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上場企業の意識・行動変容を促すシステムチェンジ投資に関する研究の開始について [三菱UFJ 信託銀行株式会社]

2024/06/19  株式会社 三菱UFJフィナンシャル・グループ 

2024 年 6 月 19 日
三菱 UFJ 信託銀行株式会社

上場企業の意識・行動変容を促すシステムチェンジ投資に関する研究の開始について

三菱 UFJ 信託銀行株式会社(取締役社長 長島ながしま巌いわお、以下 三菱 UFJ 信託銀行)は、日本におけるインパクト投資のパイオニアとして黎明期から中心的な役割を担う一般財団法人 社会変革推進財団(理事長 大野 修一、以下 SIIF)と、社会・環境課題の表層的な解決ではなく、多様なステークホルダーとの協働を通じて複雑な課題を生み出している構造(システム)の根本的な解決に向けて、システムチェンジ投資に関する研究を開始しました。

三菱 UFJ 信託銀行は、2021 年 10 月より、国内上場株式を投資対象とするインパクト投資型ファンド(以下 ファンド)を運用しています。このファンドでは、インパクトゴールと達成への道のり(セオリー・オブ・チェンジ)の策定や、アウトプット・アウトカムに至るまでの因果関係の分析、インパクトの測定・マネジメントプロセスの設計にあたり SIIF の知見を活用しており、2021 年度環境省「グリーンファイナンスモデル事例創出事業(http://www.env.go.jp/press/110511.html)」として選定されました。

近年、社会・環境課題への意識が急速に高まる中、気候変動や生物多様性、人権問題などの社会・環境のリスクを放置し続けた場合、ビジネスの前提となる社会・経済そのものが成り立たなくなるリスクが高まることから、個別の投資案件や特定の対象でポジティブなインパクトの創出を意図するインパクト投資への関心に加えて、これら課題が生まれる構造的な原因に対してアプローチしきれていないという追加的な課題認識も広がりつつあります。

今般、三菱 UFJ 信託銀行は、社会・環境の課題を根本的・構造的に解決する「意志」を持ち、解像度高く、システムを俯瞰しつつ、課題の真因を探求する「学習」により、課題解決に必要な「多様なアプローチ」を結集させ、新たな価値を生むシステムへの変容を目指す SIIF とともに、既存のシステムの主体である上場企業の意識・行動変容を促す取り組み(以下「システムチェンジ投資」)を追求し、その成果の可視化による認知度向上やその波及効果の拡大なども通じてスタートアップ企業などによるイノベーションだけでは実現できないシステムレベルの課題解決に貢献していくことを目指していきます。上場企業を通じたシステムチェンジ投資の取り組みは国内初となります。

<一般財団法人 社会変革推進財団(Japan Social Innovation and Investment Foundation)[1] について>社会変革推進財団は、「社会課題解決と多様な価値創造が自律的・持続的に起こる社会を目指し、自助・公助・共助の枠組みを超えて、社会的・経済的な資源の循環の仕組みをつくる」ことをミッションとしているインパクト投資の推進団体です。企業、自治体、NPO、教育研究機関などと共に、社会的・経済的資源のエコシステムの実現のために、数々の計画立案、その実行や支援などを行なっています。2024 年 5 月システムチェンジ投資の概念、海外事例をまとめた「システムチェンジ・ライブラリ」(https://note.com/siif_pr/m/ma872b9be42ba)開設。

[1] https://www.siif.or.jp/

以 上

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