強力追尾で建設現場を支えるサーボトータルステーション『Spectra Geospatial Focus 50』リリース

2022/01/17  株式会社 ニコン・トリンブル 

独自の電磁誘導式駆動システムと世界に唯一の傾き補正システムで、正確かつ効率的な観測を実現

測量・測位ソリューションの開発・製造・販売を行う株式会社ニコン・トリンブル(本社:東京都大田区、代表取締役兼CEO:丹澤孝)は、建設・土木向けサーボトータルステーション『Spectra Geospatial Focus 50(スペクトラジオスペーシャル フォーカス 50)』の販売を開始しました。



独自技術で精度を維持する「Spectra Geospatial Focus 50」



Spectra Geospatial Focus 50
磁誘導式ギアレス駆動システム「MagDrive™(マグドライブ)」でプリズムを強力追尾
Spectra Geospatial Focus 50は、独自のリニアモーター「MagDrive™(マグドライブ)」搭載により1秒間に90°の高速・精密な旋回が可能です。
MagDriveによって静かかつ滑らかに本体が回転し、プリズムの動きを確実に追尾。現場での現況観測や杭打ち作業をストレスなく行えます。
画像は別製品です


傾き補正システム「SurePoint™(シュアポイント)」で軟弱な地盤・長時間の設置時でも常に水平を維持
一般的なトータルステーションでは、三脚の沈み込み等が原因で、角度表示が変動してしまうことがあります。
Spectra Geospatial Focus 50は、MagDriveによって確実な鉛直軸を確保し続け、さらにリアルタイムに測角値の変動量を制御し、ほぼ完全に水平状態を維持します。

器械が傾いている状態で高い位置を計測すると大きな誤差が出てしまいますが、Spectra Geospatial Focus 50なら自動で鉛直軸を補正するので、軟弱地盤や長時間の設置時でも安定した精度を発揮、また大幅な時間短縮が可能なため、高低差の大きい法面の計測や大型構造物の施工管理などに有効です。


Spectra Geospatial Focus 50ラインナップ

・Robotic(無線通信による中~長距離用)
・Autolock(Bluetoothによる近~中距離用)
両機種共に、ワンマン観測が可能

【Spectra Geospatial Focus 50主なスペック】
・MagDrive™
・SurePoint™
・オートロック
・オートフォーカス


GNSS受信機との共通コントローラー『LANDRiV Pro』で、ハイブリッド観測が可能





工事測量専用コントローラー「LANDRiV Pro(ランドライブ プロ)」
LANDRiV Proを使用することで、Spectra Geospatial Focus 50とGNSS受信機『Spectra SP85 GNSS』とのセンサーをスイッチして作業する"ハイブリッド観測"が可能です。作業内容や要求精度に合わせて最適なセンサーを選択することができ、作業効率化を実現できます。

また、同一現場で同じ設計データが活用できるので、トータルステーション用、GNSS用の設計データを別々に準備する必要はありません。

■杭打ち、丁張などのワンマン観測に


精度が要求される構造物や、リアルタイムに精度を確認しながら設置する作業にはトータルステーションでの観測が最適です。LANDRiV Proを使用したワンマン観測が生産性を向上させます。


■現況測量・横断、各種測設作業に



距離や視通を気にせず効率よく測量したい時には、GNSSによる観測が最適です。平均1~2cmの精度で観測でき、機動力を発揮します。



製品情報

●Spectra Geospatial Focus 50
https://www.nikon-trimble.co.jp/products/product_detail.html?tid=404

●販売価格:最寄りのニコン・トリンブル ジオスペーシャル事業部正規販売店へお問い合わせください。


株式会社ニコン・トリンブルについて

株式会社ニコンと米国Trimble Inc.のジョイントベンチャーである株式会社ニコン・トリンブルは、両社のコア技術である測量・測位技術とノウハウを融合させ、GNSS受信機、小型・軽量なトータルステーション、先端的なロボティックトータルステーションを中心に高品質、高精度なソリューションを提供しています。
精密農業、地理空間情報、自動運転の分野においても、最先端の技術、ソフトウェア、サービスをご提供しながら、新たな分野開拓の可能性にもチャレンジしています。

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