現実と夢が混在した懐かしさを呼ぶ風景を描く画家・工藤麻紀子。平塚市美術館での個展開催に合わせ、直近10年の制作活動を収めた作品集「空気に生まれかわる」を7月8日(金)に発売開始。

2022/07/07  株式会社 美術出版社 

美術出版社(東京都品川区)は、国内外に多くのファンをもつ画家・工藤麻紀子の作品集「空気に生まれかわる」を7月8日(金)に刊行します。ささいな日常のなかでキラリと光る瞬間、夢と現実がクロスする心の風景を描いた150点を収録。どこか懐かしさを覚えたり、クスッとおかしみを感じる工藤の作品群は少年、少女、動物、植物をモチーフに描かれており、観る者の心にじわじわとしみてきます。工藤本人の執筆による作品解説ライナーノーツも必読。本人のことばを手がかりに作品を読み解いてくと、愛らしくも楽しく奥深い工藤ワールドを深堀りできます。






本書概要

工藤麻紀子は、2002年に女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業し、現在は神奈川県を拠点に活動する画家です。現実と夢が混在した懐かしさを呼ぶ風景画を描き、国内外で多くのファンを持っています。
国内美術館では自身初となる大型個展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」を、平塚市美術館にて7月9日(土)より開催。また同時期に、小山登美夫ギャラリー天王洲の個展でも新作を発表するなど、この夏、じっくり作品を見ておきたい注目の作家のひとりです。

2012年に発売された初の作品集「まわってる」(小山登美夫ギャラリー・刊)から10年。今回刊行する作品集「空気に生まれかわる」では、最新作から制作年をさかのぼり、この10年の作品をペインティングを中心に約150点収録しています。工藤の持ち味である大胆な色使いや構図も、ページを追っていくにつれその変化をたどることができ、彼女の作家としてのさらなる飛躍を記録した一冊とも言えるつくりになっています。
また、工藤本人の執筆による作品解説ライナーノーツは必読です。作品に付けられたタイトルの数々からうかがえる独特のワードセンス、優しさと鋭さに満ちた視点、そしてそこから見えてくる作品世界を堪能できる貴重なテキストとなっています。


中面紹介

大型作品から小品まで約150点を収録。大型作品は大判でもディテールも楽しめるデザイン。工藤本人による解説に目を通しながら、作品を堪能したい。

(C)Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
(C)Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
(C)Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery
(C)Makiko Kudo, Courtesy of Tomio Koyama Gallery



プロフィール

工藤麻紀子(くどう・まきこ)
1978年青森県生まれ。2002年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒業。現在は神奈川を拠点に活動。日常の生活の中で見逃しがちな、なにげない事柄を独特な感受性で受け止め、光と実際に見た風景と人物と感情などが合わさった、現実と心象風景の再構築としての鮮やかな夢のような世界観を描く。体が弱く孤独だった幼少期に置かれた自然環境や動物、小説や漫画、アニメ(特に宮崎駿)、そして後期印象派に影響を受けたマティス、ボナール、ムンクなどに感銘を受けている。自身の作品について本人は「結局は光を描いているのかもしれない」と言う。


書籍情報

「空気に生まれかわる」
発行:カルチュア・コンビニエンス・クラブ
発売:美術出版社
価格:4,500 円+税
発売日:2022年7月8日(金)
仕様:160ページ、 A4 変型
ISBN:978-4-568-10548-3 C0070
ご購入はこちら:https://www.amazon.co.jp/dp/456810548X/


美術出版社

1905年の創業以来、一貫して良質な美術図書の出版を手がける。『カラー版美術史シリーズ』をはじめとする美術・デザイン・建築などの芸術全般にわたる書籍の出版、美術展のカタログ制作、『美術手帖』『ワイナート』などの定期雑誌、「美術検定」事業のほか、アートと人々をつなぐ多彩な事業を行う。
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