北海道知事記者会見 2018年03月29日 - 【知事からの話題】 ●1 公文書の適切な管理 ●2 北海道自転車条例の施行 ●3 北海道日本ハムファイターズのボールパーク構想 【記者からの質問】 ●1 4期目残り1年の姿勢 ●2 多選 ●3 真駒内屋外競技場 ●4 大樹町における小型ロケットの打ち上げ ●5 北海道新幹線・札幌駅のホーム位置

2018年03月29日 

最終更新日:2018年3月30日(金)

知事定例記者会見

・日時/平成30年3月29日(金) 14:00~14:25
・場所/記者会見室
・記者数/28名(テレビカメラ1台)

会見項目

知事からの話題

1 公文書の適切な管理について
2 北海道自転車条例の施行について
3 北海道日本ハムファイターズのボールパーク構想について

記者からの質問

1 4期目残り1年の姿勢について
2 多選について
3 真駒内屋外競技場について
4 大樹町における小型ロケットの打ち上げ
5 北海道新幹線・札幌駅のホーム位置について

知事からの話題

公文書の適切な管理について

配付資料:公文書の適切な管理について(PDF)]
私からは3点、お話をさせていただきます。
一つ目は、公文書の適切な管理であります。
配付資料もございますが、今、国会で行政文書の管理についてさまざまな議論がございますが、書き換えなどという言語道断なことが話題になっております。その前から、行政文書の管理について国会で議論がございまして、そういう中で、国においては意思決定過程等を合理的に跡付け、検証するための文書の作成範囲や正確性の確保等について検討し、昨年(2017年)12月に行政文書の管理に関するガイドラインが改正されたところであります。
道においても以前(3月16日)の記者会見でも申し上げましたが、かつて研究会などの議事概要の作成が不十分だったなどのご指摘を道民の方々からいただいた経緯などもございまして、これまでもさまざまな会合等における意思決定過程などの合理的な跡付けや検証のための公文書の作成義務について、いろいろな検討をしていたところでありまして、私どもとして、事業の実施方針等に影響を及ぼすような打ち合わせ等の記録については、文書を作成することを明確に規定することなど、公文書の管理がより一層適切に行えるよう、公文書の管理に関する規則や訓令などを改正したところであります。本件は、4月1日からの施行を予定しております。
公文書の書き換えなど、あってはならないことが国会で議論になっておりますが、私どもとしては、不適切な文書事務が行われることがないよう、適切な公文書の管理がなされるよう、あらためて庁内に周知徹底をしていかなければならない、こんなふうに考えております。

北海道自転車条例の施行について

[配付資料:北海道自転車条例の概要等について 資料1 資料2 (PDF)]
二つ目でありますが、北海道自転車条例についてであります。
道議会の全ての会派で構成された検討会議において、大変熱心に検討が進められて、(平成30年)第1回定例会に議員提案をされて成立した北海道自転車条例は、4月1日からの施行の運びとなっております。
この条例は、自転車の活用と安全な利用を推進し、環境負荷の低減、道民の皆さまの健康増進、観光振興に資することなどを目的としているところであり、同様の条例を制定している他の都府県にはないサイクルツーリズムの推進について規定しているところであります。また、自転車利用者の責務として、ヘルメットの着用や自転車損害賠償保険等への加入なども規定しております。
道といたしましては、道議会で成立した本条例について、国、市町村や関係団体とも連携しながら、道民の皆さまや事業者の皆さまに対し、さまざまな媒体や機会を通じて、その趣旨をしっかりと周知してまいる考えであります。また、広大で自然豊かな北海道をサイクリングで体感していただくため、道民のみならず、道外、そして外国の方々にも効果的なPRを行ってまいる考えであります。よろしくお願いいたします。

