4%、「精神的な負担」41.1%、「責任を持つのが怖い」36.6%、「自由な時間が減る」34.0%となった。
性別でみると、特に女子は「職場の人間関係」に不安を抱いている割合が高く、55.6%に上っていた。
「将来働くことは『自分ならできる』と思うか」との関係をみると、「自分にはできない(どちらかと言えばを含む)」と回答した者では、「職場の人間関係」「責任を持つのが怖い」「精神的な負担」という不安が、「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者より高くなっているのが特徴的である。

※グラフ中の「自分にはできない・計」は「自分にはできない(どちらかと言えばを含む)」と同意

【「将来やりたい仕事」をしている人と実際に話をしたことがあるか】
「ある」が全体で51.1%。将来働くことについて「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者は「ある」が54.1%で、「自分にはできない(どちらかと言えばを含む)」と回答した者より10.9ポイント高い。

「将来やりたい仕事(全文レポートP15)」で「まだわからない」以外を回答した中学生に、その仕事に実際に従事している人と話をしたことがあるかを聞いた。「ある」と回答した者は51.1%だった。
「将来働くことは『自分ならできる』と思うか」との関係をみた。その仕事に実際に従事している人と話をしたことが「ある」という回答は、「自分ならできる(どちらかと言えばを含む)」と回答した者では54.1%、「自分にはできない(どちらかと言えばを含む)」と回答した者では43.2%となり、「自分ならできる」の回答者の方が10.9ポイント高くなっていた。
実際に話をしたことで、働くことへの不安が少し軽減されているのかもしれない。





【将来やりたい仕事について知りたいこと】
「必要な能力」50.0%、「給料」49.8%、「その仕事につくための進路」46.2%

中学生に、将来やりたい仕事について、どのようなことが知りたいかを聞いた。全体では、上位から「必要な能力」50.0%、「給料」49.8%、「その仕事につくための進路」46.2%、「頑張って勉強するべき教科」45.2%、「必要な経験」43.3%の順となった。 
「将来やりたい仕事」との関係をみると、多くの仕事で「必要な能力」「給料」が1位または2位に挙がっており、中学生の興味関心が集中していることがうかがえる。また、「その仕事につくための進路」や「頑張って勉強するべき教科」なども、仕事によって上位に挙がっており、今の学校生活とリンクさせて、将来について考える機会も必要だと思われる。



調査・分析担当者のコメント
中学生にとって、将来働くにあたり不安なことの上位は「職場の人間関係」「十分なお金をかせげるか」「精神的な不安」「責任を持つのが怖い」などでした。こういった不安は特に、「将来働くことは『自分にはできない』と思う」と働くことに自信がない者で高くなっています。一方、「将来働くことは『自分ならできる』と思う」者では、「将来やりたい仕事」を実際にしている人と話をしたことが「ある」割合が半数以上に上りました。これは「将来働くことは『自分にはできない』と思う」者より10.9ポイント高く、実際に話をしたことで働くことへの不安が軽減されているのかもしれません。
親の働く姿を見たことが「ある」者では「ない」者より、将来働くことは「楽しみ」「かっこいい」など職業観の項目で10ポイント以上割合が高くなっていました。身近な親の働く様子や実際に仕事に従事している人との触れ合いが、中学生にポジティブな将来イメージを抱かせていることがうかがえます。
調査概要
調査対象:中学1年生から3年生までの男女
調査方法:スマートフォン調査
調査期間:2024年5月10日~15日
有効回答:582名<株式会社アイデム 会社概要>
アイデムは1970年の新聞折込求人紙に始まり、人に「はたらく」感動を、企業には「人材」という価値をつなぎ、地域が発展できる社会の実現を目指してきました。求人サイト「イーアイデム」等の求人メディア、採用ホームページ構築サービス「Jobギア採促」、新卒・中途の人材紹介「アイデムエージェント」といった時代の変化にも対応した採用支援だけでなく、労働雇用状況や社会の課題にも目を向けた調査分析、情報提供を行っています。これからもアイデムは、人と企業をつなぐ人材サービスを展開していきます。
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