三菱マテリアルヨーロッパ社の設置について

2024/07/31　三菱マテリアル　株式会社　

プレスリリース

2024年7月31日

三菱マテリアル株式会社

三菱マテリアルヨーロッパ社の設置について

三菱マテリアル株式会社は、欧州における地域統括会社の設置に向け、2024年5月より「欧州新社準備室」にて準備および詳細検討を行ってきましたが、当社100％子会社であるMM Netherlands B.V.（オランダ）の機能を拡大・再編し、三菱マテリアルヨーロッパ社（Mitsubishi Materials Europe B.V.）をオランダ・アムステルダムに設置することとしました。

当社グループは、中期経営戦略2030において、「人と社会と地球のために、循環をデザインし、持続可能な社会を実現する」ことを私たちの目指す姿と定めており、当社の持つ強みをもとに金属資源の循環を強化し、対象範囲、展開地域、規模の拡大によりバリューチェーン全体での成長を実現するべく、諸施策を推進しております。こうしたなか、市場規模が大きく、かつ環境や重要鉱物資源確保に関する政策などにおいて世界最先端である欧州に拠点を設け、同地域において事業戦略を立案、迅速かつ的確に展開していくことで、資源循環ビジネスの競争力を一層強化してまいります。

三菱マテリアルヨーロッパ社は、当社グループにおいてE-Scrapの集荷・サンプリングを行っているMM Metal Recycling B.V.、ロス・ペランブレス鉱山の投資会社であるMMLP Holding B.V.、および、今後取得予定としているH.C.Starck Holding （Germany） GmbHを子会社とする予定です。
欧州地域において、E-Scrapなどのリサイクル事業やタングステン事業の戦略を立案し、それらを実行するとともに、欧州地域の各事業会社の経営管理や銅鉱山の配当管理業務などを行います。さらに、事業部門の垣根を超えたシナジー創出に向けた戦略を立案し、欧州地域における当社グループ全体の統括を行うことを見据えています。
今後も当社グループは、中期経営戦略2030の諸施策の実行を通じて、私たちの目指す姿を実現してまいります。