北海道日本ハムファイターズのボールパーク構想について

[配付資料:知事の北京訪問について(PDF)]
三つ目でありますが、(北海道日本ハム)ファイターズのボールパーク構想についてであります。
このことについては、もうすでにコメントを出させていただいておりますが、私が北京出張から帰国後初の記者会見の場でもございますので、あらためて一言お話をさせていただきます。
このたびのファイターズの候補地決定については、札幌市、北広島市とも、庁内のさまざまな議論、議会との議論なども踏まえて、しっかりとした支援の提案をされた中で、球団が、これは日本ハムの本社を含めたご判断だと思うのですが、さまざまなご議論をされ、両市と折衝をされ、その結果として立地条件などを総合的に評価してご判断されたものと受け止めているところでございます。
私ども道としましては、両市、そして球団に対して、しっかりと応援してまいりますということを申し上げておりまして、われわれの立場からすれば、今後とも末永く、ファイターズが道民球団として北海道を本拠地としていくことを決定していただいたことに心から感謝を申し上げたいと、このように思う次第であります。
ファイターズは2004年に本拠地を北海道に移されてから、リーグ優勝、そして日本一など、各シーズンとも本当に大活躍をしていただいておりますことに加えて、179の市町村への応援大使の派遣、それから今年は(北海道と命名されて)150年の記念ということで、今年道内で生まれた赤ちゃんに対して、ボールを贈呈していただくなど、北海道の活性化に本当に大きな貢献をしていただいておりまして、道としては、候補地となった北広島市はもとより、札幌市も含めて、各自治体、関係機関と連携しながら、このボールパーク構想の実現に向けて、できる限りの協力を行っていきたいというふうに考えるところであります。
そのための庁内体制について検討をしていたのでありますが、アイヌ関連の施策をより積極的に推進するために政策監(部長職)を配置することで、環境生活部長のもと、文化とスポーツを充実することにしておりまして、環境生活部を中心として、ファイターズのボールパーク支援のプロジェクトチームを庁内に立ち上げたいと考えているところでございます。4月1日には人事異動もございますので、実際の立ち上げは新年度以降ということになろうかと思いますが、環境生活部長をヘッドとして、建設部、交通政策担当などで構成する、今回の北広島市におけるボールパーク構想をしっかりと実現するための庁内部局横断的な体制を整備し、ファイターズ、そして北広島市と協力していく所存であります。
明日からいよいよ(プロ野球)開幕であります。皆さんと一緒にしっかり応援してまいりたいと考えております。

それから最後に、話題というほどではないのですが、今日が今年度最後の記者会見ということであります。
来週の4月1日から、引き続きお付き合いをお願いするところではございますが、記者クラブの皆さま方におかれましても、ご異動の方もいらっしゃるかと思いますが、引き続きよろしくお願いいたします。
第1回定例会で新年度予算の議決をいただきました。この予算を有効に執行しながら、地域創生の成果を確かなものにする政策を実行してまいると同時に、道が直面するさまざまな政策課題に、新体制のもと全力を挙げて各般の施策に取り組んでまいる所存であります。これからもよろしくお願いいたします。
私からは以上であります。

記者からの質問

(HBC)
知事の任期も残り1年というところになってきまして、残り1年の意気込みですとか、集大成として、最後にこういうことはやっておきたいというようなことがありましたら教えてください。

