アルカンターラとベネチア国際大学(VIU)の共催による国際シンポジウム『変化への対応:地球温暖化と脱炭素社会』 をテーマに開催

2018年03月07日  アルカンターラ 

世界各国の科学者、エコノミスト、研究者、企業経営者約30名が危機的な状況を報告、テクノロジー・イノベーションによる多様なアプローチを提案

高級自動車のシートをはじめとした多様なブランド商品で使用されている素材アルカンターラ(R)を提供している伊・アルカンターラ社が、ベネチア国際大学(VIU)と協力して、『地球温暖化と脱炭素社会(Coping with Change: Global Warming and Decarbonization)』をテーマに開催した第4回「サステナビリティにおける国際シンポジウム」が、3月1日、2日の両日にわたり開催されました。 2日間の集中的なワークショップには、世界各国から、科学者、エコノミスト、研究者、企業経営者、サイエンスライター等約30人が集まり、地球温暖化と脱炭素化が人間の生活、企業の行動、情報発信に与える影響を考え、それらに対処するのテクノロジーとイノベーションの役割について発表、さまざまなアプローチが集約されたことで最新の状況が明らかとなり、これに対処する革新的な方法も提案されました。


アンドレア・ボラーニョ会長兼CEO
ウンベルト・ヴァッターニ大使(ベネチア国際大学総長)とアンドレア・ボラーニョ(アルカンターラ社会長兼CEO)が開会の挨拶でともに強調したのは、学術界と産業界とが共通の知識を積み上げ、協力して科学者、産業人、コミュニケーション専門家たちの議論を推進し、それによって市民に明確な情報を提供していくということでした。

ヴァッターニ大使は次のように述べました。「1968年4月、ローマのアカデミア・デイ・リンチェイでローマ・クラブが設立されました。この権威ある組織の設立は、サステナビリティの問題に対する初めての真剣な取り組みでした。それからちょうど50年後の2018年3月に、ベネチア国際大学はアルカンターラと協力して世界的なセミナーを開催します。環境破壊の原因について、またさらに重要な点として、環境破壊の進行を食い止める対策について、どれほどの進歩がなされたかを示すためです。今私たち人間に必要なのは科学者、ビジネスリーダー、民間人の積極的な関与によって、すでにあるソリューションの実行を厳しくしく迫ることです」

アンドレア・ボラーニョは次のように述べました。「今回、2日間のシンポジウムではっきりしたのは、気候変動と脱炭素化の問題について、科学研究が教えるところと、社会がさまざまなレベルで持つ知識や理解の内容との間にまだ大きなギャップがあるということです。緊急に思い切った行動を起こす必要とともに、各国が2℃までの気温上昇の抑制』を達成できる状況にないこと、また、自国優先主義が世界に広まっていることも明確になりました。そのためにアルカンターラとベネチア国際大学は、研究者、科学者、企業、ビジネスリーダーの間での意見交換、行動や問題の特定を通じてこの情報ギャップを縮めるプロジェクトを始めたのです」

講演者やパネリストたちはそれぞれ新たな意義ある観点を提示しました。特に数人の科学者、専門家、研究者は、気候変動問題について現在の状況を把握し、今後のソリューションに取り組むために必要な連携の主要な形を強調しました。
マッシモ・イングッシオ教授(イタリア学術会議プレジデント、ゲオルク・ケル博士(国連グローバル・コンパクト創立者、前エグゼクティブ・ディレクター、アラベスク・パートナー社会長)、ダニエル・クリンゲンフェルト博士(ポツダム気候影響研究所 所長室事務長)、そしてジョヴァンナ・メランドリ元文化財大臣(Human Foundation Giving and Innovating創立者会長、MAXXI財団チェアマン)ら多数の多国籍企業、国際的な専門家がその経験を述べ、地球温暖化や脱炭素化に関連する問題に対処するためのビジョン、投資例、技術的プログラムを披露しました。特に注目が集まったのは、削減目標を達成し今後のソリューションの活用にも有利な条件を置くとすればどのようなものになるかでした。

日本からのキーノートスピーカーのひとり、田中義和氏(トヨタ自動車 Mid-size Vehicle Company MS製品企画ZFチーフエンジニア)は、水素ベースモビリティ構築に向けてのトヨタの取り組みを説明。「トヨタでは1992年から燃料電池電気自動車(FCEV)の独自開発を始め、2014年末に販売を開始しました。次のステップは導入コストを下げて、水素自動車の利用をさらにポピュラーにすることです」
千代亮氏(川崎重工業 水素チェーン開発センター シニアスタッフオフィサー)も、水素ベースの社会に向けての同社の取り組みを「当社では2020年に水素サプライチェーンに必要な各種技術の実証を開始する予定です。さらに輸送船、ガスタービンといった水素社会の新技術も継続的に開発しています」と紹介。
また、日本からは上記の田中義和氏、千代亮氏に加え、大聖泰弘氏(早稲田大学、次世代自動車研究機構 特任研究教授/名誉教授)、古谷博秀氏(産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所 再生可能エネルギー研究センター長)、山根公高氏(山根公高水素エネルギー研究所代表)、守谷隆史氏(本田技術研究所、四輪R&Dセンター第5技術開発室 上席研究員)の4名がキーノートスピーカーとして招かれました。

