日本日中関係学会主催の第10回宮本賞受賞者発表、受賞論文集刊行決定

2022/01/19  日本僑報社 

1月19日に配信された日本僑報社の公式メールマガジン「」日本僑報電子週」第1493号は、日本日中関係学会主催の第10回宮本賞受賞者を発表したほか、受賞論文集『ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状と展望』の刊行決定も報告した。

日本日中関係学会主催の第10回宮本賞受賞者発表、受賞論文集刊行決定

【日本僑報社発】1月19日に配信された日本僑報社の公式メールマガジン「」日本僑報電子週」第1493号は、日本日中関係学会主催の第10回宮本賞受賞者を発表したほか、受賞論文集『ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状と展望』の刊行決定も報告した。

「宮本賞」は、日中の若者が日本と中国、または東アジアの関係に強い関心を持ち、よりよい関係の構築のために大きな力を発揮していけるように、そのための人材発掘・育成を目的として2012年からスタートした。論文のテーマは日中の政治、経済、文化など幅広い分野を対象としている。

第10回宮本賞(学生懸賞論文)には、日本、中国から合計68本(学部生:43本、院生25本)の応募があり、昨年12月中旬に宮本賞審査委員会を開催し、最優秀賞、優秀賞、特別賞が選ばれた。第8弾『ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状と展望』では、受賞作品12本が全文掲載される。

受賞者名簿と論文タイトルは下記の通りである。

【学部生の部】最優秀賞1本、優秀賞2本、特別賞3本(計6本)

●最優秀賞:郭秋欒(カク・シュウラン)さん、魏文君 (ギ・ブンクン)さん(チーム)南京大学外国語学部日本語学科3年「ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状と展望~日本からの示唆~」

●優秀賞:耿雅凝(コウ・ガギョウ)さん 瀋陽大学外国語学部日本語学科4年「中国の躺平(タンピン)族の社会的分析」

●優秀賞:陳傲(チン・ゴウ)さん   南京大学外国語学部日本語学科3年「ソーシャルメディア時代における日中相互理解増進の試みについての考察~竹内亮監督『私がここに住む理由』を例にして~」

●特別賞:袁藹怡(エン・アイイ)さん 中山大学日本語学科4年「21世紀以後の中国における芥川龍之介文学の翻訳出版」

●特別賞:楊皓然(ヨウ・コウゼン)さん 大連民族大学日本語学部四年生「若者のSNS利用に関する実態調査~中日両国の大学生を対象に~」

●特別賞:胡孟雪(コ・モウセツ)さん 上海外国語大学日本文化と経済学部学部生 4 年生「RCEP下の中日韓自由貿易地域建設の可能性を考える―農産物貿易の視点から」

【大学院生の部】優秀賞3本、特別賞3本(計6本)※最優秀賞は該当なし

●優秀賞:曽小蘭(ソ・ショウラン)さん 東北大学大学院国際文化研究科後期3年「鄭伯奇青年はなぜ『国民文学』を唱えたのか~世界主義と世界人の視点から~」

●優秀賞:楊妍(ヨウ・ケン)さん 東北大学大学院国際文化研究科GSICSフェロー「清末女子学生の日本留学体験 ~近代日本における異文化の融合と衝突~」

●優秀賞:黄嘉欣(コウ・カキン)さん 明治大学大学院経営学研究科博士後期1年「中国河北省普陽鉄鋼におけるアメーバ経営の導入の成功要因」

●特別賞:及川純(オイカワ・ジュン)さん 北京大学燕京学堂修士2年「日本の新聞における『一帯一路』報道 〜朝日・日経・産経三紙の対中報道姿勢の分析〜」

●特別賞:張陽(チョウ・ヨウ)さん 関西大学東アジア文化研究科博士後期3年「『下学邇言』における『神儒折衷』~国学受容と形而上学の欠如~」

●特別賞:楊中奕(ヨウ・チュウエキ)さん 上海外国語大学日本文化経済研究科修士1年「日中比較による競技ダンス界の一考察~現状と発展・プロとアマ・オフラインとオンライン~」

(学校名、学年は各々論文応募時のもの)

なお、受賞論文集『ポストコロナ時代における中国オンラインツアー産業の現状と展望』は、3月下旬に開催予定の第10回宮本賞授賞式並びに若者シンポジウムにあわせて刊行される。

■宮本賞シリーズのご案内・報道特集http://jp.duan.jp/miyamoto.html



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