7月1日12時ごろから2日14時半ごろにかけて、BtoBプラットフォームにアクセスしづらい事象が発生しておりました。
現在は復旧し、全てのサービスを通常通りご利用いただけます。
原因等の詳細につきましては、後ほどご利用ガイドに掲載致します。しばらくお待ち下さい。ご迷惑おかけしたことをお詫び申し上げます。
最終更新時刻:16時13分

ジャパン・メディカル・カンパニー社が「第4回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年6月2日に開催

2024/06/06  株式会社 ジャパン・メディカル・カンパニー 

株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー(東京都中央区、代表取締役CEO 大野秀晃、以下当社)が赤ちゃんの“頭のゆがみ”を矯正するヘルメット「クルム」「クルムフィット」を導入・導入検討している医療機関様向けに「第4回 位置的頭蓋変形に対するヘルメット適正治療研修会」を2024年6月2日(日)にTKP東京駅大手町カンファレンスセンターにて開催いたしました


■研修会開催の背景
 赤ちゃんの頭のゆがみを心配するご家族の声を受け、“⾚ちゃんの頭のかたち”を専門にヘルメット治療を行う外来が全国の医療機関に設置され始めています。ヘルメット治療が徐々に普及していく中で、当社では適正な頭蓋健診と適正なヘルメット治療を推進すべく、当社製ヘルメットを導入済または導入検討している医療機関様を対象に定期的に研修会を開催しております。
 当社製ヘルメットの取り扱いをご希望される医師には、ヘルメット適正治療研修会への参加と治療実績のある先行医療機関(大学病院)への見学を必須としています。当社製ヘルメット導入後も、医師にはヘルメット適正治療研修会への継続参加をお願いしております。
 親御様が頭蓋健診とヘルメット治療を安心して受けられるよう、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とする先生方と決定し導入した当社独自の基準です。
 まだまだ治療の歴史の浅い頭蓋矯正に携わるからこそ、当社は定期的な研修会を通じ、提携先の医療機関の先生方には治療に関する知識の習得および適正治療についての理解を深めていただいています。
 いわゆる「標準治療」が確立されていない治療でもあるため、慎重を期し、治療に携わる医師をはじめとした関係者が病院・診療科の垣根を越えて学び合う場としています。
 今回も、豊富な症例数を誇る大学病院の教授陣に講師をお引き受けいただき、医師間の活発な意見交換やヘルメット治療のあるべき姿についての議論が行われ、大変有意義な研修会となりました。


前回研修会の模様:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000046445.html

 「アドバンスコース」では「位置的変形に対するヘルメット治療」の枠を越え、病的頭蓋変形に関する症例の研究や講師の専門からみた「頭蓋変形」についての発表が行われるなど、参加者間の活発な討議につながるコースとなりました。

・筆頭講師
自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児脳神経外科教授 五味玲先生
自治医科大学附属さいたま医療センター 副センター長 周産期センター長 小児科・周産期科教授 細野茂春先生
・講師
自治医科大学とちぎ子ども医療センター小児脳神経外科 臨床助教 小熊啓文先生
自治医科大学附属さいたま医療センター新生児科 助教 中張惇子先生

■研修会概要
 本研修会では、小児脳神経外科、小児科・新生児科の先生方より、病的な頭蓋変形の鑑別方法やヘルメットの適応診断等についてご講義をいただきました。第4回となった本研修会では約30の医療機関より60名超の医師・コメディカルの方々にご参加いただき盛会のうちに終了することが出来ました。
 ご参加いただいた大学病院は11施設、基幹病院は12施設、その他は頭の形の健診・治療を専門とするクリニック等でした。
 研修会では専門分野の先生方との意見交換や質疑応答が活発に行われ、位置的頭蓋変形ならびにヘルメット治療に対する理解を深め、その後の懇親会でも、ご参加された皆様で診療科の垣根を超えて親交を温めていたただきました。
 本研修会では今後も、「適切な頭蓋健診とヘルメット治療の提供」「お子様の頭のかたちに悩んでいる親御様に寄り添う医療の提供」を行いながら、診断と治療の均てん化を目指していきます。


研修会講師よりコメント


自治医科大学とちぎ子ども医療センター 小児脳神経外科教授 五味玲先生

 頭のかたちの変形(位置的頭蓋変形)に対するヘルメット矯正治療の社会的認知度が上がってきており、ヘルメット業者も治療医療施設も増えてきているようですが、一方でさまざまなトラブルがあるという報告も聞こえてきています。われわれは治療の質を担保するために、医療機関に対して研修会を開催してきており、今回も導入予定機関に対してベーシックコースを行いました。たとえ小児神経外科や形成外科の経験豊富な医師でも、必ず受講していただくこととしています。
 さらに既導入機関向けには、アドバンスコースを開催しました。発表者は形成外科・小児科・脳神経外科と多科にわたり、数多くの治療経験と貴重な症例の紹介がありました。また位置的頭蓋変形以外の病的変形の症例に対するヘルメット治療についての討論もあり、重要な情報を共有する貴重な機会となりました。

