7月20日(土)21:15頃からBtoBプラットフォームにアクセスできない事象が発生、臨時メンテナンスを実施しましたが復旧がみられず、そのまま定期メンテナンスに移りました。
7月21日(日)5:25頃、定期メンテナンスを終了し、全てのサービスの利用を再開しました。
本件につきまして多大なご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。
最終更新時刻:6時00分

労働力不足対応の鍵となる技術「RFID(電子タグ)」全国導入 - 2024年7月1日(月)から運用開始 - 入庫・出庫の検品・検数作業時間を大幅削減

2024/07/01  株式会社 ダスキン 

2024 年7月 1 日
株式会社ダスキン

入庫・出庫の検品・検数作業時間を大幅削減
労働力不足対応の鍵となる技術「RFID(電子タグ)」全国導入
2024 年 7 月 1 日(月)から運用開始


株式会社ダスキン(本社?大阪府吹田市、社長?大久保 裕行)は、モノや人を識別する自動認識技術である「RFID(電子タグ)<以下、RFID タグ>」を、当社ダストコントロール事業の主力商品である約 2,400万枚の「レンタルマット・モップ」へ取り付ける作業が完了し、2024 年 7 月 1 日(月)より RFID タグの運用を開始いたします。

RFID タグの運用開始に伴い、入庫・出庫の検品・検数作業時間が 80~90%削減されるなど、大幅な負荷軽減が可能となります。さらに、今後は、RFID タグのデータを活用し、在庫管理に活かす仕組みを構築し、スマートファクトリー化を推進いたします。将来的な労働力不足に対応した体制を構築すると共に、より良い職場環境をつくり、誰もが働きやすいサステナブルな企業価値向上を目指します。

RFID タグを取り付けたレンタルマット(左)・モップ(右)

■背景

当社では、「中期経営方針 2022」に基づき、サステナブルな洗浄・物流体制の構築を目指しています。

特に、労働力不足や業務効率化が急務となっており、レンタルマット・モップの入庫・出庫時における検品・検数作業の負荷軽減と業務改善は重要な課題でした。そのため、検品・検数作業やその他の業務改善に効力を発揮でき、今後確実に発生する労働力不足への対応の鍵となる「RFID タグ」を開発。2022 年 11 月よりレンタルマット・モップへの取り付けを進めてまいりました。

■「RFID タグ」について

この度、取り付けた RFID タグは使い捨てではありません。レンタルマット・モップはさまざまなシーンで利用され、また、洗浄と乾燥を繰り返し行う商品のため、高い耐久性が求められましたが、当社規定の洗浄・乾燥テストをクリアして、耐久性を担保できるようになりました。加えて RFID タグが持つ固有の ID 情報により、在庫管理をする作業時間を短縮することも可能となりました。

■「RFID タグ」取り付けによる効果

1.作業時間の削減

入庫・出庫の検品・検数の作業時間が 80~90%削減されることで、従業員の労働負担を大幅に軽減し、効率的な業務運営が可能となります。その他にも在庫管理の精度が上がり、日次棚卸作業が不要になります。

2.検品作業の精度向上

タグに登録されたサイズや種類などの情報を自動的に読み込むことが可能となり、検品作業時のミスが大幅に減少。商品を誤配送する回数の削減にもつながります。

今後、一部作業においては個人の業務経験やスキルに影響されなくなります。初心者にも働きやすい環境をつくることが可能となり、労働力不足の緩和にもつながると考えられます。

■担当者からのコメント

開発担当者?株式会社ダスキン 生産本部 物流部 部長 山城太助

RIFD タグによるシステム運用は更なる効率化や省エネ化を目指すきっかけになります。今後はタグが収集するデータを活用し、製造加工や物流の在庫管理に活かす仕組みを構築するなど、現場作業の精度と効率を高め、持続的な発展を目指します。

運営担当者?株式会社ダスキン 生産本部 運営部 部長 星川洋一郎

労働力不足への対応や職場環境の改善は急務です。多くの方々の協力で、流通しているマットやモップにもこの RFID タグを取り付けることができました。今後は見直しと改善を繰り返しながら、作業負荷軽減で初心者から高齢の方でも働ける環境づくりを進めてまいります。

【参考】

■レンタルマット・モップの洗浄を行う工場「生産事業所」について

生産事業所はフランチャイズ加盟店からレンタルマットやモップを回収し、洗浄・乾燥・仕上げを行い、きれいになった商品を出庫する、循環型レンタルシステムの中心的な役割を担っています。全国に 45 の事業所があり、レンタルマット・モップの年間出庫数は約1億 3,100 万枚となります。

■RFID タグシステム開発史

2019 年 4 月 訪販グループ・生産本部合同プロジェクト発足
2019 年9月 レンタルマット・モップへの「RFID タグ」取り付け開始(沖縄県のみ)
2022 年 9 月 沖縄県での運用テスト開始
2022 年 11 月 全国運用に向けて「RFID タグ」取り付け開始
2024 年 7 月 「RFID タグ」システム全国運用開始

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