産業用ロボット市場:2020年の市場の収益成長率、下方修正するも2021年にはV字回復予測

2020/09/09  株式会社 グローバルインフォメーション 

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「産業用ロボットの世界市場:2020年」 (Interact Analysis) の販売を9月9日より開始いたしました。

産業用ロボット出荷台数は、2018年半ばから4四半期連続でマイナス成長となりました。2019年末には回復の兆しが現れ、中期的な成長率はプラスに転じました。この好転は、一般的な世界の製造業活動の減速が続いており、機械やオートメーション機器への支出が低調になっているという状況の中で起こりました。

 

2020年には、産業用ロボットへの投資は持ち直し、より力強い成長が見込まれていました。しかしCOVID-19の発生後、その予測は一変します。

 

COVID-19パンデミックは工場や倉庫の自動化率の長期的な上昇につながりますが、最良のシナリオであっても、2022年までに売上高がCOVID以前の予測レートに戻るとは期待できません。

 

2020年の産業用ロボット市場は、全世界で売上高-3.6%、出荷台数-3.7%と、ともに減少しています(COVID以前の予測では、それぞれ4.8%、7.7%のプラス成長となっていました)。2020年に遅れていた自動化計画やプロジェクトをエンドユーザーが進めることで、2021年には強いV字回復が予測されています。最悪のシナリオの場合でもペースが遅くなるものの、2021年からの反発を示唆しています。

 

一方で、協働ロボットは、2020年を通して売上高と出荷台数の両方で2桁の成長率を維持すると予測されています。他のすべてのタイプの産業用ロボットの成長率はマイナスか横ばいです。非製造業環境(物流やサービス業など)での用途は、より大きな打撃を受けますが、回復も早いと推測されます。さらに、多くの協働ロボットメーカーはアジアに集中しており、同地域が他市場の競合他社や顧客よりも危機を乗り切ることが予測されます。

 

地域別見通し

 

欧米の産業用ロボット市場は2020年の第1四半期に急落しました。多くのメーカーが10%以上の減収を発表しました。現地生産が依然として操業停止の影響を大きく受けているため、第2四半期にはこの傾向がさらに深まると予想されています。

 

しかし、日本、中国、台湾を中心としたアジアのロボットメーカーの業績は、3月、4月と予想外に好調でした。一方では、パンデミック関連の需要による予想外の緊急注文とともに、2019年第4四半期の過去の注文をまだ消化しきれていません。アジアのサプライヤーは、欧米のサプライヤーが生産を停止する中、新しい顧客からの受注を受けています。しかし、アジアをはじめとするすべてのサプライヤーは2020年後半の見通しに慎重であり、今年の全体的な成長率については過度に楽観視していません。

 

産業界の見通し

 

自動車業界は大きな打撃を受けています。伝統的な自動車製造業に改善の兆しはなく、生産関連の新規投資の多くは新エネルギー自動車(主にカーエレクトロニクスとリチウムイオン電池の生産)に関連したものです。

 

半導体のようにすでに高度に自動化されている産業は、COVID-19のロックダウンの影響をあまり受けませんでした。したがって、COVID-19は、長期的な労働力不足などの他の要因に加えて、製造企業の間で自動化への関心を高めています。

 

長期的な利益

 

この危機の後、多くの産業界は、重要なコンポーネントをローカルで製造可能にするために、サプライチェーンの再調整を検討することになるでしょう。また、産業用自動化の全体的なレベルを高めることにも目を向けると思われます。産業用ロボット業界はこの傾向から恩恵を受け、長期的にはロボット市場の成長を強力に促進すると思われます。

 

【 当レポートの詳細目次 】

https://www.gii.co.jp/report/inta942680-industrial-robot-market.html

 

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