【2022年度版】動画制作の発注案件を分析 - 平均予算は126万円

2023/01/30  株式会社 ワンズマインド 

株式会社ワンズマインド(本社:東京都新宿区、代表取締役:尾池 徹哉)は2022年1月1日~2022年11月11日の期間を対象に、自社で運営する比較ビズ(https://www.biz.ne.jp)で発生した「動画制作」案件の発注内容の分析を行いました。対象の案件数は642件となり、発注者が選択した設問項目を元に、調査・分析しております。


■ 発注者の属性と発注予算

発注者の属性と発注予算
発注者の属性は法人が71%、個人が29%となりました。比較ビズ内における動画制作の案件については法人からの発注が多いことがわかります。

平均予算は上記のとおり126万円。内訳をみると11万円~50万円台の案件が39%と最も多く、次に51万円~100万円が18%という結果になっています。

11万円~50万円台の案件を確認すると、事業者や教育機関が発注したPR動画が多いようです。ただ一部には「立体作品をVR動画で紹介したい」といった今どきの案件も。なお、発注属性では約7割が法人でしたが、11万円~50万円台の案件に限っては個人の依頼が多数を占めました。

■ 動画の使用場所

動画の使用場所

上記は動画の使用場所をまとめたグラフです。「動画サイト」と「ホームページ掲載」がそれぞれ23%。次に多いのが「研修・イベント」の16%という結果でした。

案件をみると掲載場所として「動画サイト」と「ホームページ掲載」の2つを設定しているケースが多く、2つの使用場所が同じ23%だったのもこうした理由があるのかもしれません。

次に「研修・イベント」に絞って案件をみると、ほとんどが法人の発注でした。「学会の発表を撮影してほしい」「ウェビナーで使いたい」といった案件もあり、昨今のコロナ禍による在宅勤務や外出自粛もあり、「研修・イベント」の撮影ニーズが増えていることが伺えます。

■ 動画の使用場所ごとの平均予算

動画の使用場所ごとの平均予算
上記は動画の使用場所ごとの平均予算です。最も高額なのはTVCMの352万円、次に研修・イベントの256万円。案件として多かった「動画サイト」は123万円、「ホームページ掲載」は112万でした。

TVCMの費用相場は「アニメーション・既存素材の編集」で100万円~200万円、「無名タレントの起用・社員起用の撮影」で300万円~500万円、「有名タレントの起用・CGの利用」で1000万円以上といわれています。

平均予算が352万円だった点を踏まえると「アニメーションや既存素材の編集、無名タレント・社員起用の撮影」といった案件が多いといえそうです。

■ 動画の本数

動画の本数
発注段階で希望する動画の本数の割合をまとめたのが上記の円グラフです。1本の案件が61%も占めています。1本作成すればホームページや動画サイトなどで使い回すことが可能です。発注者側にそもそも2本以上作るニーズがないのでしょう。

動画の出来栄えは客観的に判断しづらい側面があります。一度に複数の動画を発注するのはリスクがあると考え「まずは1本」と考えて発注しているケースもありそうです。

なお、2本以上の動画制作を希望している案件をみると、研修やeラーニングで用いる動画制作の案件が多い傾向にありました。「業務工程ごとに動画を分けて作りたい」「職種ごとに研修動画を作りたい」と考えて2本以上になるようです。

比較ビズ URL:https://www.biz.ne.jp

■ 株式会社ワンズマインド 会社概要
・所在地:東京都新宿区新宿2-6-4 新宿通東洋ビル6F
・代表者:尾池 徹哉
・設立年:2003年1月
・資本金:40,000,000円(資本剰余金60,000,000円)
・電話番号:03-6278-9292
・URL:https://www.onesmind.co.jp

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