グラフェンユニファイ株式会社に対する投資実行のお知らせ

2021/07/27  株式会社 マーキュリアホールディングス 

2021 年 7 月 27 日

株式会社マーキュリアホールディングス

グラフェンユニファイ株式会社に対する投資実行のお知らせ
BizTech ファンド

株式会社マーキュリアホールディングス(以下、「当社」といいます。)の子会社である株式会社マーキュリアインベスト
メント(以下、「MIC」といいます。)は、当社グループの戦略株主である伊藤忠商事株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:石井 敬太 以下、「伊藤忠商事」といいます。)と共同で、不動産・物流業界の変革に挑戦する企業の支援を目的とした「マーキュリア・ビズテック投資事業有限責任組合(通称:BizTech ファンド)」(以下、「本ファンド」といいます。)を組成しておりますが、本ファンドにてこの度、クラウド型の不動産運用ソフトウェアを展開するグラフェンユニファイ株式会社 以下、「グラフェン社」といいます。)に出資を行いましたのでお知らせいたします。

[グラフェン社の概要]
グラフェン社は、事業用ビルやシェアオフィスを中心に、クラウドベースの不動産運用ソフトウェアを提供する不動産テック企業です。AI/自動運転ソフトウェアを開発するリベラ株式会社、オフィス移転の仲介・サービスオフィス企画・プロパティマネジメント等行う株式会社オフィスバンクホールディングス、大手 IT サービス企業の日本ユニシス株式会社が主要株主として名を連ねており*、各社が持つ業界トップクラスの知?を結集して開発されたクラウドサービス『Armada(アルマダ)』を通じて、テクノロジーの活用が遅れている不動産の管理運営業務の効率化・有効活用を促し、新しい時代の不動産管理の実現を目指しています。

サービス詳細につきましては、下記ホームページをご覧ください。
https://www.graphe.ne.jp/armada/service/

*https://www.graphe.ne.jp/

[出資背景]
米国では、不動産運用における管理運用業務効率化のクラウドソフトウェアが浸透しつつあり、当該領域でVTS*社のようなユニコーンスタートアップも誕生しております。一方、日本の不動産運用市場は米国や中国に次ぐ規模がありながらも**斯様なテクノロジーの現場実装で後れをとっておりました。

グラフェン社は日本の不動産運用における、管理・運用業者の業務効率化や DX に資するクラウドソフトウェアを提供するパイオニアであり、既に大手管理会社から相当数の受注実績を有しております。今回の出資によって得た資金で、機能拡張のための開発を加速し提供価値を更に高めていく予定です。

当社グループは、当社グループ及び、本ファンドの投資家リソースやネットワークを積極的に活用し、グラフェン社が日本版 VTS として業界全体の生産性向上をけん引するリーディングカンパニーとなることを、強力に支援して参ります。

* https://www.vts.com/
**ニッセイ基礎研究所「わが国の不動産投資市場規模(1)-ボトムアップ・アプローチによる推計結果~「収益不動産」は
約 272 兆円、「投資適格不動産」は約 171 兆円。

我が国の労働生産性は長らく OECD 主要 7 か国の中で最下位の状況が続いており、テクノロジー導入等による生産性改善について関心が高まっています。米国と?較し、IT 資本投入水準が各産業の中で最も低いと言われる日本の不動産・物流(運輸・倉庫業)業界は、デジタル化による生産性向上が最も期待されているセクターの一つです。MIC は、不動産・物流業界において、次世代技術やユニークなアイデア・ビジネスモデルによる業界革新を目指す企業に対する成長投資を行い、ハンズオンの支援で企業価値の最大化を図るとともに、業界の活性化や生産性向上に貢献してまいります。

なお、本件が当社の連結業績に与える影響は軽微でありますが、今後、開示すべき事項が生じた場合には、速やかにお知らせいたします。

以上

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://ssl4.eir-parts.net/doc/7347/tdnet/2003925/00.pdf

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