株式会社エンビプロ・ホールディングスとの連携協定の締結について

2023/07/07  三井住友信託銀行 株式会社 

2023年7月7日

三井住友信託銀行株式会社

株式会社エンビプロ・ホールディングスとの連携協定の締結について

三井住友信託銀行株式会社(取締役社長:大山 一也、以下「当社」)は、株式会社エンビプロ・ホールディングス(代表取締役社長:佐野 富和、以下「エンビプロ HD」)と、循環経済(以下「サーキュラーエコノミー」社会)の構築を目的とした連携協定(以下「本協定」)を締結いたしましたのでお知らせします。

1.本連携の背景・目的
大量生産・大量消費型の経済社会活動は、大量廃棄型の社会を形成し、天然資源の枯渇のみならず、気候変動、生物多様性の破壊など、さまざまな環境問題にも密接に関係しています。世界全体で廃棄物の増加が深刻化する中、消費しては廃棄するという一方通行型の経済社会活動から、持続可能な形で廃棄物を資源として利用する「サーキュラーエコノミー」への移行を目指すことが世界の潮流となっています。

企業に対しては、製造者責任規制が強化される中、サーキュラーエコノミー構築への社会的な要請も強まっています。また、企業・地方自治体の双方において、2022 年に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」(通称:プラスチック新法)への対応が迫られており、メーカー・小売・回収企業・リサイクル企業など幅広い業種の連携が必要となるほか、製品回収・リサイクルにおいては消費者の協力も必要となります。今回の連携は、企業、地方自治体、そして消費者も巻き込んだ持続的な社会システムへの転換に両社で協力し、貢献することを目的としています。

エンビプロ HD は、資源循環分野のリーディングカンパニーとして、廃棄物や資源物のリユース・リサイクル・リマニュファクチャリングを進めることで、限られた資源の有効活用と廃棄物の削減に取り組むとともに、廃棄物から再生原材料を製造し、新たな価値を世の中に提供しています。

当社は、銀行・信託業務を通じた多様なステークホルダーとの接点や幅広いソリューション提供力を強みとして、お客さまとステークホルダーをつなぎ、企業価値向上に向けたソリューションを提供しています。 本協定により、エンビプロ HD が有するサーキュラーエコノミー構築の実績やノウハウと、当社が有する顧客基盤など、互いの強みを生かし、地域やお客さまのサーキュラーエコノミー構築を支援し、持続可能な社会形成を目指していきます。

2.本協定を通じた取り組み
当社は、廃棄物回収から再資源化に課題を抱える自治体のほか、製造から再資源化・再利用に課題意識を抱える製品メーカー企業の皆さまとエンビプロ HD を繋げ、信託銀行が持つ多様な機能を提供することで、資源回収・再資源化、そのほかサーキュラーエコノミー実現に向けたサポートを実施していきます。

本協定を通じた取り組みにより、両社はこれまでの関係をより一層強化し、持続可能な社会構築に取り組んでいきます。

公式ページ(続き・詳細)はこちら
https://www.smtb.jp/-/media/tb/about/corporate/release/pdf/230707.pdf

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