山陽小野田市のまちづくりプロジェクトLABVプロジェクトの事業実施ステージへの移行について

2022/08/30  株式会社 山口フィナンシャルグループ 

2022年8月30日
株式会社 山口フィナンシャルグループ
株式会社 山口銀 行
株式会社 Y M F G Z O N Eプラニン グ

山陽小野田市のまちづくりプロジェクト
LABVプロジェクトの事業実施ステージへの移行について


山口フィナンシャルグループ(代表取締役社長CEO 椋梨 敬介)及び、子会社である山口銀行(頭取 曽我 德將)、YMFG ZONEプラニング(代表取締役社長 藏重 嘉伸)は、当グループのパーパス「地域の豊かな未来を共創する」に基づく取り組みの一環として、山陽小野田市にて産官学金が連携して推進する「まちづくりプロジェクト」(以下、「山陽小野田市LABVプロジェクト」と言う。)の主体的関与及び支援を実施してきました。

LABVとは自治体が所有する土地の現物出資と民間事業者等による資金出資をあわせて組成する共同事業体が事業実施を行う官民連携手法です。これまでの事前調査や事業パートナー公募等を経て、国内では初となるLABVを用いたプロジェクトが本格的な事業実施ステージへ移行しましたので、下記のとおりお知らせします。



1.山陽小野田市LABVプロジェクトの取り組み経緯

山陽小野田市が所有する商工センターは老朽化が進み再整備等を検討するにあたり、2019年度に国土交通省「先導的官民連携支援事業(事業手法検討支援型)」の採択を受け、YMFG ZONEプラニングが事前調査を実施し、国内に事例のない官民連携手法であるLABVにより、商工センターの再整備及び周辺の複数事業候補地における連鎖的事業の可能性について、定性・定量の両面から事業実現の可能性があると結論付けました。

その後、山陽小野田市のアドバイザーとしてYMFG ZONEプラニングが支援を継続し、2020年度に民間事業者等の意見等を踏まえた「事業構想」を公表、2021年度に事業パートナーの公募を実施し、2022年度に特定された事業パートナー(全6社から構成されるコンソーシアム)とプロジェクト関係者とが共同開発協定書を締結、共同事業体を設立し、現在に至っています。

<表① プロジェクト関係者及び事業パートナー>

プロジェクト関係者 事業パートナー
山陽小野田市 企業名 主な役割
小野田商工会議所 (株)合人社計画研究所 維持管理、運営、マネジメント
山口東京理科大学 大旗連合建築設計(株) 設計、工事監理
山口銀行 前田建設工業(株)中国支店 建設
長沢建設(株)(※) 建設
富士商グループホールディングス(株)(※)運営
㈲エヌエステクノ(※) 維持管理
(※)山陽小野田市内に本社を構える企業

2.山陽小野田市LABVプロジェクトの概要

山陽小野田市LABVプロジェクトは、商工センター再整備事業と山口銀行小野田支店跡地利活用(以下、「リーディングプロジェクト」と言う。)により新たに商工センター敷地内に整備される新施設(以下、「リーディング施設①」と言う。)へ移転後の山口銀行小野田支店跡地の利活用(以下、「リーディング施設②」と言う。)を優先的に実施し、さらに周辺の複数の事業地において施設整備や利活用を連鎖的に進め、居住・交流人口の増加や活気を生み出すための官民連携によるまちづくりを目指すプロジェクトです。

<図① 事業対象地及び主な機能>

<図② 事業スキーム(イメージ)>

3.今後のスケジュール(予定)

リーディング施設①の整備を優先的に実施し、リーディング施設②、その他連鎖的事業については、今後プロジェクト関係者と事業パートナーとで事業内容等について検討を行いながら実施する方針です。

<表② スケジュール(予定)>

時期 内容
2022年7月~2024年3月 リーディング施設①の整備
2024年4月 リーディング施設①の供用開始(維持管理・運営開始)
2057年3月末 リーディング施設①の事業期間終了

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.ymfg.co.jp/news/assets_news/news_20220830_1.pdf

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