海水の淡水化装置の市場規模、2026年に112億米ドル到達予測

2021/10/25  株式会社 グローバルインフォメーション 

株式会社グローバルインフォメーションは、市場調査レポート「塩水脱塩装置の世界市場 (~2026年):技術 (逆浸透膜・多段フラッシュ蒸留・多重効用蒸留)・用途 (自治体・産業)・製品 (膜・ポンプ・エバポレーター)・地域別」(MarketsandMarkets)の販売を10月22日より開始いたしました。 【 当レポートの詳細目次 】 https://www.gii.co.jp/report/mama1031976-water-desalination-equipment-market-technology.html




海水の淡水化装置の市場規模は、2021年の71億米ドルからCAGR9.5%で成長し、2026年には112億米ドルに達すると予測されています。海水淡水化装置の成長を促進する要因は、世界各地の水不足と淡水源の枯渇、発展途上国の急速な都市化および工業化です。


COVID-19の海水淡水化装置市場への影響

COVID-19パンデミックの発生により、世界各国の政府はウイルスの拡散を防ぐため、ロックダウンの実施を余儀なくさせられ、海水淡水化プラントやシステムの操業にも支障をきたしました。また、世界中のほとんどの自治体で、家庭用水の需要が増加した一方で、工業用水、施設用水、商業用水など非家庭用水の需要が減少しました。パンデミックの間、海水淡水化業界のプレーヤーは、自治体向けの水供給の影響を最小限に抑えるために、オペレーションの継続性を確保することに尽力しました。

ロックダウンの措置による産業活動の停止、労働力不足、物流の停滞などにより、海水淡水化装置の機能にも影響が出ました。さらに、建設段階にある海水淡水化プロジェクトが中断されたため、ポンプ、膜、圧力容器、蒸発器などの受注が減少し、海水淡水化機器プロバイダーの成長を妨げました。

牽引要因:水不足の深刻化と淡水資源の枯渇

水は地球の表面の71%を占めており、飲料や農業に利用できる淡水はわずか3%です。しかし、そのうち2.5%相当は氷山の形で凍結状態にあり、人間が直接消費できる淡水資源は全体の1%に過ぎません。水の節約は、長期的な供給を確保するために重要です。ユニセフによると、世界では約7億8,500万人が飲料水を得ることができず、少なくとも20億人が汚染された飲料水を利用しています。国連によると、水の消費量は1980年代から毎年1%の割合で増加しており、2030年には、世界の人口の約半数が水不足に直面すると予想されています。さらに、急激な人口増加、社会経済の発展、消費パターンの変化などにより、2050年までこの傾向は続くと見られています。世界人口の増加と淡水資源の枯渇により、水の淡水化の必要性が高まり、その結果、海水淡水化装置の需要が高まっています。


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