大飯発電所3号機の出力降下について(循環水管ベント弁付近からの海水漏れ)

2021/08/04  関西電力 株式会社 

2 0 2 1 年 8 月 4 日

関西電力株式会社

大飯発電所3号機の出力降下について
(循環水管ベント弁付近からの海水漏れ)

大飯発電所3号機(加圧水型軽水炉 定格電気出力118万キロワット、定格熱出力342万3千キロワット)は定格熱出力一定運転中のところ、本日5時6分に「2次系サンプピット※注意」警報が発信しました。

直ちに、当社運転員がタービン建屋内の現場を確認したところ、復水器に海水を送るための循環水ポンプ※2台のうち1台の循環水管ベント弁付近からの海水漏れを発見しました。

当該箇所を点検するため、5時37分より当該ポンプの停止操作を開始し、7時40分に停止しました。

本操作に伴い、10時30分時点で発電機出力が約65%に降下しました。今後、漏えい箇所の調査を行う予定です。

なお、この事象による環境への放射能の影響はありません。

※ 2次系サンプピット: 2次系排水の貯水槽。
※ 循環水ポンプ :タービンを回した蒸気を復水器で冷やして水に戻すために、復水器に海水を送りこむポンプ

以上

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