花粉症対策とつながる、国産材需要拡大を目指す体験型イベント WOOD DESIGN EXPERIENCE~木を使って、暮らしと街と社会を良くする2日間@名古屋~

2024/06/27  一般社団法人 日本ウッドデザイン協会 

少花粉スギと木材の展示空間、木育ワークショップやゴゴスマ人気コメンテーターのトークショーも実施 開催:2024年7月5日(金)・6日(土) 場所:KITTE名古屋1Fアトリウム

一般社団法人日本ウッドデザイン協会(東京都千代田区 会長:隈研吾、以下:JWDA)は、2024年7月5日(金)・6日(土)にKITTE名古屋イベントスペースにて、「WOOD DESIGN EXPERIENCE~木を使って、暮らしと街と社会を良くする2日間@名古屋~」を開催いたします。 本イベントは、JWDAの新たな試みで、6月14日、15日(東京)に続く、名古屋での開催となります。「森の循環・森と街の循環・展示の循環」をコンセプトに、スギ材を中心に木材利用が花粉症対策やカーボンニュートラルへの貢献、SDGsの取り組み、自然災害防止につながることを、多くの方々に「体験」「実感」「共感」していただくことを目的としています。


7月5日(金)には、建築家らをゲストにお招きし、スギ・ヒノキ材の利用可能性の広がりを中心に、木造建築や木質化の最新トレンドや先進的な取り組み事例を語っていただく「設計・建築関係者向けセミナー」、五十嵐公太氏(元JUDY AND MARYドラマー)と★心奏★Rala(ララ)氏 のドラム&バイオリンのユニット「★Ralaのポッケ★」による国産材能登ヒバで作られた楽器を使用した五感を刺激するライブパフォーマンスを実施します。
7月6日(土)には、親子で楽しめるスギ材のカスタネット作り体験「木育ワークショップ」、ワークショップで作った楽器を使ってプロ・ミュージシャンとのセッションのほか、生活シーンの中で木を使うことの楽しさや、木の文化を訪ねる旅の魅力、地域の価値発信と木材の関係などを語るライフスタイルトークショーを実施します。

【WOOD DESIGN EXPERIENCE 実施概要】
■主 催 :  一般社団法人日本ウッドデザイン協会(林野庁補助事業)
■日 時 : 2024年7月5日(金) 10:00~19:30(メディア受付 10:00~)
          7月6日(土) 10:00~18:00(メディア受付 10:00~)
■会 場 : KITTE名古屋1Fアトリウム
■住 所 : 〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番1号
       KITTE名古屋

■当日プログラム:2024年7月5日(金)/開場時間10:00~19:30
           15:30~16:30 設計・建築関連セミナー
           18:00~19:00 国産材楽器ライブ
         2024年7月6日(土)/開場時間10:00~18:00
           13:00~随時実施 木育ワークショップ
           14:30~15:30 木育ワークショップ&ライブセッション
           17:00~18:00 ライフスタイルトークセッション

■アクセス
JR名古屋駅 徒歩約1分
「触れる」「感じる」「体験する」木質空間


スギ材と少花粉スギの苗木に囲まれた展示スペース
本イベント特設の、スギの規格材を使用した「都市のビルに里山がやってくる」がテーマの展示空間です。ブースを緑に彩る植栽は今、話題の「少花粉スギ」の苗木です。空間内にはシーンごとのテーブルやチェア、木製文具や雑貨、おもちゃなどを展示します。スギやヒノキを中心としたデザイン性・機能性に優れた、木材利用の空間を体感していただけます。また、近年、進化を遂げている中大規模の木造建築物の先進例もパネルにて紹介します。(空間デザイン:株式会社日建設計 Nikken Wood Lab 大庭 拓也氏)

サーキュラーデザインを実現する木材展示空間
本イベントは「森の循環・森と街の循環・展示の循環」をコンセプトに、日本各地の地域木材を使用しています。また、レンタル製品を基本とすることでゴミの排出を抑え、展示後は、使用した木材を公共施設等の家具に転用することで、森と街、そして展示の循環へと繋げるサーキュラーデザインを実現します。


デザインと機能性に優れた家具、木製品や木質空間でブースを構成
オフィス、飲食・店舗や子育てのシーンごとに、スギやヒノキ材を始めとした、多様な木質空間をイベントスペース内に再現します。来場者が「触れる」「感じる」「体験する」ことで、スギやヒノキ材、さらに国産材の魅力を身近に感じていただけます。展示作品は木を使って社会課題を解決する顕彰制度「ウッドデザイン賞」の受賞作品を中心に展開します。(以下は展示案)

開催背景


日本は国土面積の約7割が森林である森林大国です。そのうちの約4割が戦後、人の手で植林された人工林で、さらにその約7割が針葉樹であるスギやヒノキです。現在、こうした森林が樹齢が高くなり、本格的な伐採・利用期を迎えています。いま、日本の人工林は「伐って・使って・植えて・育てる」という森林循環のサイクルを回し、健全な森林を維持することが重要です。
一方、スギ花粉症は国民の約4割が罹患(りかん)しているとも言われ、暮らしや経済にも大きな影響を及ぼしています。スギの人工林等は花粉の発生源であることから、今後、花粉の少ないスギ苗木への植替え等を行うことで花粉症を減らしていくことができると言われています。
こうした背景から、スギやヒノキ材を含めた木材の利用を進め、森林資源の豊かな活用と持続可能な未来の実現を目指すイベント「WOOD DESIGN EXPERIENCE~木を使って、暮らしと街と社会を良くする2日間@名古屋~」を6月の東京に引き続き、開催いたします。近年では住宅だけでなく、中大規模の建築物にも木材が使われるようになってきました。オフィスや店舗、子育ての場面でも、デザインに優れ、機能性の高い木の空間やプロダクトが増えています。本イベントを通じて、多くの方々に「体験」「実感」「共感」していただき、木材利用の重要性や活用の可能性、木の魅力を再発見していただき、スギやヒノキ材を始めとした木材利用が進み、花粉の少ない森林への転換が進むことを目指しています。
様々な体験型プログラムを実施



