株式会社ストラテジックキャピタルが6月18日に公表した書面に対する当社の見解

2024/06/20  株式会社 ダイドーリミテッド 

2024 年6月 20 日
株式会社ダイドーリミテッド

株式会社ストラテジックキャピタルが6月 18 日に公表した書面に対する当社の見解

当社株主である株式会社ストラテジックキャピタル(以下「SC 社」といいます。)が 2024 年6月 18日に SC 社のホームページにて公表した「株式会社ダイドーリミテッド(東証スタンダード:コード3205)による株主総会への対応について」と題する書面(以下「本 SC 社書面」といいます。)に対する当社の見解を、下記のとおりお知らせいたします。

本 SC 社書面の内容も、これまで SC 社が公表した資料の内容と同様に、SC 社の誤った認識に基づく一方的な主張が展開されており、株主の皆様を大きく誤導するおそれのあるものです。株主の皆様におかれましては、正確な事実に基づき当社の見解をご理解いただいたうえで、当社取締役会の意見にご賛同いただきますよう、重ねてお願い申し上げます。



1.SC 社による将来の株価の下落予想は何らの根拠も有しないこと

SC 社は、当社による 2025 年3月期から 2027 年3月期までの3ヵ年を対象とする中期経営計画(以下「本中期経営計画」といいます。)について、「仮に中期経営計画を達成したとしても、3年後に簿価ベースの PBR1倍(株価:492 円)を下回っている可能性が高い」、「3年後に現在よりも株価が大幅に下落している可能性が高い」等と予想していますが、これらの予想は、何ら具体的な裏付けのない憶測にすぎません。

本中期経営計画は、「ビジネスモデルの進化」として、当社グループの各事業の成長性と利益率及び外部環境を踏まえ、成長させる事業と縮小させる事業を明確に峻別したほか、これまで以上に海外拡販能力、DX/CRM 領域、M&A 領域を強化・加速させる計画であり、当社は、本中期経営計画を着実に実行・実現することが、当社の業績回復及び持続的な企業価値向上に資すると確信しております。詳細は、当社の 2024 年5月 20 日付「中期経営計画の策定に関するお知らせ」及び 2024 年6月月7日付「(訂正)「中期経営計画の策定に関するお知らせ」の一部訂正について」をご参照ください。

2.委任状の送付に関する SC 社の主張は明白な誤りであること

SC 社は、当社による株主の皆様に対する委任状の送付が現経営陣自らの保身のために株主を誤誘導するものである旨主張していますが、かかる主張は明白な誤りです。

まず、当社は、本中期経営計画を実行・実現するための経営体制として、当社提案の取締役候補者6名(うち新任候補者は5名であり、現代表取締役社長を含む現経営陣2名は退任。)による新たな取締役会構成が最適であると判断しており、そもそも当社による提案は「現経営陣自らの保身」に基づくものではあり得ません。

次に、当社は、今般、株主の皆様に委任状を送付しそのご返送をお願いしておりますが、その目的は、当社第 101 回定時株主総会においては取締役候補者が対立している状況に鑑み、株主の皆様に当社の提案する議案について従前以上に分かりやすく説明し、かかる説明を経た上でのインフォームド・ジャッジメントを行っていただけるようにするとともに、株主総会の議事運営を適切かつ適正に行うという点にあります。また、委任状の内容及び送付の方法についても、株主の皆様のご意思を迅速かつ正確に反映することを可能とするものであって、そのために要する費用も社会通念上合理的な金額の範疇にとどまっております。このように、当社による委任状の送付は、株主の皆様を「誤誘導」するものではございませんし、当社の株主価値を毀損するものでもありません。

当社としては、SC 社が、自身の意見への賛同を集めるため、株主の皆様に対してこのような誤導的な印象操作を含む主張を繰り広げていることについて、非常に残念に感じております。

以 上

【ご留意事項】

本開示は、当社や他社に対する投資その他の取引の勧誘若しくは斡旋等又はこれらを阻害することを目的としたものではありません。本開示に記載されております戦略・計画・方針・予想等の将来に関する記述は、本日現在において当社が入手している情報に基づく一定の前提(仮定)及び将来の予測等を基礎として当社が判断したものであり、これらには様々なリスク及び不確実性が内在していることをご承知おきください。

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