【南魚沼】感染症情報(第25週)

2024/06/27  新潟県  

【南魚沼】感染症情報(第25週)

印刷 文字を大きくして印刷 ページ番号:0656205 更新日:2024年6月27日更新

南魚沼地域の感染症情報についてお知らせします

南魚沼管内では、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎が国の示す警報基準(定点当たり8)を下回っています。今週で終息基準(定点当たり4)を下回ったため警報解除となりました。

★警報・注意報

警報:大きな流行が発生または継続しつつあると疑われる場合に発令されます。

注意報:今後大きな流行が発生する可能性が高い場合や流行が継続していると疑われる場合に発令されます。

※定点医療機関(定点)

対象となっている感染症について、該当週の患者発生数を保健所に報告いただく医療機関のことです。

南魚沼保健所管内では3医療機関(内インフルエンザ、Covid19のみの定点1)です。

※定点当たり報告数

対象となる感染症について、該当週にすべての定点医療機関から報告があった数を定点医療機関数で割った値(一医療機関当たりの平均報告数)のことです。

【例】1週間に定点医療機関全体からインフルエンザ患者の報告が計9人あった場合、南魚沼管内の定点数は3のため、定点当たり報告数は3になります。

新潟県感染症情報(週報)

【南魚沼地域】今週のトピック

◆新型コロナウイルス感染症の定点あたり報告数は4.67(全県では3.15)と前週の5.00と比較し減少しました。

しかし、南魚沼保健所管内の社会福祉施設及び児童福祉施設で新型コロナウイルス感染症を含む集団発生が報告されていることから、引き続き注意が必要です。

○発熱や咳などの症状がある場合は、外出を控えてください。

○やむを得ず外出される場合には、マスクを着用するとともに、手洗いの励行など基本的な感染対策の徹底をお願いします。

◆南魚沼保健所管内の児童福祉施設で発熱や風邪症状(新型コロナウイルス感染症、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎含む)の集団発生が報告されています。

【A群溶血性レンサ球菌咽頭炎について】

今週の定点あたり報告数は3.50(全県では5.67)と前週の6.00と比べ減少しました。

○症状

38℃以上の発熱、喉の痛みや腫れ、舌の腫れ(いちご舌)等の症状。症状が進行すると、全身に鮮紅色の発疹が拡がる「猩紅熱」に移行する可能性があります。熱は3から5日以内で下がり、1週間程度で症状は改善します。

○潜伏期間

2から5日間

○感染経路

咳やくしゃみ、会話をした際などのしぶきにウイルスが含まれており、それを吸い込むことで感染する「飛沫感染」や机やドアノブ等の環境表面に付着したウイルスが、目や口腔内の粘膜等に触れることで感染する「接触感染」、食品を介して細菌が口に入って感染する「経口感染」があります。

○治療

溶連菌はウイルス性のかぜなどと異なり細菌が原因のため、抗菌薬が有効です。自然治癒することもありますが、重症化や合併症の予防、症状の緩和のために早めに受診することをおすすめします。

なお、抗菌薬が処方された際は、症状が改善しても合併症を防ぐために医師の指示どおりに服用することが大切です。

○予防

有効なワクチンはなく、手洗いや咳エチケット、マスクの着用等の基本的な感染対策が重要です。

適切な抗菌薬内服後24から48時間が経過すれば感染力が消失すると言われています。飛沫や唾液、食品を介した感染があるため、家庭内で食器の共有や食べ残しを食べる等は控えることが予防につながります。

全県で警報・注意報が発令されている感染症

◆咽頭結膜熱の警報を発令しています

〇定点当たりの報告数が全県で2.07と前週の1.71に比べ増加しました。国の示す警報終息基準(定点当たり1)を下回るまで警報を継続します。

〇アルコール消毒が効きにくいため、石けんと流水による手洗い、うがい、咳エチケットといった基本的な感染対策の徹底をお願いします。

◆A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の警報を発令しています

○定点当たりの報告数が全県で5.67と前週の6.25に比べ減少しましたが、国の示す警報終息基準(定点当たり4)を下回るまで、警報を継続します。

◆手足口病の警報を発令します

○定点当たりの報告数が全県で5.25となり国の示す警報基準(定点当たり5)を上回ったため警報が発令されています。国の示す終息基準(定点当たり2)を下回るまで警報を継続します。

○乳幼児を中心に主に夏季に流行します。大人に感染することもあるので、子供に限らず大人も感染予防に心がけてください。

○食事の前、遊んだ後、トイレの後、帰宅後など、普段から石けんと流水による手洗いを行いましょう。

○オムツ等の処理の際は、排泄物が周囲につかないように注意し、処理後はしっかりと手を洗いましょう。

○タオルの共用は避けましょう。

その他の感染症

●ウイルス性肝炎に関する相談

●エイズに関する相談

このページに関するお問い合わせ

南魚沼地域振興局 健康福祉環境部
医薬予防課
〒949-6680 南魚沼市六日町620番地2
Tel:025-772-8142 Fax:025-772-2190 メールでのお問い合わせはこちら

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