令 和 3 年 1 0 月 8 日
四 国 電 力 株 式 会 社
伊方発電所3号機 蓄圧タンクサンプリング隔離弁 の不具合について
第15回定期検査中の伊方発電所3号機(定格電気出力89万キロワット)において、蓄圧タンク3A内の水を分析するため、原子炉格納容器内(管理区域内)にある 蓄圧タンクサンプリング隔離弁 を 開いて 同タンク内の水を 採取し 、当該弁を閉じましたが、水が完全に止まらないことを確認しました。
このため、保修員により当該 弁のシート調整等を実施しましたが、改善が見られなかったことから、本日8時55分、 分解点検を実施することとしました。
サンプリングラインからの水は、本事象確認後、下流の弁を閉じて停止しています。また、同ラインから出た水はすべて回収しており、系統外への漏えいはありません。
今後、引き続き、詳細を調査します。
なお、本事象による 環境への放射能の影響はありません。
(別紙)
伊方発電所3号機 蓄圧タンクサンプリング系統概略図
(参考)
○蓄圧タンク
1次冷却材喪失事故時に、 核分裂反応を抑制する ほう酸水を自動的に炉心注入するため、通常時、ほう酸水および加圧窒素が満たされているタンク。原子炉内の冷却水が漏出して1次冷却系統の圧力が低くなると、タンクから炉内にほう酸水が注水される。
以上
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https://www.yonden.co.jp/press/2021/__icsFiles/afieldfile/2021/10/08/pr003.pdf