「インフォリーノBAクラウド」の販売開始について

2021/06/22  株式会社 きんでん 

お知らせ 2021.06.22

「インフォリーノBAクラウド」の販売開始について

当社は、「インフォリーノBA」の名称で販売しているビル向け中央監視システムにクラウド版を追加しました。クラウド版の提供により、インターネット環境があれば、いつでもどこでも建物内の監視操作を可能とし、ビル管理業務ではこれまであまり発想のなかった在宅勤務やパートタイム型の働き方の実現を支援します。


【開発の背景】

近年、国内では少子高齢化・人手不足が深刻化する中、各企業は業務の効率化を図るなど働き方改革を推進しています。しかし、ビル管理業務は、建物内での設備点検と中央監視室での監視操作が主な業務で、現場に密着したものとなっています。また、機器動作不良などのトラブル発生時は、トラブル発生場所と中央監視室の双方が連絡を取りながら作業を行うこともあり、昼夜を問わず多くの人員を必要とします。そこで当社では、ICT・クラウド技術を活用。離れた場所からリモートで監視操作できるシステムを構築し、現場で必要な人員を削減するなど、ビル管理業務効率化のニーズに対応しました。

【クラウド版の特長】

従来のインフォリーノBAと同様、クラウド版も建物の電力・照明・空調・給排水設備の監視操作を行うことができ、スケジュール設定しておくことで自動運転も可能です。

【特長1】

スマートフォン、タブレットなどのスマートデバイスやモバイルパソコンなどからいつでもどこでも簡単に監視操作が可能です。そのため、これまで中央監視室で行っていた監視操作を、トラブル発生場所で機器の状態を確認しながら、あるいは建物内を巡回しながら行えます。また、在宅勤務やパートタイムで働く技術者も監視業務のシフトに組み込むことができるようになり、業務の効率化が図れ、働き方改革や労働力不足への対応につなげることが期待できます。

【特長2】

従来は複数建物を監視操作する場合、建物単位でサーバが必要でしたが、クラウド版では複数建物の一元管理が可能です。

【特長3】

従来型監視システムの場合に必要なサーバのOSバージョンアップやデータのバックアップ、ハードディスクの定期交換などのメンテナンスが不要となるため、手間が省け、長期間安心してご利用いただけます。また、監視点数追加やグラフィック画面変更作業は、クラウド経由による遠隔対応ができるためシステムの追加変更費を低減できます。

【今後の展開】

2021年度は、複数の建物を所有するお客さまを中心に営業展開する予定です。その後は、クラウド版のニーズ上昇に合わせて、あらゆる新築・リニューアル案件に対応できるシステム展開を進めてまいります。システム販売元は株式会社きんでんスピネット(本社:大阪市北区 社長:小須田直樹)を予定しています。


インフォリーノBAクラウド タブレット端末画面

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