(知事)
はい。4期目も最後の1年が目の前に来ているというところであります。これまでの3期12年もそうだったのですが、4期目も日々全力投球しているということはそのとおりなのでありますが、この3年もあっという間に経ってしまったなというふうに振り返るところであります。いろいろなことをやってきたなというふうに思うわけでありますが、常に私の原点は一つでありまして、今、北海道にお住まいになっている道民の皆さま方のために何が必要なのか、乗り越えなければならない課題は何なのかということと、もう少し中長期な北海道の未来にとって何が重要なのか、そしてそのために今、何をしなければならないのか、こういったことを自分の中で反復して、答えを出しながら、一つひとつ今、行うべきことを行ってきたという認識を持っているところでございます。こういったスタンスは、4期目の残り1年においても全く変わることはない、私の基本的なスタンスだとご理解いただければと思う次第であります。
地域創生や人口減少ということが言われている中で、北海道でもこれは大変重要な課題であるということで、人口減少・危機突破という言い方で最重要課題に掲げてさまざまな政策を行ってまいりました。出生率は、札幌市が東京都を下回るという中で、札幌市と連携していろいろな知恵を出しながら対策を打っておりますが、やや苦戦をしておりますけれども、人口というのは自然増減と社会増減がありまして、私ども広域自治体と179市町村がそれぞれ連携し合って、総力を挙げて対応することによって、少しずつではありますが、改善してきていることは数字が示しているところでございます。これからも気を抜くことなく、人口減少問題への対応をしっかり行っていく、そのことが地域創生につながっていくだろうと、このように考えているところであります。
加えて、教育についても、北海道総合教育大綱、これは教育長に今までも中心的に行っていただいていたわけですけれども、滋賀県の事案をきっかけとして、全国的に自治体の首長がもっと当該地域内の教育に関与すべしという世の中の流れの中で、私も教育長をはじめ、教育委員の皆さま方との議論あるいは道外の先進的な教育政策課題に取り組まれている方にゲストスピーカーとして来ていただく形で、北海道総合教育会議の場でも頻繁に議論させていただいて、一つの大綱をまとめて、それを実施すべく頑張っているところであります。教師の方々に必要以上の負荷がかかることは、道内の子どもたちの教育を充実していく上では、やはりマイナスであろうという強い思いを持っておりますので、コミュニティスクールについてもよく議論になりましたが、地域を挙げて、子どもたちの教育、総合的な知識を含めた子どもの総合力アップに向けて努力するなど、私自身も子の親でございますけれども、大変勉強をさせていただき、将来、未来を担う子どもたちのためには良い方向になっているかなと思っております。
それ以外にも、道内の方々からの寄附などで創設された「ほっかいどう未来チャレンジ基金」などによる人づくりですね。留学生も第1期生が帰ってきて、また、いろいろ工夫をしながら、第2期生も出していかなければならないと思います。
それから医療分野でも、メディカルウイングが今年度全国に先駆けてスタートいたしました。4機体制のドクターヘリに加えて、ジェットでもっと幅広い医療の充実を図ろうという試みで、明後日31日が今年度の締めですので、保健福祉部に指示をして、初年度の運航状況を総括して、新年度の記者会見の場でご紹介できればと思っております。
また、地域の稼ぐ力の向上ということで、インバウンドをさらに増やす努力、それから道産食品を中心とした輸出を増やす努力、こういったことにつきましても、道議会でもさまざまなご議論をいただきましたし、われわれ自身もさらに頑張っていかなければならないなどなど、話せばきりがないのですが、さまざまな政策をこれまでも行ってきて、これからもさらにそれを充実していかなければならないと思っているところであります。 来年度が始まると、またいろいろな課題が、課題のほうから降ってくるということもあり得るかと思いますが、例えばJR北海道の再生に向けた議論、今日は新幹線札幌駅のホーム場所を決めるということをさせていただきました。それから空港の民間委託、これは世界が注目する民間委託ですので、これをスムーズに実現していく努力をしていかなければなりません。それから白老町の民族共生象徴空間は2020年春のスタートでありますので、この準備も、先ほども少し触れましたけれども、新たなアイヌ政策の担当監を指名し、しっかり進めたいと思っております。このように課題は多々あろうかと思っております。引き続き緊張感を持ちつつ、4月1日付けで相当数の幹部の異動もございますので、幹部職員とも心を通わせながら、道民目線でしっかりとした政策を行っていきたいと、こんなふうに考えております。
最後に北海道150年。今年が始まって3カ月が経ちましたけれども、8月の記念式典に向けて、今、さまざまな議論をさせていただくなど、課題は盛りだくさんですので、頑張ってまいります。ありがとうございます。

