報酬改定が当社グループの連結業績へ与える影響

2024 年２月 15 日
株式会社アンビスホールディングス

報酬改定が当社グループの連結業績へ与える影響

2024 年１月 22 日に開催された社会保障審議会介護給付費分科会における審議、及び２月14 日に開催された中央社会保険医療協議会における答申により、2024 年度の介護報酬改定・診療報酬改定の詳細が公表されました。当該改定が当社グループの連結業績へ与える影響につきまして、下記の通りお知らせいたします。

記

■当社グループの事業に関連する介護報酬改定・診療報酬改定の概要

2024 年度の改定は、生産年齢人口の減少とともに物価高騰や賃金上昇が進む中での診療報酬・介護報酬の同時改定となりました。持続可能な全世代型社会保障を実現するために将来のあるべき医療・介護の提供体制を見据え、地域の実情に応じた地域包括ケアシステムの深化・推進とともに、人材不足が顕著な医療・介護業界における現下の雇用情勢も踏まえた人材確保・働き方改革等の推進や、制度の安定性・持続可能性の確保が課題にあげられました。

今改定において、評価の適正化・重点化に伴う単位数の変更や新設があり、同一建物等居住者にサービス提供する場合の報酬の見直しがあった一方で、質の高い在宅医療・訪問看護の確保の為に、看取り期の利用者など重度者へのサービス提供を行う事業者の評価が見直されました。更に、医療情報の有効活用を目的として医療 DX 推進の評価が新設されました。

他にも、医療・介護の役割分担と切れ目のない連携を着実に進めるために複数の要件が見直されました。また、医療・介護の現場を支える看護・介護職員への賃上げを目的として、処遇改善措置を更に進めることが定められました。

■業績への影響

現時点において、今回の介護報酬改定・診療報酬改定が当社グループの連結業績へ与える影響はプラス面とマイナス面がありますが、全体として重要な影響はないと見込んでおります。なお、今後開示すべき事項が生じた場合は、速やかにお知らせいたします。

以上