【ライブ配信セミナー】ナノサイズの空間を化学する:多孔性金属錯体(MOF)の開発と応用 11月16日(火)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ

2021/10/25  株式会社 シーエムシー・リサーチ 

本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったウェビナー(ライブ配信セミナー)となります。

先端技術情報や市場情報を提供している(株)シーエムシー・リサーチ(千代田区神田錦町: https://cmcre.com/ )では、 各種材料・化学品などの市場動向・技術動向のセミナーや書籍発行を行っておりますが、 このたび「ナノサイズの空間を化学する:多孔性金属錯体(MOF)の開発と応用」と題するセミナーを、 講師に植村 卓史 氏 東京大学大学院 工学系研究科 応用化学専攻 教授)をお迎えし、2021年11月16日(火)13:30より、 ZOOMを利用したライブ配信で開催いたします。 受講料は、 一般:49,500円(税込)、 弊社メルマガ会員:44,000円(税込)、 アカデミック価格は26,400円(税込)となっております(資料付)。 セミナーの詳細とお申し込みは、 弊社の以下URLをご覧ください!  https://cmcre.com/archives/82271/ 質疑応答の時間もございますので、 是非奮ってご参加ください。


最近、ゼオライトや活性炭に代わる新たな多孔性材料として、有機配位子と金属イオンとの自己集合反応によって合成される金属―有機構造体(MOF)が注目を集めています。この材料が有する規則性空間は、配位子と金属イオンとの様々な組み合わせにより、そのサイズや形状、表面状態を合理的に設計できます。本講演ではこのナノ空間材料の合成や特徴を述べ、吸着剤や反応場としての応用についても今後の見通しも含め解説します。特に、新規高分子材料創製の場として利用した際に、高分子の一次構造(分子量、立体規則性、反応位置など)や集積状態(粒子化、配向化、アロイ化)を精密に制御できることや、高分子中のわずかな構造の違い(末端基、トポロジーなど)を認識して分離を可能にする技術について詳細に述べます。

1)セミナーテーマ及び開催日時
テーマ:ナノサイズの空間を化学する:多孔性金属錯体(MOF)の開発と応用
開催日時:2021年11月16日(火)13:30~16:30
参 加 費:49,500円(税込) ※ 資料付
  * メルマガ登録者は 44,000円(税込)
  * アカデミック価格は 26,400円(税込)
講 師:植村 卓史 氏 東京大学大学院 工学系研究科 応用化学専攻 教授

【セミナーで得られる知識】
・多孔性金属錯体(MOF)の合成手法とその特徴
・MOFを用いた吸着剤や分離剤への応用、機能性材料の創製(特に高分子材料)

※本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

2)申し込み方法
シーエムシー・リサーチの当該セミナーサイト
https://cmcre.com/archives/82271/
からお申し込みください。
折り返し、 視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
詳細はURLをご覧ください。


3)セミナープログラムの紹介
1. ナノ空間材料とは
 1.1 従来型ナノ空間材料(ゼオライトや活性炭)
 1.2 次世代型ナノ空間材料としての金属―有機構造体(MOF)
 1.3 MOFの特徴
 1.4 MOFの歴史と広がり
 1.5 他の分子性ナノ空間材料(COF や多孔性有機ケージ)
2. MOFの一般的性質と企業開発
 2.1 MOFの耐性、安全性、価格
 2.2 特許出願数推移
 2.3 企業開発状況
3. MOFの設計・合成法
 3.1 基本的な合成法
 3.2 様々な合成法
 3.3 材料評価法
4. ガス貯蔵と分離
 4.1 ガスの有用性
 4.2 一般的なガス貯蔵と分離法
 4.3 MOFを使った貯蔵・分離
 4.4 MOFによるガス吸蔵・分離
5. MOFの様々な機能
 5.1 蛍光性MOF
 5.2 磁性MOF
 5.3 導電性MOF
 5.4 イオン伝導性MOF
 5.5 バイオ応用
 5.6 結晶スポンジ
 5.7 MOF触媒
6. 多孔性金属錯体による高分子材料創製
 6.1 高分子とは
 6.2 一般的な高分子合成と生産
 6.3 多孔性錯体を反応場とする有用性
 6.4 分子量制御
 6.5 立体規則性制御
 6.6 反応位置制御
 6.7 配向制御
 6.8 ブレンド・アロイ化
 6.9 ナノ複合体形成
 6.10 高分子の精密認識・分離

