株式会社ウインターハート斉藤良男がR32GTRの新車価格やスペックを調査!

2021/05/11  株式会社 ウインターハート 

株式会社ウインターハート斉藤良男がR32GTRの新車価格やスペック・サイズ・重量・生産台数を調査

株式会社ウインターハート斉藤良男がR32GTRの新車価格やスペック・サイズ・重量・生産台数を調査したので、その結果を報告します。

1.R32GTRの新車価格
 445万円

2.R32GTRのスペック
 最高出力  280ps/6800rpm
  最大トルク 36.0kgm/4400rpm

3.R32GTRのサイズ
 全長4545mm
 全幅1755mm
 全高1340mm

4.R32GTRの重量
 1430kg

5.R32GTRの生産台数
 ①標準車  40,390台 
 ②NISMO    560台
 ③Vスペック  1,453台
 ④VスペックⅡ 1,303台
 ⑤N1       228台

6.R32GTRの概要
8代目R32系のスカイラインの開発指揮を執ったのは、櫻井眞一郎さんの1番弟子の伊藤修令さんである。
R32スカイラインは89年5月に登場した。
そのリーダーとして開発され、8月に発売されたのが、型式BNR32を名乗るGTRだ。
それまでスカイラインの硬波モデルは2.0Lの排気量にこだわってきた。
だが、平成のGTRはグループAレースを制するために自慢の直列6気筒エンジンを2568CCまで拡大している。

塔載するのはRB26DETTと名づけられた専用設計の直列6気筒DOHC④バルブエンジンだ。
これに、セラミックタービン採用のツインターボを装着し、最高出力はネット表示で280ps、最大トルクも36.0kgmを発揮する。
トランスミッションは大容量の5MT。
サスペンションは4輪ともマルチリンク/コイル。
駆動方式は電子制御トルクスプリット4WDのアテーサE-TSだ。
トーコントロールのスーパーHICASも装備したから路面に関わらず高いスタビリティー能力を発揮し、雨の日でも速い。

GTRは2ドアクーペをベースにしている。
専用デザインのフロントマスクを採用し、ワイドタイヤを履けるようにフェンダーの幅も広げた。
また、レースを意識してリアに大型のスポイラーを装着している。

90年3月にはレース参戦のためのベース車両「GTRニスモ」を500台のみ限定販売。
93年2月にはプル式のクラッチを採用し、5速MTのシンクロ機構も改良した。
このとき、ブレンボ製ブレーキや225/50R17のハイグリップタイヤなどでスポーツ性能を高めた
「Vスペック」を設定する。
これは94年2月にVスペック2に発展した。
BNR32GTRは大ヒットし、レースでも常勝を誇った。

【執筆者紹介】
株式会社ウインターハート斉藤良男。
最高出力650ps、最高速度330km/hのR33GTRで湾岸最高速をやっていた元走り屋。
走りや時代のエピソードは本人が運営するブログ「新型車・中古車情報館」(下記リンク)参照。

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