自治医科大学附属さいたま医療センター 副センター長 周産期センター長 小児科・周産期科教授 細野茂春先生

 乳児の頭のかたちに対する関心が高まる中、位置的頭蓋変形に関しては必要に応じてヘルメット矯正療法が多くの医療機関で行われるようになってきています。医療機関側は国内外の数社のヘルメットが選択可能の状況です。その一方、鑑別診断からヘルメット矯正療法の適応、さらには実際のヘルメット矯正療法実施にあたりJapan Medical Company の製品以外を採用している施設では十分な研修が行われずに知識と技術が無いいままヘルメット矯正療法が行われ、ご家族のご質問に十分に答えられない状況が生じソーシャルメディア等に投稿される事案が出てきています。
 今回で4回目の研修会になりますが、参加医師の診療科の垣根を越え、各医療機関でヘルメット矯正療法についての抱えている問題点やノウハウが共有されたことは治療の均てん化につながり有意義な会であったと考えます。今後ともお子様とその家族のためにヘルメット矯正療法が適切に行われ最大限の効果が発揮できるよう教育・研修の場としてこの研修会を利用していただければと思います。

研修会を受講された医師の声


関西医科大学 脳神経外科 教授 埜中 正博 先生

 乳児頭蓋変形に対するヘルメット治療は、主に頭の形状を整える目的で行われます。日本においても多くの方がこの治療法に関心を寄せている状況がある中で、本来ヘルメット治療の対象とならないような変形に対しても治療を実施、あるいは治療を要する頭蓋縫合早期癒合症を単なる頭蓋変形と誤診し、ヘルメット治療を実施してしまうなどの問題が生じる事が懸念されています。今回はベーシックコースのみの受講でしたが、治療対象をどのようにして選ぶのか、頭蓋縫合早期癒合症をどのように鑑別するのかについてよく理解できる内容でした。このような講習会を多くの先生方に受講していただくことでヘルメット治療が適正に行われ、社会に広く受け入れられることを願います。

新潟県厚生連新潟医療センター 脳神経外科 地域連携支援部長 西山 健一 先生

 頭蓋変形に対する社会的認知度が高まり、ヘルメット治療の需要も増加している状況で、医療スタッフとして適切な診断と治療方法を身に着けることの重要性を再認識しました。
 ベーシックコースで基本的な知識と技術を学び、治療効果への期待に応える具体的方法を理解できました。さらに、アドバンスコースでは、医学的な治療困難例のみならず、頭蓋変形を社会問題として捉え、その安全と安心をいかに担保するかについても議論が行われました。これにより、医療現場だけでなく、社会全体での取り組みの必要性を強く感じました。
 非常に有意義な研修会で、得た知識を今後の診療に活かしていきたいと思います。

■製品情報:Qurum Fit(クルムフィット)/Qurum(クルム)

 長年、頭蓋形状矯正ヘルメットの製造を行なってきた株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーが、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の先生方とともに、開発検討委員会を組成し共同開発。最先端の3Dプリンタによる日本製ヘルメットで、高い通気性でムレにくく、ヘルメットだけでなくクッション自体も水洗いが出来ます。メカニズムからデザインまで、赤ちゃんに必要なことをカタチにしました。
 プロダクトそのものの高い品質に加え、当社ヘルメットの取り扱いをご希望される医師には、ヘルメット適正治療研修会への参加と治療実績のある先行医療機関(大学病院)への見学を必須としています。当社ヘルメット導入後も、医師にはヘルメット適正治療研修会への継続参加をお願いしております。
 親御様が、頭蓋健診とヘルメット治療を安心して受けられるよう、一般社団法人日本頭蓋健診治療研究会の理事を中心とする先生方と決定し導入した当社独自の基準です。
「最高の安心」のためにできること。ヘルメット治療の導入と導入後のプロセスもわたしたちの品質のひとつです。
https://japanmedicalcompany.co.jp/qurum/

■株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーについて

 ジャパン・メディカル・カンパニーは、最先端の3Dプリンティング技術を用いて、医療のカタチを革新するものづくりベンチャー企業です。赤ちゃんの“頭のゆがみ“を矯正するヘルメット「Qurum (クルム)」「Aimet(アイメット)」の開発、製造、販売を行っております。
 ヘルメットを用いた累計症例数は15,000症例以上の実績があり、ヘルメット治療のさらなる認知拡大を図るとともに、頭蓋形状矯正という概念そのものと疾病啓発の普及に取り組んでまいります。

■社名:株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー
■設立:2018年5月
■代表取締役CEO:大野秀晃
■事業内容:医療機器の開発・製造・販売、医療雑品の開発・製造・販売
■URL:https://japanmedicalcompany.co.jp
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニーのプレスリリース一覧
https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/46445

・本リリースに関するお問い合わせ・ご質問はこちら
株式会社ジャパン・メディカル・カンパニー コーポレイト・デザイン室 柳本 瑞穂
TEL:03-5829-8342 / choice@japanmedicalcompany.co.jp

他の画像

関連業界