4)講師紹介
【講師経歴】
1997年3月 京都大学 工学部 工業化学科卒業
1999年3月 京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻 修士課程修了
2002年3月 京都大学大学院 工学研究科 高分子化学専攻 博士後期課程修了
2002年4月 日本学術振興会 特別研究員(PD)
2002年8月 京都大学大学院 工学研究科 合成・生物化学専攻 助手
2007年4月 京都大学大学院 工学研究科 合成・生物化学専攻 助教
2010年7月 京都大学大学院 工学研究科 合成・生物化学専攻 准教授
2018年4月 東京大学大学院 新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授
2021年5月 東京大学大学院 工学系研究科 応用化学専攻 教授
2006年10月から 科学技術振興機構さきがけ「構造制御と機能」領域 研究者 2010年3月まで
2013年10月から 科学技術振興機構 CREST「超空間」領域 研究者代表者 2020年3月まで
【主な受賞】
2008年3月 日本化学会若い世代の特別講演
2010年3月 日本化学会 進歩賞
2013年4月 科学技術分野の文部科学大臣表彰 若手科学者賞
2014年6月 花王 研究奨励賞
2016年2月 日本学術振興会賞
2021年3月 日本化学会 学術賞

5)セミナー対象者や特典について
※ 本セミナーは、当日ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。推奨環境は当該ツールをご参照ください。後日、視聴用のURLを別途メールにてご連絡いたします。
★ 受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

【セミナー対象者】
・化学や高分子材料の研究者、技術者で新規ナノ空間技術に興味のある方(企業の研究所の研究者で、新しい手法を学びたいと考えている方)

☆詳細とお申し込みはこちらから↓
https://cmcre.com/archives/82271/

6)ウェビナー(オンライン配信セミナー)のご案内
〇 バッチ技術では実現できないフローマイクロリアクター合成・生産技術まで
  開催日時:2021年11月2日(火)9:30~16:40
  https://cmcre.com/archives/85284/

〇 水蒸気電解・CO2電解の基礎と現状
  開催日時:2021年11月2日(火)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/85309/

〇 電磁ノイズ低減を実現するシールド技術の基礎と応用
  開催日時:2021年11月2日(火)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/79710/

〇 FCV, EV, HEV 発電・蓄電デバイスの技術、性能、安全性を探る
  開催日時:2021年11月4日(木)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/86645/

〇 スラリーの分散状態評価技術の基礎
  開催日時:2021年11月4日(木)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/84923/

〇 ガスの吸着・脱着の基礎と効果的な活用法
  開催日時:2021年11月4日(木)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/84767/

〇 身体洗浄料の起泡力・抗菌/抗ウイルス力の制御と界面活性剤
  開催日時:2021年11月5日(金)10:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/76160/

〇 EV関連技術の現状と課題(カーボンニュートラルに向けて)
  開催日時:2021年11月5日(金)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/86588/

〇 CO2の排出量削減とCO2からの化学品製造の現状と課題、今後の展望
  開催日時:2021年11月5日(金)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/84643/

〇 リビング重合の基礎と応用:高分子の精密合成から構造制御材料へ
  開催日時:2021年11月8日(月)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/85993/

〇 ミリ波帯電波吸収体、遮へい材、透過材の考え方と設計例
  開催日時:2021年11月8日(月)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/71106/

〇 CO2分離回収技術の進展と実用化への展望
  開催日時:2021年11月8日(月)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/85220/

〇 停車中と走行中ワイヤレス充電の課題と研究開発の紹介
  開催日時:2021年11月9日(火)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/85812/

〇 プラスチックのリサイクル技術の基礎とその使い方
  開催日時:2021年11月9日(火)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/83044/

〇 葉緑体とミトコンドリアのゲノムを中心としたゲノム編集技術の基礎と応用
  開催日時:2021年11月9日(火)13:30~16:30
  https://cmcre.com/archives/85837/

☆開催予定のウェビナー一覧はこちらから!↓
 https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/

7)関連書籍のご案内
☆発行書籍の一覧はこちらから↓
 https://cmcre.com/archives/category/cmc_all/
以上

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