(HBC)
その上でお伺いしたいのですけれども、いろいろな課題や取り組みがある中で、5選というのはお考えでしょうか。

(知事)
そこまで考えは及んでおりません。
日々、いろいろな政策課題を考えていく中で、また考える必要があれば考えていきたいと思っております。

(HBC)
そしてですね、これは知事個人のことではなくても良いのですけれども、多選や長期政権というものに対してのお考えというのはいかがでしょうか。

(知事)
そうですね、どこかの場面でも申し上げたのですが、多選の定義にもよるのですけれども、今、一番長くされておられるのが石川県知事の7選でしょうか。私は富山県の生まれでありますが、北陸というのは各県とも比較的長く知事をされるなというふうに見ていた記憶はございます。それ以外は、兵庫県知事がそれに次いで長くされておられて、私を含めて10人くらいだったかと思いますが、4期やっている人たちもいると認識をしております。
5期ということになりますと、最初の年に生まれた赤ちゃんが成人になってしまいます。今は、選挙権が18歳からですので、有権者となる年齢を超えるくらいの20年というのは一般論として言えば長いですよね。そのことは十分に認識を持っているところであります。そういった中で、それぞれの地域特性や本人の健康状態、年のこともあるかもしれません。いろいろな事情がそれぞれの県によって違うわけでありまして、この北海道の中でどうあるべきかということは、最後は道民の方々が選ばれることでありますので、何とも言えない部分はあろうかと思います。いろいろと頭を巡らせていきたいと、こんなふうに考えております。

(uhb)
(日本ハムファイターズの)ボールパークが北広島に決まったことに関連してですね、議論の途中では老朽化した真駒内の屋外競技場を民活(民間活力)で更新するというような方向性もあったと思うのですが、ボールパークが正式に北広島になったということで、競技場も含めて、今後どういうふうに活用されていくのか、方向性について教えてください。

(知事)
これ(真駒内屋外競技場)は建設部が中心となって運営をしているわけですが、真駒内がボールパーク構想の候補地となる以前は、財政が厳しいこともあって、われわれは維持補修をしながら、長寿命化ということで運営をしてきたところですので、当面はそういう形で続けていくということだと思います。札幌冬季オリンピック・パラリンピック大会の議論も並行して進んでおりますので、そういったことも見極めながら、札幌での開催が招致されれば、真駒内というのは一つの拠点になることが想定されますので、そういう議論の中で、必要があれば札幌市としっかり議論をしていくと、そういうことを考えております。
建設部、補足はありますか。

(まちづくり局長)
そのとおりです。

(十勝毎日新聞)
来月(4月)の28日に大樹町でホリエモン(インターステラテクノロジズ社)のロケット2号機が再度宇宙に挑戦することが決まりました。知事の期待感があればお聞かせください。

(知事)
昨年(2017年)の7月だったかと思いますが、全国的に注目を受けて、道外からも多くの方が見学にいらっしゃったと報告を受けております。道からも副知事を派遣するなどの対応をしましたけれども、大勢の方がご覧になる中で打ち上げたのですが、残念ながら目標であった高度100キロメートルには到達しなかったと。機材の不具合が若干あったというふうに報告を受けておりますが、今回、それを改良して、来月下旬以降に再チャレンジをすると伺っております。大変楽しみであります。
昨年7月の記者会見でも申し上げたと思いますが、打ち上げに成功して、そして、目標どおり高度100キロメートル、高度100キロメートルということは宇宙空間ということになりますけれども、そこに到達することができれば、民間企業が主体となって開発したロケットで全国初のことになりますので、あらためて大樹町、北海道が注目を浴びることになるかと思います。成功を心から期待したいと思っております。

(NHK)
今日、新幹線の札幌駅のホーム位置が「東案その2」に決まったということで、協議を始めてから実に3年経って決まったわけなのですけれども、ここまで遅れたことに対して知事の懸念であったり、今後の課題についての認識を伺います。

(知事)
そうですね。長い時間かかりましたね。元々、認可案がスタートでありますので、ホーム位置を現駅とすることで札幌延伸の認可が下り、そしてそれが認可されたのが民主党政権の時で、自民党政権になってからその工事期間の短縮となったわけであります。その後、問題提起があって、他の案にしてはどうかということで数年かかりました。例えば地下案などいろいろな案があった中で、民間の方の意見も伺う、あるいはその前提として技術的な課題もクリアするなど一つ一つのステップを経て、今日、5者協議で決定を見たということであります。若干時間がかかったことは残念でしたが、ただ、私がこの場でも何回も申し上げておりました技術的な問題のクリア、そして地元の経済界の方々の意見をしっかり聞くと、こういうプロセスを経て今日に至ったわけですので、このことを素直に喜び、そして2030年度の北海道新幹線札幌延伸を1日も早く実現する。今度は、そちらの運動のほうに軸足を移していかなければならない、そんなふうに思っているところでございます。



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(文責 広報広聴課)

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