「共創・MaaS実証プロジェクト~共創モデル実証運行事業~」の補助金を活用した実証実験を実施します

2024/09/10  南海電気鉄道 株式会社 

2024年9月10日
河内長野市
南海電気鉄道株式会社
南海バス株式会社

「共創・MaaS実証プロジェクト~共創モデル実証運行事業~」
の補助金を活用した実証実験を実施します


河内長野市(市長:西野 修平)、南海電気鉄道株式会社(代表取締役社長:岡嶋 信行)、南海バス株式会社(取締役社長:鈴木 一明)では、この度、河内長野市内の公共交通網維持を目指し、国の「共創・MaaS実証プロジェクト~共創モデル実証運行事業~」の補助金を活用した実証実験を実施しますので、お知らせします。

1.取組背景・課題

鉄道・バス等の地域公共交通を取り巻く状況は、人口減少やマイカー利用の普及など長期的な需要減に加え、昨今の新型コロナウィルスの影響や燃料費等の高騰、また、バス業界においては「2024年問題」による運転手不足など、厳しい状況に置かれており、全国的に公共交通の維持は喫緊の課題となっております。

河内長野市内においても同様であり、今後、地域の関係者が連携・協働する「共創」により、地域公共交通網を維持し、必要に応じて再構築を進めることで新たな価値を生み出し、持続可能性、利便性、生産性を高める必要があります。

そのため、まずはコロナ禍後の移動需要や利用実態等の情報収集を行い、検討を進めるために実証実験を実施します。

2.事業概要

(1)目的

市内公共交通を有効活用した再編を検討するため、最新の移動需要把握及びデータ収集

(2)実証実験内容

①新規ルートでのコミュニティバスの実証運行
②鉄道・バス共通デジタル乗車券の導入実験

(3)共創スキーム

①実施主体 河内長野市
②共創パートナー 南海電気鉄道株式会社、南海バス株式会社、河内長野市社会福祉協議会、 道の駅奥河内くろまろの郷(一冨士ケータリング株式会社)

3.実証実験内容

(1)コミュニティバス新規ルートの実証運行

①概要 市の新たな賑わい拠点である道の駅や商業地、市役所、鉄道駅、南部団地を結ぶ新ルートでバスの実証運行を実施
②名称 モックルコミュニティバス「地域拠点循環バス」
③期間 令和6年10月1日(火)~11月29日(金)(60日間)
④運賃 大人200円、小人100円(現行モックルコミュニティバスと同額)
⑤運行ルート 三日市町駅前~丘の生活拠点(南花台)~地域活性・交流拠点(道の駅「くろまろの郷」)~商業エリア(上原地
区)~行政拠点(市役所・図書館等)~河内長野駅前
※道の駅「くろまろの郷」へは平日のみ運行
⑥運行数 1日4往復(8便)

(2)鉄道・バス共通デジタル乗車券の導入実験

①概要 河内長野市内の南海電鉄と南海バスが1日乗り放題となるQRコードを活用したデジタル乗車券の実証実験
※鉄道はQRコードを改札機で読み取り、バスは乗務員による目視確認となります
※購入には会員登録が必要です
②名称 「河内長野デジタルきっぷ」
③期間 令和6年10月1日(火)~11月29日(金)(60日間)
※コミュニティバス実証運行と同時期
※チケット販売期間:10月1日午前10時~11月29日午前10時
④運賃 大人700円、小人350円
⑤区間 南海電鉄:河内長野市内の区間(千代田駅~天見駅間)
南海バス:河内長野市内路線(コミュニティバス、地域拠点循環バスを含む)

4.お問い合わせ先

(実証実験全般について)
河内長野市 都市計画課 0721-53-1111(平日9:00~17:30)
プレス記事に関するHP: https://www.city.kawachinagano.lg.jp/soshiki/20/102481.html
(電車・デジタルきっぷのご利用について)
南海電鉄コールセンター 050-3090-2608(8:00~21:00)
(実証運行以外のバスのご利用について)
南海バス 営業部営業課 072-221-0781(平日9:00~17:30)

以上

他の画像

関連業界

情報・通信業界のニュース