日立製作所2018年度4月入社式 社長メッセージ(抜粋)

2018年04月02日  株式会社 日立製作所 

2018年4月2日
株式会社日立製作所
執行役社長兼CEO 東原敏昭

日立製作所2018年度4月入社式 社長メッセージ(抜粋)

皆さん、入社おめでとうございます。日立製作所を代表して皆さんを心から歓迎します。今日から日立製作所の一員として第一歩を踏み出される皆さんに、私から会社として変えてはならないもの、変えるべきものについてのお話をします。

日立の企業理念と日立創業の精神

日立製作所は、1910年に当時36歳だった小平浪平創業社長と、彼の志に共感した数名の若いエンジニアたちによる、いわゆるベンチャー企業として始まりました。彼らは、後に企業理念となる「優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する」という熱い想いのもと、試行錯誤を繰り返し、誠意を持ってお客さまと対話し、常に新しい分野へ挑戦しました。このような歴史の中で、私たち社員に培われたものが、「和」「誠」「開拓者精神」の日立創業の精神です。
仲間と上下の隔てなく自由に議論し、一度結論が出たら全員が一致団結して協力する「和」の心。他者に責任を転嫁せず、常に誠実にことに当たる「誠」の姿勢。そして、失敗を恐れず、困難なことにも進んで挑戦する「開拓者精神」、以上3つで示される日立創業の精神は、日立グループの社員に大切に受け継がれています。これは変えてはならない日立の原点です。
日立は今年で創業108年を迎え、世界でも有数の大きな企業へと成長してきましたが、過去の歴史の中では、何度も大きな困難に見舞われてきました。しかしその度に、社員全員が一丸となって困難に立ち向かい、これを克服して、さらに大きく成長してきました。こうして受け継がれてきた企業理念、日立創業の精神を皆さんにもぜひ理解し、共有してもらいたいと思います。

日立グループがめざす姿

デジタル化が急速に進展し、IoT時代という新たなステージを迎えた現在、変わらぬ企業理念のもと、社会に新たな価値を創出するために、日立は常に変化・進化を続けています。
日立は、創業製品の5馬力モーターの開発以降、100年以上にわたり、社会インフラに関わる運用・制御技術であるOperational Technology(OT)の開発や提供に取り組んできました。また、OTだけでなく、大型コンピュータや通信システムから始まった50年以上のITも有する、世界でも数少ない企業です。私たちは、OTとIT、優れたプロダクト・システムを組み合わせた「社会イノベーション事業」を推進することで、都市化やエネルギー・資源不足、少子高齢化の問題など、世界の国や地域、社会が抱えるさまざまな課題解決に努めています。そして、日立は、鉄道、エネルギー、水、ヘルスケアなど多岐にわたる事業領域で、社会の発展や人々の生活の質(QoL)向上に貢献しています。
社会イノベーション事業の例を一つ申し上げますと、デンマークの首都コペンハーゲンのメトロに関する事業です。日立は、駅に設置したセンサーからプラットフォームの混雑度を可視化し、乗客数を分析、その分析結果に基づき、列車の運行本数を自動で最適化するシステムの導入を図っています。これにより、混雑を緩和し、より快適な移動を提供するとともに、省エネや運行効率の向上も実現することが可能になります。これは車両というプロダクト、列車運行に関するOT、システム構築に関するITという3つの特長を有している日立だからこそ、実現できるものなのです。
日立の一挙手一投足が社会貢献であり、注目を集めています。新入社員の皆さんも主役であり、社会貢献を意識して、これからの業務に励んでいただきたいと思います。
めまぐるしく変化する世界において、新たな価値を創出し、社会に貢献する日立であり続けるために、そして、この先も世界中のお客さまから信頼される企業であるために、日立自身が常に変化・進化することが大事です。ぜひ皆さんにも、その進化の一翼を担ってもらいたいと思います。

一人ひとりに求められること

私たちを取り巻く環境は、デジタル化の進展をはじめ、グローバルに日々変化し、そこで生じる様々な課題も常に変化を続けています。めまぐるしい環境変化にきちんと対応し、お客さまから信頼される企業であり続けるためには、組織として最大限の力を発揮することが重要で、そのためには、社員一人ひとりが絶えず成長を続け、任された仕事に責任をもって、成果を出すことが求められます。
それは、新入社員の皆さんにおいても例外ではなく、皆さんにはぜひ、お客さまの立場で課題を考えることができる"共感力"を磨いてほしいと思います。また、環境が劇的に変わる世の中だからこそ、時代の変化を先取りする柔軟な発想を持ってください。
そのためにも、皆さん一人ひとりが「明確な目標」をもち仕事に取り組み、1年後、3年後、あるいは10年後に、自分がどのような人財になっていたいか、そのために今何をしなければならないかを皆さんが自分自身で考え、実行してください。そして定期的に振り返り、自分の成長したところ、まだ足りないことをしっかりと見極め、それらを次へと成長していくための原動力にしていく、そういった姿勢を持ち続けてもらいたいと思います。
もう一つ重要なことは、皆さんには社会人としての自覚、倫理観を持ってもらいたいということです。私たちは創業当初から、お客さまや世の中に対し、誠実であることを常に心がけ、実行してきました。よき企業市民としてコンプライアンスを遵守し、「損得より善悪」の観点でものごとを判断して行動する、また、過ちがあれば改め、原因を明らかにした上で繰り返さないよう努力を徹底する、これらを常に意識して、日々の業務に取り組んでもらいたいと思います。皆さんもすでに一人ひとりが「日立の代表者」なのです。

日立には、皆さんが思い切りチャレンジできる幅広いフィールドがあります。高い志を持って、おおいに挑戦してください。技術を通じて社会に貢献する日立であるために、また世界中のお客さまから信頼されるイノベーションパートナーとなるために、一緒に挑戦していきましょう。

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