バングラデシュ人民共和国(以下、「バングラデシュ」)は南アジアにある共和制国家で、南はベンガル湾(インド洋の一部)に面しています。国土面積が僅か14万4千k㎡のバングラデシュは大小の河川やカールと呼ばれる水路が網の目のように走っていて、「水の国」と「川の池の国」として知られております。
自然が与えてくれる恵みは多くの河川やカールだけでなく、豊かな日照もその一つです。日照時間は年間2,500時間程度とされ、1日あたりの日射量は平均4~6.5kWh/㎡となるバングラデシュでは、堅調な経済成長に伴い電力不足が課題となっており、政府は再生可能エネルギーの中で太陽光発電を重点施策と位置づけました。