熊本朝日放送様で、「クラウド営放システム」2023年9月から稼働開始

2023/10/11  株式会社 ユニゾンシステムズ 



株式会社ユニゾンシステムズ(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役:今村勉也 以下「ユニゾンシステムズ」)は、熊本朝日放送株式会社(本社:熊本県熊本市西区、代表取締役社長:竹内圭介 以下、「KAB様」)向けに、編成、営業、CM、放送機能のすべてをクラウド環境下で稼働させる営放システムを導入しました。本システムは2023年9月より稼働し、KAB様によるシステム運用が開始されています。

■営放システムとは
営放システムとは、「営業放送システム」の略称であり、放送局において放送する番組や、コマーシャルメッセージ (CM) などを一元的に管理するシステムです。

■本システム開発の背景
地上波放送局では2003年から2006年頃のデジタル放送開始に伴い、大規模な設備投資によりデジタル本放送を開始しました。

営放システムも、主要基幹システムのひとつとして各放送局へ導入されました。
しかし、導入当時からオンプレミスハードウェア *1を使用しており、これを物理的に維持するうえでの負担が、最近様々な面で大きな課題として認識されていました。

例えば、保守サポートの終了によるハードウェアの更新対応に伴い、放送局では5年から7年毎に大きな設備投資を余儀なくされています。

また、設備投資の費用だけでなく、局内にサーバー、他のハードウェアを保有することに伴う、運用監視管理者の人員確保が必要となり、昨今の人材不足からこちらも課題となっています。

これらの課題を解消するべく、ユニゾンシステムズは、KAB様のご協力を頂きながら企画から実地検証含めて3年ほどの期間をかけ、全機能がクラウド環境化で稼働する営放システムを構築しました。



■今後の展望
今回のKAB様の導入をスタートに、引き続き各ユーザー局様を中心に営放システムのクラウド化を進めつつ、自然災害への対策やクラウド環境での優位性を利用した機能拡張によるサービス向上を行っていきます。

このクラウド営放システムをきっかけに、放送局様の主要基幹システムのクラウド化が加速していくものと確信しており、そのお手伝いをユニゾンシステムズが一緒に担っていきたいと考えています。

*1オンプレミスハードウェア:
プレミス(premises)が店内や屋内という意味があるため、社屋内や建物内に置かれているハードウェアのことを指しています。オンライン上に仮想で作られるクラウドと対比されて使用しています。

■ユニゾンシステムズの取組み
株式会社ユニゾンシステムズは、創業32周年を迎えるITベンダーです。これまで放送局に特化したシステムを開発してきましたが、ここ数年一般企業にも映像を取り扱う機会が増えてきたことから、放送局の映像管理ノウハウを活かした一般企業向けシステムを提供開始しました。映像は事実を映し出すものであり、映像を活用したビジネス分析は、今後も拡張していくと考えられます。ユニゾンシステムズはITによる映像の切り出し、加工技術を通して、映像の企業活用案を提案していきます。
https://www.unixon.co.jp


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