2022年10月17日
令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業(補助) の3次公募結果について
1. 環境省は、脱炭素社会構築に資する資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラ
スチック利用を段階的に改めることとしています。
2. 本事業は、化石資源由来プラスチックの代替素材開発や、プラスチックのリサイクル技術・シ
ステム高度化など、技術的課題を解決し事業化に向けて必要な実証を行うものです。
3. 令和4年度事業について、補助事業の公募を令和4年7月 25 日(月)~ 同年8月 29 日
(月)の期間で実施しました。
4. 同事業に応募のあった案件について、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審
査委員会における審査を行い、採択すべき事業を選定したのでお知らせします。
「令和4年度脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業」の公募概要
環境省では、低炭素社会及び循環型社会構築に資するプラスチック資源循環システム構築の加速化を図るため、従来型のプラスチック利用を段階的に改めることとし、化石資源由来のプラスチックを代替する再生可能資源由来のバイオプラスチック等への転換を推進しています。
また、従来リサイクルが困難であったプラスチック等素材に対するリサイクル技術・システムの高度化を図り、プラスチック資源循環システム全体でのエネルギー起源CO2排出の抑制を目的とした以下の事業を行います。
① 化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省 CO2化実証事業
選定結果
本事業の公募に対し7件の応募があり、申請書類による事前審査及び有識者で構成される評価審査委員会による審査を行った結果、代替事業1件、リサイクル事業1件の事業について選定しました。
補助事業2件
事業者名
(五十音順) |
事業名 |
事業の概要 |
① 化石由来プラスチックを代替する省CO2型バイオプラスチック等(再生可能資源)への転換及び社会実装化実証事業 |
日本モウルド工業株式会社 |
立体紙シートプレス技術を応用した新型紙製包装容器の製造 |
冷凍食品容器を対象にカーボンニュートラル原料である紙に置き換える事で、化石由来プラスチックを代替しCO2削減を目指す。方法として立体紙シートプレス技術を活用し、プラスチック真空成型とほぼ同等のコスト実現及び課題であるデザイン制約の解決をするための実証事業を行う。 |
② プラスチック等のリサイクルプロセス構築及び省CO2化実証事業 |
日榮新化株式会社 |
フィルムセパレーターの水平リサイクル実証事業 |
ラベルや工業用テープなどの粘着製品に使用されるPETフィルムセパレーターなどの台紙部分は、多くの場合廃棄・燃焼されている。これらをPET合成紙製のリサイクル専用セパレーターに置き換え、ユーザー使用後に回収、マテリアルリサイクルすることで、再びリサイクル専用セパレーターの原料として使用する実証を行う。 |
連絡先
環境省 環境再生・資源循環局 総務課リサイクル推進室
- 代表
- 03-3581-3351
- 直通
- 03-5501-3153
- 室長
- 水谷 努
- 室長補佐
- 彦坂 早紀
- 室長補佐
- 持田 雅宏
- 担当
- 倉石 真純
- 担当
- 土金 直樹