「Weather Data API」にて体感指数データ、人口重み付け気象データの提供開始

2023/04/26  一般財団法人 日本気象協会 

~消費者の購買行動と相関が高いデータをAPIにて提供~

一般財団法人 日本気象協会(本社:東京都豊島区、理事長:長田 太、以下「日本気象協会」)は、高精度な気象データをAPIで提供する「Weather Data API」にて、これまで個別サービスとして提供してきた「体感指数データ」ならびに「人口重み付け気象データ」を、2023年4月26日(水)からAPIで提供開始します。 「体感指数データ」と「人口重み付け気象データ」は高精度な需要予測モデルの開発など企業の各種マーケティング活動などで利用しやすい気象関連データです。APIでの提供は気象データを活用したビジネスを展開している企業にとって導入しやすく、企業活動の高度化やDX化にも貢献します。


◆「体感指数データ」について
 同じ気温でもシーズンの初めと終わりで暑さや寒さの感じ方が異なるように、消費者の行動も異なります。「体感指数データ」はSNSの「暑い」「寒い」といったつぶやきと気象データを分析することで人の体感を数値化した、より消費者の行動に関連の高いデータであり、気温や湿度などの一般的な天気予報を用いるよりもマーケティングや需要予測などの精度を高めることが可能です。

【体感指数データの概要】
・SNSの「暑い」「寒い」といったつぶやきを分析することで人の体感を数値化
・消費者の購買行動により近い指数となっており一般的な気温データよりも商品の売上などと高い相関が得られる





【サービス活用例】
日本気象協会の小売事業者向け商品需要予測サービス「売りドキ!予報」では、「体感指数データ」を用いています(図1)。前日までの気温や天候によって消費者が感じる気温は異なりますが、体感指数を用いることで、より消費者の感覚に合った店舗運営、マーケティング活動に活用いただけます。



図1:「体感指数データ」の活用例「売りドキ!予報」

◆「人口重み付け気象データ」について
人口の多い都市に重み付けをして平均した気象データです。この重み付けをしたデータは全国平均した気象データよりも全国売上との相関が高く、市場の推移と気象の関係をより正確に把握することができます(図2)。





図2:「人口重み付け気象データ」の活用例
全国のアイスクリームの売上金額と週平均気温の推移(2021年7月~8月)単純な全国平均気温と人口重み付け全国平均気温の比較
※インテージSRI+より日本気象協会が解析

【人口重み付け気象データの概要】
・人口の多い地域に重みを付けて平均した値
・人口重み付け平均気温、人口重み付け降水量が取得可能
・全国規模の売上分析に親和性の高いデータ





◆お申込み方法について
日本域の気象データ、体感指数データ、人口重み付け気象データをお申込みご希望の場合は下記窓口からお問い合わせください。なおグローバルデータの場合は下記窓口にてクレジットカード決済でのお申込みが可能です。
Weather Data APIグローバルデータ・クレジットカード決済によるお申込みページ
https://ecologi-jwa.jp/jwa_members/weather_api

●「ウェザーマーケティングプロジェクト」について https://weather-jwa.jp/
日本気象協会では2022年11月から、社会のあらゆるロス(無理や無駄)をなくすことで社会や経済活動の質の向上や人々の生活の質(QOL)を高め、持続可能な社会の実現を目指す「ウェザーマーケティングプロジェクト」を展開しています。今後日本気象協会では「体感指数データ」と「人口重み付け気象データ」を「ウェザーマーケティングプロジェクト」にてビジネスの場面での活用提案を通じ、社会・経済活動のクオリティを高めつつ持続可能な社会の実現を目指していきます。

●Weather Data APIについて https://ecologi-jwa.jp/service/weather_api/
気象データや天気データ(予測・過去実況値)を取得できるAPIです。WEBサイトやアプリへの表示のほか、気象データを使った各種分析や各種予測モデルなど新たなソリューション開発にお使いいただけます。日本だけでなくグローバルデータも取得可能です。時別・日別実況値が取得できる実況値プラン・72時間先予測・10日間先予測が取得できるBasicプランは、月額32,000円からお使いいただけます。

                    

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