さらに、ヘルマン・ペング博士(Audi AG e-fuelsプロジェクト管理部長)は「サステナブルな輸送にはサステナブルな電力、グリーンな水素、グリーンな気体/液体燃料が必要。当社ではそのためにスタートアップ企業と提携して、実証プラントを構築中です」と述べ、ポール・ジェフリス博士(BP長期計画方針部方針部長)は。「エネルギー移行について今後の不確定要素を理解し、分析と意思決定を助けるために、当社はさまざまなシナリオ(状況想定)など多彩な情報を活用しています。」と述べました。

シンポジウムの最後のセッションは、著名なサイエンスライター、ジャーナリスト、コミュニケーション専門家の意見を扱うものでした。
アレックス・カスプラク氏(Snopes.comサイエンスライターおよびデジタル専門家)は、誤ったコミュニケーションの問題を強調しました。「この問題はインターネットの時代になって広がりを見せています。科学に関する誤情報の発信者と戦い、彼らのフェイクニュースに対抗する効果的な方法を提案します。オーディエンスに実際の科学を見せて詳細に説明し、一般大衆を啓蒙することです。質の低い情報を流す者には容赦なく退場を命じるべきで、彼らは見かけほど自信があるわけではないのです」

最後に、アンドレア・ボラーニョとウンベルト・ヴァッターニ大使は、今回のシンポジウムは意見交換を続けていくための、また学術界、科学者、世界的な専門家の交流を通じてソリューションを提案するための出発点と考えている、と述べて締めくくりました。

当シンポジウムはyou tube で公開されています。
1日目 https://www.youtube.com/watch?v=Jg-4KsQA6wI
2日目 https://www.youtube.com/watch?v=MOocMnT3Vac

当シンポジウムは、2014年(『サステナビリティと自動車バリューチェーン』)と2015年(『世界的なサステナビリティへの道における自動車エコシステム、アジアの視点から』)に続いて、ベネチア国際大学のサン・セルヴォロ島キャンパスで開催されました。なお、2016年の第3回シンポジウム『サステナビリティと企業価値』は東京で開催されました。これはアルカンターラ社にとって日本で開かれた初めての国際サステナビリティ・シンポジウムであり、日本経済新聞、ベネチア国際大学、早稲田大学の協力を得たものでした。

サステナビリティは、ブランド価値として、また市場ポジショニングにおける差別化要因として、早くからアルカンターラの重要な資産のひとつです。サステナビリティはアルカンターラの強い信念であり、当社はこれを8年以上にわたって具体的な行動に移してきました。アルカンターラは2009年以来、毎年『サステナビリティ・レポート』を公表し、その内容は国際的な独立した第三者機関の基準に従った認証を受けています。2009年以来ずっと事業活動で発生したCO2の全排出量を測定・削減・相殺し、「カーボン・ニュートラル」認証を取得しています。
アルカンターラ社 『2017年度サステイナビリティ・レポート』は下記で公開しています。(日本語版あり)
https://sustainabilityreport.alcantara.com/

アルカンターラ(R) とは:
メイド・イン・イタリアのハイテク高級素材のアルカンターラ(R)は、アルカンターラ社の登録商標で、独自技術により生み出され、他には類をみない優れた技術性、感覚性、外観の美しさを備えた、画期的な高級素材です。

アルカンターラ社:
1972年に設立されたアルカンターラ社は、メイド・イン・イタリアの品質を誇る最高級素材を提供しています。アルカンターラ(R) (Alcantara(R))はアルカンターラ社(Alcantara S.p.A.)の登録商標であり、独自の技術により生み出された他に類のない優れた感覚性、美しさ、機能性を兼ね備えた画期的な素材です。驚くべき多様性を備え、ファッション、アクセサリー、自動車、インテリアデザインおよび室内装飾、コンシューマ・エレクトロニクスなど、さまざまな分野の一流ブランドに選ばれています。こうした特性とサステナビリティ(持続可能性)への真摯な取り組みといった企業姿勢や認証取得の実績など、アルカンターラは現代的なライフスタイルの象徴となっています――環境に尊重しながら、毎日使うもののよさを追求したい人のためのライフスタイルです。アルカンターラは企業活動全般からの二酸化炭素排出量について、全量の測定・削減・相殺に成功し、2009年に「カーボン・ニュートラル」認証を取得しました。またサステナビリティ分野における企業の取組みを示すために、国際的な監査法人であるデロイト トーマツの認証を受けた独自の『サステナビリティ・レポート』を毎年公表しています(同社ウェブサイトからもダウンロードできます)。
本社をミラノに置き、生産拠点と研究開発施設はウンブリア州の代表的な街、ネラ・モントロにあります。

アルカンターラホームページ(日本語): http://www.alcantara.com/ja/index.do
アルカンターラホームページ(日本語・サイトマップ): http://www.alcantara.com/ja/sitemap/index.do
アルカンターラホームページ(イタリア語):www.alcantara.com
アルカンターラ You Tube チャンネル(日本語):www.youtube.com/user/AlcantaraJa

国際規格の取得認証:
UNI EN ISO 9001: 2008年取得認証 品質マネージメントシステムの国際規格
ISO/TS 16949: 2009年取得認証 自動車産業に特化した品質マネージメントシステムの国際規格
UNI EN ISO 14001: 2004年取得認証 環境マネージメントシステムの国際規格適合を示す認証
エコテックススタンダード100: 1994年取得認証 製品との接触が人体に害を与えないことを保証
Authenticity認証:  インテリアデザイン業界で制定された正規品であることを保証する認証
SA8000認証: 2008年3月認証取得 社会的説明責任へのコミットを実証する国際規格
カーボン・ニュートラル認証: 2010年取得認証 二酸化炭素排出を環境プロジェクト支援によりゼロ化

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