※各プログラムは事前申込制により参加いただけます。事前申し込みフォームおよび、最新情報は公式サイトでご確認ください。
事前申し込みフォーム:https://forms.gle/EB65XPWoJaYh1bP4A
公式サイト:https://www.jwda.or.jp/

※スケジュールやプログラム内容は予告なく変更される場合があります。
7月5日(金)


7月5日(金)
15:30~16:30 

設計・建築関係者向けセミナー
「ここまできた、スギ材活用による建築の木造・木質化のトレンド」

スギ・ヒノキ材の利用可能性の広がりを中心に、木造建築や木質化の最新トレンドや先進的な取り組み事例を語っていただきます。

登壇者:
内海 彩氏(株式会社内海彩・長谷川龍友建築設計事務所)

「下馬の集合住宅」「下川町のトドマツオフィス」「佐川町立黒岩中央保育所」等で数々の賞を受賞。NPO法人team Timberize 理事。高知林業大学校特別教授。

大庭 拓也氏(株式会社日建設計 Nikken Wood Lab)

ウッドスケープアーキテクト。森林(もり)と都市(まち)の新しい関係を見いだす「つな木」プロジェクトを推進中。有明体操競技場、選手村ビレッジプラザ、渋谷区立北谷公園などの木質建築を手掛けた。

大西 功起氏(家具職人、株式会社アーティストリー)

大手家具メーカーから2015年アーティストリー入社。3D木工の普及から戦略コンサル、人材育成、広報などマルチに活動。2021年、サウナプロジェクト「北こぶし知床ホテル&リゾート」を機に木工サウナーとしてサウナ業界でも活動。

7月5日(金)
18:00~19:00
国産材楽器ライブ「GOOD WOOD MUSIC JAPAN」
国産材能登ヒバで作られた楽器を使用した五感を刺激するライブパフォーマンスで、
木材の新たな価値を体感していただけます。

出演:★Ralaのポッケ★(2023年結成のドラム&バイオリンのユニット)

★Ralaのポッケ★メンバー
五十嵐公太氏
(元JUDY AND MARYドラマー、一般社団法人「音楽でニッポンを元気にしようぜ」主宰)
心奏★Rala(ララ)氏
(バイオリン、ボーカル。五十嵐公太とユニット「★Ralaのポッケ★」を結成。)

国産材で作られた楽器も展示
7月6日(土)


7月6日(土)
14:30~15:30 
木育ワークショップ&ライブ
「スギ材のカスタネットづくり× プロミュージシャンとセッションしよう!
お子様が木に触れ、木と遊ぶことができる体験型ワークショップ。スギ材のカスタネットづくりを体験、作品はお持ち帰りいただけます。ワークショップで作ったカスタネットを使って、プロ・ミュージシャンとのセッションも開催。
出演:★Ralaのポッケ★、上村 さや香氏

上村 さや香氏
(2023ミス日本みどりの大使、大学で教鞭をとりながら、能登ヒバを使ったギターで歌うシンガーソングライター)

スギ材のカスタネットづくりを体験
*木育ワークショップは7月6日(土)13時以降、随時実施いたします。

7月6日(土)
17:00~18:00 
ライフスタイルトークショー
「ウッドライフでグッドライフ~木のある暮らしの魅力を語る~」
生活シーンの中で木を使うことの楽しさや、木の文化を訪ねる旅の魅力、地域の価値発信と木材の関係などを語るトークセッションです。TV番組「ゴゴスマ」等で人気のコメンテーターと女性に人気のコスメブランドのプロジェクトプロデューサーによるトークで木の魅力を探ります。

登壇者:
高山 泉氏(コスメティックブランド シロの建築プロジェクトマネージャー、一級建築士)

大阪府生まれ。大学院卒業後、建築や内装の設計事務所で意匠設計やディレクションを担当。2007年アラップ入社。建設関連のプロジェクトマネジメントに従事。2024年独立。

丸田 佳奈氏(産婦人科医、コメンテーター)

大工の曽祖父から続く建築関係の家で育つ。日本大学医学部医学科卒業、2007年度「ミス日本ネイチャー」を受賞。現役の産婦人科医を務めながら、幅広いメディアでのコメンテーターや講演会などで活躍する二児の母。

コーディネーター:
木村 知世子氏(元ニュース・キャスター、日本気象協会勤務、FM パーソナリティ)

主催団体:一般社団法人日本ウッドデザイン協会について

木を活用した社会課題の解決をめざす取り組みを「ウッドデザイン」と定義し、「ウッドデザイン」に関わるあらゆる分野において、調査、研究、開発、事業創造、普及及び啓発することを目的として設立された団体(一般社団法人)です。会員相互の連携並びにあらゆるステークホルダーとの対話及び協力によって、木のある豊かな暮らし、木材利用、森林・林業の成長産業化及び地方創生を推進して、カーボンニュートラルやSDGsへの貢献、持続可能な社会の実現を目指しています。

名 称  一般社団法人 日本ウッドデザイン協会   
英文名 Japan Wood Design Association(略称:JWDA)
設  立 2021年11月18日
所在地  東京都千代田区大手町1丁目2番1号 Otemachi Oneタワー6階
会  長 隈 研吾
会  員 167(企業、団体、自治体等、2024年4月末時点)

https://www.jwda.or.jp/

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https://www.wooddesign.jp/ 


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