【神戸メリケンパークオリエンタルホテル】旧「オリエンタルホテル」から継承 平和を護る「鬼瓦」 ホテル正面玄関に復活

2017年12月07日 

 ~ 文化勲章受賞 兵庫県出身の彫刻家 淀井敏夫氏 作 ~

神戸メリケンパークオリエンタルホテル(所在地:兵庫県神戸市中央区/総支配人:荒木潤一)は、阪神淡路大震災を機に、旧「オリエンタルホテル」から受け継いだ“護り神”である「鬼瓦」をホテル正面玄関に設置し、2017年12月7日(木)にお披露目いたします。





■「鬼瓦」の設置経緯
1964年(昭和39年)、日本最古級の西洋式ホテルとされる 旧「オリエンタルホテル」が京町25番地に移転しホテル建物が新築された際、ホテルのアッパーラウンジの壁面に2体の巨大な「鬼瓦」が設置されました。

その後、1995年(平成7年)1月17日 阪神淡路大震災の発生により、旧「オリエンタルホテル」は甚大な被害を受け、惜しまれつつ歴史の幕を下ろすことになり、この「鬼瓦」は その当時ホテルにあった“日本で唯一”ホテルに建つ「公式灯台」、「歌碑」とともに、同年7月に開業が決まっていた「神戸メリケンパークオリエンタルホテル」に受け継ぐことになりました。

灯台と歌碑は、ホテル最上階14階のバルコニーへ、鬼瓦は4階の宴会場フロアの壁面に設置されましたが、2014年6月、宴会場のリニューアルを機に鬼瓦は一旦撤去され、ホテル内の倉庫にて保管をいたしておりました。


■「鬼瓦」詳細




●阿形(あぎょう)

サイズ:高さ 約182cm、幅 約162cm、厚さ 約42cm

特 徴 :太陽を冠する阿形は、やや口を開いた動的な作品。

日輪の中には梵字(ぼんじ)で「東」の文字を造形化しています。




●吽形(うんぎょう)

サイズ:高さ 約185cm、幅 約161cm、厚さ 約41cm

特 徴 :横たわった三日月を冠する吽形は、口をやや閉じた静的な作品。

三日月の上に梵字で「西」の文字を造形化しています。

※梵字とは、仏教、特に空海、最澄が伝来させた密教と密接な結びつきがあり、古代サンスクリット語の基礎にもなっている文字。


<設置場所>
神戸メリケンパークオリエンタルホテル 正面玄関(3階) 住 所 :神戸市中央区波止場場5-6 / 078-325-8111(ホテル代表)
※正面玄関 東側に「阿形」、西側に「吽形」を、北側に向いて配置
※パブリックスペースのため、どなたでもご覧いただけます。


■ 再設置の意図と想い
本来、鬼瓦は屋上や棟の東西両端に北側を向いて配置され魔を除き悪気を払い、平和を護るものとして奈良朝以来盛んになった一種の「魔除(まよけ)」であり、旧「オリエンタルホテル」でも厄除け・良縁を招くものとして設置されておりました。当時設置されていたラウンジでは、お見合いが数多く行われたと言われています。

この素晴らしい由縁をもち、震災を乗り越え継承されてきた鬼瓦を、神戸開港150年を機に、ホテル正面玄関 神戸の街に向いた位置に再設置することで、神戸の平和を護り続けるシンボルとして役立てたい、さらには震災復興の証として震災の年に多くの皆さまの協力を得て開業し、神戸とともに歩んできたホテルとして、受け継がれた文化を継承したいとの思いで、鬼瓦復活プロジェクトを始動。

旧「オリエンタルホテル」から受け継いだ「公式灯台」は神戸の海を護るシンボルとして、この度再設置する「鬼瓦」は神戸の街を護るシンボルとして、旧「オリエンタルホテル」の「護り神」を継承し続けることで、今後も神戸とともに歩むホテルとしてありたいとの想いを込めています。


< 参考資料 >
【オリエンタルホテルの歴史】


神戸港が開港して間もない1870年(明治3年)に誕生。料理の味に定評があり、1889年(明治22年)にラドヤード・キプリング(ジャングル・ブックの著者)が旅行記の中で「オリエンタルホテルでは本物の料理が食べられる。
その味はシンガポールのラッフルズホテルや、香港のビクトリアホテルをも凌ぐ」と記述したほど。また、異国の文化が神戸で花開く時、その中心的役割を果たしたとも言われています。



オリエンタルホテルは何度も移転を繰り返し、1964年(昭和39年)には京町25番地へ移転。その際、第5代社長に就任していた日本郵船の安部正夫氏が、「港街・神戸のシンボルに」と、日本で初めてホテルの敷地内に建つ公式灯台を設置。
ロビーフロアに位置するアッパーラウンジの壁面には、2体の鬼瓦が設置をされた。1995年(平成7年)1月17日に阪神淡路大震災が発生し、ホテルは全壊、営業停止となりました。



【「歌碑」について】
1956年(昭和31年)に昭和天皇がご来神された際、御宿舎である旧「オリエンタルホテル」の屋上から、神戸みなと祭・海上提灯行列の夜景をご覧になられた印象を、翌年(昭和32年)、宮中歌会始の儀に「灯」の御題のもとにお詠みになられたものです。

《 歌の内容 》
「港まつり 光りかがやく夜の舟に こたへてわれも ともしびをふる」


【「神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台」について】


1964年(昭和39年)、海上保安庁から認可を受けて設置された“日本唯一”の灯台。1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災で旧オリエンタルホテルは被災し、休止をやむなくされました。しかし、同年7月に開業が決まっていた神戸メリケンパークオリエンタルホテルへの継承が決定し、灯台は存続することに。
1995年(平成7年)7月7日に行われた点灯式では、午後7時7分に神戸の復興を願う777発の花火があげられ、その日から再び海の安全を見守り続ける灯台として神戸の海を照らし続けています。


神戸メリケンパークオリエンタルホテルは株式会社ホテルマネージメントジャパンのグループ会社です。
http://www.kobe-orientalhotel.co.jp/

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