手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」2台目の導入
発表日 2024年6月24日(月曜日)
富山県立中央病院では、手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」を1台増設して2台体制とし、7月3日から運用を開始します。
これにより、より多くの患者さんに、多くの診療科で、手術支援ロボットを活用した低侵襲の治療を受けていただくことが可能となります。
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1.ロボットの名称
ダ・ヴィンチ(da Vinci)Xi (米国 インテュイティブ・サージカル社製)
(※)平成28年度に当院に導入した型式と同じもの。
2.ロボットの特徴
- ダヴィンチとは、内視鏡を用いた手術において、医師の手術器具の操作を支援する装置で、高画質な立体視(3D)画像により、鮮明な視野を確保しながら、ロボットアームを操作して正確かつ繊細に手術を行うものです。
- 従来の内視鏡手術に比べて、より微細な画像及び医師の手と同等以上の可動域により柔軟な動きが可能です。
- 開腹しない内視鏡下の手術であり、患者負担が小さく(低侵襲)、早期の退院が期待できます。
その他、ロボットの詳細は当院ホームページをご確認ください。
手術支援ロボット「ダヴィンチ」導入(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
3.当院での運用状況
平成28年9月:ダ・ヴィンチXiを導入。
平成29年1月:初めてのロボット手術を泌尿器科で実施。
以後、産婦人科、外科、呼吸器外科で実施。
令和5年度は当院全体で288件実施しており、累計では1,117件実施。
4.ロボット手術のメリット
患者さんの身体的負担が少ない腹腔鏡下手術の特徴を生かしつつ、ロボットの機能による支援によって、従来は不可能とされていた手術操作が可能となります。
医師はロボットのアームについている鉗子やカメラを遠隔操作して手術を行います。ロボットのみで手術が行われるのではなく、患者さんの側に助手の医師と看護師がついて補助し、協調して手術が行われます。
5.ロボット増設の理由
ロボット手術専用の手術室1室により対応してきましたが、当院の手術件数が大きく増え、患者さんに手術まで長くお待ちいただくこともありました。
ロボット支援手術の効果の高さや利点の多さから、令和6年度診療報酬改定では更に保険適用範囲が拡大されたことから、ロボットを増設するものです。
【参考写真】今回導入した手術支援ロボット「ダ・ヴィンチ Xi」
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