ASEAN最大級の工作機械・金属加工関連見本市「METALEX 2022」3年ぶりにジェトロ・パビリオンを設置
2022年11月09日
ジェトロは、タイ・バンコクで開催されるASEAN最大級の工作機械・金属加工関連見本市「METALEX 2022」(会期:11月16日~19日)に3年ぶりにジェトロ・パビリオンを設置します。 生産設備や製造装置、機構部品、検査装置、機械工具などを中心に、10都道府県から18社が、タイをはじめASEAN地域への新規市場開拓と更なる販売の拡大を目指し参加します。
図1:ジェトロ・パビリオンの完成イメージ
図2:METALEX2019出展時の様子
1. コロナ禍を経て商談再開・海外進出の足掛かりへ
3年ぶりのジェトロ・パビリオン設置となります。今回参加する日本企業は総勢18社となっています。4社の初参加企業を除いてすべてがMETALEX参加経験のあるリピーター企業です。新型コロナウイルスが世界的に収束傾向にある今、各社はいち早く対面での対話を復活させ、途絶えてしまった商談の再開、更なる新規案件の獲得を目指します。
2. 継続出展でビジネス巻き返し・タイへの進出本格化
METALEXの対象である工作機械・金属加工関連ビジネスは、取引金額の大きさやユーザーに合わせた仕様提案・カスタマイズの必要性から、取引先との信頼関係を築くことや実物を前にして性能・品質を確認しながら商談を行うことが肝要です。今回参加の日本企業からは、METALEXをコロナ禍でのオンライン商談で難しかった対面での商談を行う絶好の機会と捉え、タイでのビジネス巻き返し・タイへの進出を本格化させたいという声が聞かれています。
株式会社ヨコタコーポレーション(本社:徳島県)は、自動車関連部品(ベアリングレース、自動車部品)および各種FA機械(旋削機、自動車部品の組立・検査など)の開発設計製造を手掛けており、2018年にタイに現地法人を設立、2年足らずで工場稼働まで達成しました。前回2019年にジェトロ・パビリオンに参加し複数商談先を獲得しましたが、直後のコロナ禍で商談が中断。前回に引き続きジェトロ・パビリオンに参加し、現地法人設立後4年のビジネス経験で培ったノウハウを最大限活かし、更なる飛躍を目指します。
株式会社ゲートジャパン(本社:京都府)は、精密金属部品、金型設計・製作、自動機部品・治工具などの製造・販売を手掛けています。2021年にタイに現地法人を設立、今回がジェトロ・パビリオン初参加となります。新型コロナウイルス収束を前に軌道に乗りつつある現地法人にて新規取引先を発掘し、国内外約300カ所の幅広いネットワークを生かしたサービスの提供で、タイへの進出を本格化させます。
また、その他初参加の日本企業の中には、マーケットインの発想で現地仕様を新規開発して臨むなど、今回の出展を足掛かりに海外進出を開始させ円安メリットの最大化を図る例も見られます。
3. タイの製造業が直面する課題解決への貢献
タイ政府は2015年より、20年をかけた長期ビジョンとして、産業高度化、高付加価値化を図るため「タイランド4.0」の実現に取り組んでいます。また、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けタイの製造現場では、人手不足といった課題が顕在化しています。ジェトロ・パビリオンには「自動化」、「生産効率化」、さらには「省エネ」といったタイの製造現場が抱える課題の解決に資する技術・製品を持つ日本企業が出展します。
見本市概要
- 見本市名
- METALEX 2022
- 会期
- 2022年11月16日(水曜)~19日(土曜)4日間 各日 10時00分~18時00分
- 開催地
- タイ・バンコク
- 会場
- Bangkok International Trade and Exhibition Centre(BITEC)
- 主催者
- Reed Tradex Co., Ltd
- 出展者
- 16カ国・地域 970社 ※2019年実績
8か国・地域 290社 ※2020年実績
- 来場者
- 100,475人 ※2019年実績
53,122人 ※2020年実績
ジェトロ・パビリオン概要
- 主催
- ジェトロ
- 会場
- ホール 102
- 規模
- 174㎡
- 出展社数
- 18社
参考資料
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ジェトロ海外市場開拓課(担当:田本、藤原、飯塚)
Tel:03-3582-4631
E-mail:mono@jetro.go.jp