2019年3月15日(金)、平成の終わりに読むべき本『平成史』が刊行!

2019/03/15  株式会社 平凡社 

〈平成〉は後世、いかに総括されるのか。昭和史研究で著名な評論家、保阪正康氏が平凡社新書『平成史』を上梓。

株式会社平凡社(東京都千代田区、代表取締役社長 下中美都)は、2019年5月1日の改元を前に、3月15日(金)に平凡社新書『平成史』を刊行します。




政治の劣化、オウム真理教事件、天災と人災、経済停滞……。
「停滞」や「閉塞」の時代と語られることも多い平成ですが、後世、どのように総括されるのでしょうか? 

平凡社の「平凡社新書」シリーズでは、2019年4月1日の新元号発表を前にしたタイムリーな新刊として、評論家の保阪正康氏による『平成史』を刊行します。
 
本書は、昭和との因果関係や、生前譲位が注目される天皇陛下が果たしてきた役割など、戦後史に関する数多くの著書を手がけてきた著者ならではの鋭い洞察によって、平成という時代の深層を読むことのできる一冊となっています。

改元後、新たな時代を迎えるにあたって、私たちは平成がどんな時代だったかを総括する必要があります。本書に綴られた内容は、平成という時代を考察するうえでのヒントを与えてくれるはずです。

【書誌情報】
平凡社新書908 『平成史』
保阪正康=著 平凡社刊
2019年3月15日(金)刊行
ISBN 978-4-582-85908-9
新書判 232ページ 定価:本体820円+税
https://www.heibonsha.co.jp/book/b43251


保阪正康氏
【著者プロフィール】
保阪正康(ほさか まさやす)

1939年北海道生まれ。ノンフィクション作家、評論家。2004年、一連の昭和史研究により菊池寛賞受賞。2017年『ナショナリズムの昭和』(幻戯書房)で和辻哲郎文化賞を受賞。著書に『昭和陸軍の研究』(朝日選書)、『東條英機と天皇の時代』(ちくま文庫)、『瀬島龍三』(文春文庫)、『昭和の怪物 七つの謎』(講談社現代新書)、『松本清張と昭和史』『昭和史の一級史料を読む』『昭和史の深層』(以上、平凡社新書)、『風来記 わが昭和史』(全2巻、平凡社)など多数。


◆『平成史』目次

序章|天皇の生前譲位と「災害史観」

天皇による「国民統合」の呼びかけ/捨て身の戦い/〈平和勢力〉としての天皇/五五年体制の終焉がもたらしたもの/昭和の政治のツケ/小選挙区制の欠陥/大正と昭和の因果関係/平成の災害史観

第一章|世界史の中の「平成元年」
元号は“句読点”/昭和天皇の死と冷戦終結/ソ連崩壊後のモスクワで見たこと/「昭和」に殉じた者たち/昭和と平成、それぞれのキーワード/天皇が示した自らの役割

第二章|天皇が築いた国民との回路
天皇が置かれた状況の苛酷さ/国民に発した問い/昭和天皇との間で交わされた伝承/「軍人がバッコして大局を考えず」/海外への追悼と慰霊の旅/平成からの託言/継承に向けた準備/元残留日本兵家族との会見/象徴天皇としての務め/韓国とのゆかり/歴史に向きあう姿勢

第三章|政治はなぜ劣化したか
小選挙区制導入がもたらしたもの/政治の劣化を示す予兆/「村山談話」の歴史的意味/歴史修正主義の跋扈/「自虐史観」という言葉/小泉純一郎の論法と発想/二元論的な政治指導者/平成の政治家は何を土台に据えているか

第四章|〈一九九五年〉という転換点
昭和の清算/変質した青年の反抗の姿/オウム事件とは何だったのか/王国における暴力装置/平成の最大の教訓/機械文明の極致への入り口/戦後民主主義を肌で学んだ指導者たち/平成における死生観/延命医療の本質/誰にも看取られることのない死/時代に補助線を引いた西部邁の自裁/「社員は悪くありません」/バブル期の意識/経済大国という空念仏

第五章|事件から見る時代の貌
“ひきこもり”という時代の病/犯罪の目的が変わった/神戸連続児童殺傷事件/光市母子殺害事件/「人を殺してみたかった」/〈戦後〉はなぜ死んだのか

第六章|胎動する歴史観の歪み
民主党政権とは何だったか/生かされなかった太平洋戦争時の教訓/「デモクラシーの後をファシズムがついてくる」/ナショナリズムのあり方/深刻な時代の胎動/日本は「右傾化」したのか


終章|平成の終焉から次代へ
「おことば」に加えられた能動的な表現/新しい天皇制確立の機運/先帝との関係性でつくられる新たな天皇像/「天皇の二重構造」をいかに防ぐか/大正末期に生まれた奇妙な空間/関東大震災から広がった虚無感/貞明皇后の被災地巡り/天皇を見つめる国民の目

あとがき
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