三井住友海上の保険契約者向け「雹(ひょう)災緊急アラート」に、
東芝デジタルソリューションズの「降雹予測サービス」が採用
2024年6月26日
東芝デジタルソリューションズ株式会社
東芝デジタルソリューションズ株式会社（取締役社長：島田 太郎、以下 当社）が提供する、雨雲の中の降水粒子の種類を判別することで上空での雹（ひょう）の発生を検知し、地上への降雹を予測する「降雹予測サービス」が、三井住友海上火災保険株式会社（代表取締役社長：舩曵 真一郎、以下 三井住友海上)が個人の自動車保険・火災保険契約者に降雹の危険性を事前に知らせるサービス「雹災緊急アラート」に採用されました。三井住友海上の「雹災緊急アラート」は、本日より本格運用が開始されます。
■ 背景
近年、降雹による災害は増加しており、被害軽減に向けた対策が急務となっています。当社と三井住友海上は2022年6月に関東を中心に発生した降雹を受け、2023年6月～9月に降雹の危険性を知らせるアラートの実証を行いました注1。その結果、降雹の精緻な予測が可能であること、実証に参加した多くのお客さまから「参考になった」「実際に防止活動を行った」などの評価をいただいたことから、三井住友海上は降雹被害を対象とするアラートサービスの本格運用に至りました。
また、当社と三井住友海上は、本年５月から群馬県で、ベイシアグループとも連携し「降雹対策グッズ」を活用した実回避行動を促すソリューションの開発・提供に向けた実証も開始しています注2。
■ 三井住友海上の雹災緊急アラートサービスについて
三井住友海上の雹災緊急アラートサービスは、個人の自動車保険・火災保険のご契約をいただいているお客さまを対象に、降雹リスクが高まった際に、防災アドバイスと事前アラートをＳＭＳ注3で配信します。
当社の「降雹予測サービス」を中核として構築することで、東芝独自の気象レーダデータ解析技術を用いた高度な降雹予測情報を利用することが可能となっています。また、公共の気象レーダのデータ注4を解析するため、三井住友海上が気象レーダなどのハードウェアを維持・運用することなくサービスを実現しました。
当社は今後も、“空”で「起きていること」と「起きること」を広範囲かつ細かいエリア毎に、正確に把握、予測することで、防災や減災に貢献するとともに、さまざまな事業領域での活用を通じて、平穏で豊かな生活の実現を目指してまいります。
注1：2023年6月26日ニュースリリース
三井住友海上との保険契約者向け雹災アラートの実証実験について ～東芝独自の気象レーダデータ解析技術により、降雹（こうひょう）予測を実現～
https://www.global.toshiba/jp/company/digitalsolution/news/2023/0626.html
注2：2024年4月26日ニュースリリース
～対策グッズで実回避行動を後押し～ 地域住民の降雹被害軽減に向け群馬県で実証
https://www.global.toshiba/jp/news/digitalsolution/2024/04/news-20240426-01.html
注3：SMS（ショートメッセージサービス）
注4：国土交通省のXRAIN（高性能レーダ雨量計ネットワーク）のデータを利用。
- ニュースリリース／トピックスに掲載されている情報（サービスの内容／価格／仕様／関連リンク／お問い合わせ先など）は、発表日現在の情報です。
予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。
■？東芝デジタルソリューションズの気象データサービスについて
